見出し画像

転職大失敗奇譚 ③

わたしはショックを受けていた。
ああ、働くのたのしみにしてたのにな…

入社前と後のこの差は…
このモヤモヤはどうすればいい?!

母に相談した。

労☆基に相談するしかないYO‼️


なんかウキウキしてるな…

こんなチャンスまたとないぞ!
労基と話せるなんて…!と。

確かにそうだ。


ひとまず調べてみた。
フリーダイヤルがあった。
なんか変なこの話を…誰か聞いて…😭
と、仕事の昼休みに会社近くの公共ベンチで
泣きべそかきながら電話した。
休み時間は短いから端的に伝えないと…!🥺

優しそうな女性が電話に出てくださった。
すると、話を聞く担当は昼休みで席を外している。折り返しかけます、と言うが午後は私も仕事なもので電話に出ることが出来ない。
すると
今相談事を聞いて、明日の昼休みに専門担当から電話します!と、言って下ってその日はなんとか頑張れた。

翌日適応障害ぽくなって仕事を休んだ。
欠勤の連絡をすると、総務の方は

え!うちでも出たの?!


まるで宝くじの当選売り場のような反応😇

入社前と後のギャップはままあることだけど、
労働条件が違う、ましてや労働者の時間管理をしていないというのは初めてのことだったので
大変驚いたし、それを こんなもんか〜
とは、思えなかった。
わたしがわがまま?世間知らず?これはギャップに収まる話ではないんじゃないか?と、
ぐねぐね考えていたら…


12時きっかりに電話が鳴った…!

昨日のフリーダイヤルの折り返しだ✨


かくかくしかじか説明して
これは甘んじて受け入れなければならないのか、
おかしいと思うのは間違いか?
聞いてもらった。

すると…
・労働条件通知書と雇用契約書の内容相違は即日退職が認められる。
・みなし残業代および固定残業代が付く場合、その金額に対して何時間の時間外労働に相当すると明記しなければならない。
・労働者の勤怠管理は残業の有無に関わらず管理しなければならないと法令で定められている。

と教えてくださった。
退職するつもりである旨を話すと

退職してからで結構ですのでこういう会社があると労基に報告してください。また、労働局ではもっと詳しく法令について説明してくれるので、そちらにかけてみるのも良いですよ〜!

え???
今話してるのは労基の方じゃないのかい???

どうやら労基だと思って私がかけたところは
県の労働者相談窓口の弁護士さんだったようだ。

ほんと、私はうっかりさんだぜ…

しかし、とても親身に話を聞いてくださってありがたかった。
不安だったから私はとても安心しました🥹

その後、今度は労働局に電話。

そこでは

・労働条件通知書と雇用契約書の内容相違は即日退職が認められる。
→内容相違は労働基準法第15条違反、また雇用期間の定めがない場合(正社員)は退職を申し出て翌日〜2週間で退職出来ることは民法627条で定められている。
・みなし残業代および固定残業代が付く場合、その金額に対して何時間の時間外労働に相当するのか明記しなければならない。
→若者雇用促進法で定められている。
・労働者の勤怠管理は残業の有無に関わらず法令で管理しなければならないと定められている。
→労働安全衛生法第66条8-3

と、先ほどの県の労働者相談窓口で聞いた話を
法令に沿って説明してくれた。すると…

万が一、退職を申し出てすんなり退職させてもらえない場合は私が対応するのでその時はご連絡ください。


…んな!!!
なんて頼もしい…!!!😭
かっちょいい🥹
そしてとても詳しく解説してくれてありがとう!勇気でた!
(また補足で、法令違反している企業の求人は
ハローワークでは受け付けないことになっており、エージェント経由で就活していたとしても
ハローワークの情報も今後は見ておいた方が良い。と、アドバイスされた。ほほう。)


電話で勇気をもらって少し元気が出てきた頃、
その日のうちに台風がくるぞー!ってんで
定期券利用の公共交通機関が始発から止まることが決まり、明日は仕事に行けないことになった。
辞めるって言いに行きたいけど、行けなさそうだな…とひとまず休む連絡をすると。


ど?続けられそ???


(え…電話で伝えて良いスタイル??と、戸惑いつつ)

続けられません。と、素直に答えた。

どうして?と、当たり前に聞かれ
雇用契約書との相違にタイムカードもないことに不信感を抱いていることを伝えた。

そうよね…うちタイムカードないもんね?
でも!ちゃーんと、はみ出た分は払うわよ〜!


ある程度試算は出来るが、そもそも何時間分の固定残業代なのか?
それが不明なのにどうやって時間管理するのか?
各従業員のメモ書きで良いのか?
と、聞いてみた。すると…

それはね!社労士さんに聞けばわかるから!


やっぱりねー!
計算すらしてなかったのかー!


うちは時間管理は各自でお願いしますって常々話してるから…時間管理も査定のうちになるし…
でも!ぽんさんは入ったばかりだから
残業になることもないし、得するはずよ〜!


