重馬場適性の数値化を目指してみる 母父編

これは以前の記事 重馬場適性の数値化を目指してみる の追記記事となっております。前記事での記載を前提として書いており、この記事だけでは意味がわからないと思われますので、ぜひそちらからご覧になることをお勧めします。

最初の記事では種牡馬毎の適性について調査していましたが、今回は母父で同様の処理を行うとどうなるか?というものです。計算式などは全て省略します。

母父芝の数値

まずは芝のものを。父の時と同じく上位20頭を対象としています。
誰の目にも良いのはジャングルポケット、部分的に悪い部分はあったりするもののアグネスタキオン、ネオユニヴァース、シングスピールは良いと見てよさそうでしょう。
芝の重馬場でジャングルポケットを見かけたら買いと言って良いでしょう。それぐらい図抜けた数値になっています。
アグネスタキオン、ネオユニヴァースはかなりいるので狙いをつけやすいかもしれません。シングスピールは現状そんなにいないですし、今後然程増えてくるということも無いですが、少し狙ってみたい存在です。
逆に、明らかに悪いのはタイキシャトル。全部赤数値も何頭かいますが、その中でもStorm Catとアグネスデジタルが良くないと言えるでしょうか。
こういう血統の話は買い材料にはしても消し材料にはするな、というのが持論ではありますが、このような理論を掲げている以上、しばらくはほんの少し嫌ってみないといけないかもしれません。

母父ダートの数値

続いてダートの方も見てみましょう。
こちらで良いのはキングカメハメハ、アグネスデジタルの2頭。ディープインパクトもなかなかのものです。
父の時に続いて母父でもダートはキングカメハメハは強いようです。”ダート重馬場はキンカメ系”というのは格言にしてみても良いかもしれません。
逆に極端にダメというのは……特にいなさそうです。強いて論うのであればStorm Catとジャングルポケットでしょうか。芝もあまり良くなかったStorm Catはともかく、芝では黙って買いレベルだったジャングルポケットがダートだと悪い方に入るのは意外です。簡単に重馬場で買いとか消しとか見てはいけないということを考えさせてくれます。


ここまでのまとめ
・ダート重馬場はとりあえずキンカメ
・同じ重馬場でも芝とダートでガラっと変わることがある