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2019年10月の記事一覧

重馬場適性の数値化を目指してみる 母父編

これは以前の記事 重馬場適性の数値化を目指してみる の追記記事となっております。前記事での記載を前提として書いており、この記事だけでは意味がわからないと思われますので、ぜひそちらからご覧になることをお勧めします。

最初の記事では種牡馬毎の適性について調査していましたが、今回は母父で同様の処理を行うとどうなるか?というものです。計算式などは全て省略します。

まずは芝のものを。父の時と同じく上位

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重馬場適性の数値化を目指してみる 運用編

これは以前の記事 重馬場適性の数値化を目指してみる の追記記事となっております。この記事だけでは意味がわからないと思われますので、ぜひそちらからご覧になることをお勧めします。

前回の記事にて、
「で、これを使うとして、どこで使うべきか?ということになりますが、2歳戦のように、それぞれの馬のデータが少ないときに参考にしてみるのが良いのではないかと思われます。古馬戦だと、このような包括的なデータよ

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重馬場適性の数値化を目指してみる

netkeiba.comのデータベースを何となしに見ていると、面白そうな項が見つかりました。それは産駒一覧の「コース・馬場別」の部分。

データの元になる部分自体は、別にここからいつでも見ることができます。
これを使えば、種牡馬毎の重馬場適性を測れるのはなかろうか?と思いつきました。もしかしたら他にやってる方はいるかもしれませんし、私が思いつくぐらいだから誰かやってるだろうというのはありますが、や

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2019秋華賞

桜花賞馬もオークス馬もいない秋華賞。
いないとはいえ、上記の2頭も3歳牝馬路線的にはぽっと出だったことを考えると、いないこと自体は路線には影響を与えてはいないとも言えます。
で、トライアルで上がり馬の台頭が少なかったこともあり、既存勢力の上位をそのままで良さそうだろうと考えています。
その中でもダノンファンタジーとクロノジェネシスは安定して走っているので、この2頭は中心視して良さそうですね。
逆に

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2019凱旋門賞回顧的なお話

日本馬が無残に敗れた理由とか、Enableの3連覇が成らなかった理由とかをちょっと考察できれば。
あ、今回は日本馬以外の表記はアルファベットでします。発音の問題とか面倒なので。

最初に提示した順番とは異なりますが、Enableの敗因から。
これは恐らくハイペースに尽きるでしょう。
まずは凱旋門賞のペースを把握しましょうか。1400通過が1.27.79、1800通過は1.52.59のようです(レー

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短距離偏重時代

私が競馬を知るはるか昔、グレード制導入前の競馬は、長距離偏重と言われていたそうです。

天皇賞や有馬記念などといった格のある、高額賞金レースは尽く長距離にカテゴライズされる距離で、当時の短距離馬は、無理矢理にでも長めのレースに出るしか無かった、という時代でした。
ですが、長距離戦は賞金こそ高いもののレース数が少なく、メンテナンスも大変(ここは今も一緒ですが)。に対して短距離戦は、賞金こそ高くはない

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