誰よりも君が好き 〜日本語ってむずいな〜
気をつけていても、意味が複数できてしまう「復文」ああ難しい。
そもそも曖昧なんだから、短い文章であればあるほど、あんまりカリカリしないことよって話。
まずは例文から
「誰よりも君が好き」
これ2つの解釈ができることにお気づきでしょうか。
シチュエーションとして男性が女性にこれを伝えたとしましょう。
そうすると‥
どの女性よりもあなたが好き
他のどの男性よりもあなたのことが好き
前者は一途にその女性のことが好きだけど、後者はあくまで他の男性よりは好きではあるが、もっと好きな女性がいるかもしれない。恐ろしや。恐ろしや。
もう一つ。
社長の姉がモデルをしています
これもさらっと読んだらなんてことないけど‥
社長さんのお姉さんがモデルをしている
社長である姉がモデルをしている
ここだけ読むと社長がどっちか分からない。
どうでもいいけど、社長しながらモデルとか今時っぽい。会社のホームページに大きく映っていそう。そう思うとAPAホテルの社長様はなかなかのインパクトである。
空気読んでよー
もちろん今のは前後の文脈がないから‥っていうのは、
書いてる側の言い分だったりすることも多い。
しかし、よーく目を凝らして頭を柔らかくして身の回りの文章を読んでみると意外とこんなふうにそこだけ切り取ったら意味が複数ある文章って多い。
まして、文字数や画面の大きさが限られたSNSなんてこんなのばっかり。
書いている側の都合と
読んでいる側の都合 で伝わり方が決まる。
これを伝えたくて。
読み手に託すか書き手が責任を取るか
読み物や音楽の歌詞なんかは解釈がいくつあってもいい。
読み手(聞き手)にとっていちばん心地よい解釈があればいい。
しかしながら、日常のコミュニケーションやSNSで短文でサッと伝えることが主流の中、正しく伝える ってことがいかに難しいかを考えさせられる。
っていうか考えてもしょうがない部分もある。
こっちが思った通りのリアクションが来ないこともある。
むしろそれぐらいの気持ちでいた方が気が楽。
もしかしたら、パッと見イラっとする文章も前後があればなんてことは無い話だったりすることも。
発信が溢れかえる世の中で、せめて読み手はわざわざイライラするような受け取り方はしないほうが日々楽に過ごせるのでは。
心の余裕は日々自分で作るものです。
今日はこんなところで。
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