(うーん、話にならないな。
何時間分の固定残業代か知らないけど、
毎日始業の15分前には出勤しなければならないし、結局定時後も15分ほどは退勤したことないのに…すでに残業発生してると思うけど。
さらに今後昇給したら固定残業代の時間価値は変わって、あっという間にその固定分はみ出るようになるだろうし…
経営者としてしなきゃいけない管理を怠って、従業員に丸投げして査定とか…どゆこと??
私は別に得したくて言ってるわけじゃないんだけど…)


ま、良いわ!辞めるのね!
後のことは任せて!手続きはこっちでするから!


面倒くさくなったらしい。

手続きはこっちでするから!ってなんだ?
そんなこんなで晴れて再び無職。
私は転職エージェントから就職したので
転職エージェントにも連絡した。
今後ミスマッチが起きたらいけないし、(総務の方はエージェントから入社した方は今まですぐ辞めてきた。と発言していたので)こういう会社ですよ。と伝えた。
すると、エージェントも大変困惑していた。
※雇用契約が労働条件と違う場合に求職者が退職した場合、エージェントも成功報酬を企業側に返金するかしないか判断が異なってくるからだそう。

そして、ついに労基に電話してみた。
私の状況をどうにかしてほしいというお願いではないけど、アドバイスされた通りにお伝えした。
すると…

今働いている従業員の方の残業代の未払いはあるかもしれませんね…
36協定の説明や社内に証書の掲示などはなかったですか?


出た! 36協定…!
聞いたことあるぞ!

全ての企業は、従業員に「時間外労働」や「休日出勤」の必要がある場合、必ず36協定の届出を出さなければいけません。 時間外労働に当てはまるのは、労働基準法に定められている「1日8時間」または「1週40時間」を超過した場合です。

jinjerBlog

残業が発生する。とわかった時点で
企業は労働基準監督署に36協定の届出しなければならない。しかも、これは毎年更新なのである。

わたしも二日目から36協定の証書の掲示がないか社内を探した。
掲示がなければ、従業員ならいつでも誰でも見れるところに置くなり、社内規定に盛り込まなければいけない。それも説明しておかなければならない。

社内規定はありがたいフィロソフィーだけ。
つまりない!

36協定の届出もせず、固定残業代を支払っていることもまた法令違反である。

長年、ゆるゆるの会社ぽいことをしてきただけの会社ということがわかった。
労基も人手不足だそうで、今すぐ動けないとのことだったが、記録には取っておくとのこと。
私も別にどうにかしてほしいわけでもないので構わなかった。

よーし、これで終わったぞ!✨😭
市役所に行って国保や年金の手続きして〜ハローワーク行って〜ちょっと忙しいぞ〜✨🥹

心晴れやかに手続きに行くと、
市役所の担当は私の社会保険の手続きが完了したのか否かでわちゃわちゃし始めた😱

手元に会社の保険証も届いてないし、
万が一届いても返送して。とも言われてないし…
入社時に渡した離職票とか諸々制服返却した時に一式返してくれたよ??
手続きしてないんじゃない??
え?手続き途中でキャンセルとか出来る?してくれたのかな??と、どきどきした。
結果その日のうちに市役所で保険証は貰えたのだが後日、社会保険事務所に電話をし確認してもらったところ「当該企業にあなたの名前はありません。」と言われた。
会社は手続きしていないのか、手続き途中なのかどうかは、会社に問い合わせないとわからないとのこと。

ちっ…!!!まーた連絡取らなきゃなのぉ?!?!?!


仕方がないので聞いた。


出勤日数が少なかったので手続きしていません。

なんだ〜✨よかった〜✨


結果よかったんだけど、入社5日以内に届出手続きするって決まってるって聞いたよ!!!
まったく!どこまでもゆるゆるだな!

電話で退職受理しちゃうとか
一定日数経過しないと保険や年金の手続きしないとか…きっとこの会社は辞められ慣れすぎてるんだろうな…と、複雑な気持ちになった。

知らないが故に法令違反してしまうのは
わたしは仕方ないとは思わない。
経営者であるならば、そこは知っておかねばならないだろう。
社労士まで雇っているならば、適当に仕事されていることを怒った方が良い。
無知は怖い。ましてや、人を雇い使う側ならば
常に情報を更新して頭に入れておかねばならないと思う。
それは会社と従業員、果ては自らを守るために。

法治国家であることを忘れてはならない。
うちはこんなやり方で…なんて今の時代通用しない。それがたとえどんなに効率が良くても、どんなに素晴らしい人々が集まった会社であっても法律に則った上で運用しなくては。

われわれは法律を守ったうえでの生活しか出来ないのだ。

フィロソフィーも勉強しなきゃなんだろうけど、
まずは労働基準法から知ってほしい。
どんなに真面目に生きてても、知らないうちに約束を破ってしまうことがある。それがどれだけ恐ろしいことかと思い知った出来事だった。

知らなかったことを知るたびにいつもこう思う。

どうして生きる上でとっても大切なこと(法律)を社会に出るまでに教えてくれないのかなー!


私はむちゅめが社会に出るまでに
逞しく生き抜く術を伝えることが出来るのか。
悪い風習や時代遅れなことは今のうちに置いて行って、むちゅめや子供たちが安心して働ける未来になってほしいよね。


長々とお読み頂きありがとうございました。


転職大失敗奇譚 完 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?