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神秘探究-量子とは「情報」であり、この世界は「数学⇄哲学」でできている?を考察

人間は古代から、宇宙はどのように始まったのか、宇宙はどのようにしてできているのか、その中で私たちの存在というのはどのような意味があるのか、ということを問い続けてきました。

そして人間の素朴な疑問に端を発し、科学者あるいは哲学者が(近代以前は両方に区別はない)洞察と思考を巡らせて、その真理を追究しようとしてきました。

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哲学は人類が2500年以上にわたってつくりあげてきた“知の結晶”です。私たちが「科学」と呼んでいる学問は、かつて「哲学」に含まれていました。今では宇宙の謎を科学の方法で解明することができるようになり、

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現在の宇宙観測によって説明できる物質は宇宙全体のほんの5%しかないと考えられています。残りの27%は「ダークマター」、宇宙の7割近くは「ダークエネルギー」、でできているとされ、観測できていない領域を知るためには、より根源的な理論が必要になると考えられています。

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最先端の量子力学では、物質を構成している量子とは「情報」であることがわかっていて、すべてが数学の理論によって裏付けられています。

最近の物理学では宇宙やミクロの世界など操作や実験が行えない研究対象を扱うため、数理モデルを作ってシミュレーションによって検証や分析を行うコンピュータ利用法を身につけることも大切な学習ですが、

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この世界が仮想現実かもしれない、コンピューターがつくり出したシュミレーションの世界なのかもしれないということについては、


オックスフォード大学の哲学者「ニック・ボストロム」博士やコロンビア大学の天文学者「デビット・キッピング」博士など世界各地の研究者が研究の対象としています。

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現在インターネット上にあるシュミレーション仮説による説明は「ロジック」に基づいたものが少なく、拡大解釈や間違った内容のものが多く含まれています。

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そのためシュミレーション仮説がどんどん都市伝説のように聞こえてきてしまっている現状があります。この世界が実体がない仮想現実かもしれないと考えられる理由はいくつかあります。

その一つにすべての物質は原子でできていて原子の中心には原子核があります。原子は原子核を除いた99.9%が空洞であり、スカスカであるということです。

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原子核は「陽子」と「中性子」で構成されており、1964年「陽子」や「中性子」を構成する「クォーク」という「素粒子」の存在が予言されていて、

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「陽子」と「中性子」は、それぞれ3つのクォークと呼ばれる「素粒子」から成り立っていることがわかっています。

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つまり、原子は電子(e)と陽子、中性子の3つからできており、陽子と中性子はさらに小さなアップクォーク(u)とダウンクォー ク(d)でできていて、この (e)、(u)、(d)が、私たちの体をつくる素粒子です。

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私たちの目からは物質が存在するように見えますが、実際にはすべてが素粒子で
混じり合っていて区切りがありません。それを「すべてはひとつ」「ワンネス」と呼んでいます。

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誰もが物質というものがあるように思い込んでいると思いますが、本当はほとんど何もない空洞であり、実体がないものです。

そして、私たちが最も必要としているのは、財政的(物質)な安定だけではなく「心」の安定です。

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少し古風に言えば「安心立命」のことですが、「安心立命」とは儒教でいう語で、どのような場合でも自分の力を精いっぱい尽くして天命を待ち、何事にも心を乱さず身を安らかに保つ様子のことを言います。


安心立命の答えは自分自身の中にあり、それが「無意識」の力です。

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無意識は内なる宇宙といってもよいほど広がりを持っています。進化し続ける天文学や宇宙工学のおかげで私たちは少しずつ地球外に広がる宇宙に関する知識を獲得しつつあります。

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しかし自分の意識の最奥にある「無意識」という宇宙については、無知のままでいます。近代新流学では「ジグムント・フロイト」が無意識の存在を発見したことに
なっていますが、

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古代に遡れば遡るほど人間は動物のように本能的な生命力に溢れ、「無意識」の力を中心軸に捉えた生き方をしていたと思われます。


ユング心理学はこの無意識の多重構造を明らかにしようとしました。自我意識の下にある「個人的無意識」と「普遍的無意識」の二層構造の無意識があるという考え方です。

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ユングは無意識を人間の心の本性に関わる最も根源的なものであると理解したようです。そして普遍的無意識には個人レベルを超えた人類の過去の記憶が残り、それが「心的エネルギー」として私たちの意識に影響を及ぼしているという考え方です。

自我意識(ポジティブ)の判断力だけで生きようとしても必ず無視した記憶が現実に蘇ってくるというものです。


私たちの本性というのはただ「自分を知りたい」というエネルギーでそれに向かっていてそれ以外には向かっていません。

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そして自然界の最小単位であり、あるとあらゆるものをなす”素粒子”は完全に数学的現象で、数学的性質以外のものを持つことが許されていません。

宇宙のすべてのものも波動からできていて、その周波数は数字で表現されていることからも宇宙は「数学の世界(哲学)」だと言われています。


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精神的、物質的に生じたものがマインドであり、根源的エネルギー(数学的マインド)です。物質的とは数学的マインドや精神性を内包し、精神的とは物質性や数学的マインドを内包するというように相互に内包し合って厳密に区別できるものではないということのようです。


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