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【先輩インタビュー/半導体(装置メーカー)×フィールドエンジニア】元自動車整備士が語る「同じエンジニアをやるならマイスターが良い」理由。

日本各所に事業所を持ち、幅広いエリアで、幅広い業界の企業を支えるマイスターエンジニアリング。今回は、中途入社後半導体製造装置メーカーの熊本事業所に配属となったSさんに「前職と比較した今の仕事の良いところ」についてお話を聞きました。

Sさん / 半導体(装置メーカー)×フィールドエンジニア

前職では熊本の大手自動車販売企業でエンジニア(自動車整備士)として活躍。その後、一度は家庭の都合により家業の林業を手伝うが、マイスターエンジニアリングで半導体分野におけるエンジニアのキャリアを再出発させる。

エンジニアとしての感覚を養った自動車整備士時代

ーーそれでは、簡単に自己紹介をお願いします。

Sと申します。現在27歳です。自動車の専門学校に入学してから前職の大手自動車販売企業にて、自動車整備士として5年間ほど働いていました。ただ、実家の林業が人手不足になり、前職を退職して1年ほど家業を手伝うことにしました。その後、転職して現在は半導体製造装置のフィールドエンジニアとして働いています。

ーー自動車の専門学校に入学された理由は?

元々趣味だったバイクにどんどんのめり込み、自分でも触ってみたいと思うようになったんです。しかし、バイク関連の仕事では生活が難しいと周りに止められ、自動車整備士の道を選びました。実際に勉強を進めるうちに車の分野も面白くなり、車のことも好きになっていきましたね。

ーー車のどのような点にワクワクしましたか?

男の子あるあるだと思うんですけど、機械を触って中身を理解することが面白かったです。エンジンがどう動くのか、エンジンが作った力をどう車輪に伝えているのかなど、知れば知るほど感心することが多く、どんどんハマっていきました。「これを作った過去の人は天才だな」と思うことが何度もありましたね(笑)。

ーー元々ものづくりが好きだったんでしょうか?

そうですね。小さい頃から某ロボットアニメのプラモデルを作るのが好きで、手先を動かして何かを作るのが得意でした。今思うと当社で働く同世代や先輩達も、子どもの頃にプラモデルをやってた人が多いように思います。

ーーそこから、1社目の会社に就職されたと。

1社目は、熊本県の大手自動車販売企業でした。他にもいくつか同じような会社は見ていたのですが、その会社の採用担当と直接話す機会が多く、自分を高く評価してくれていると感じたのが一番の理由です。熊本を選んだのは、地元で働きたかったからですね。

ーー前職ではどのようなお仕事をされていましたか?

まずは一般的な車検や法定点検を行っていました。最終的にはエンジンのオーバーホールなど、難しい作業も行えるようになり、接客やお客様とのコミュニケーションも担当していました。
エンジンのオーバーホールとは、車からエンジンを取り外し、エンジンを一つ一つ分解して中を綺麗にしたり、故障箇所を診断します。一週間から二週間かけてエンジンに向かって作業することが多いです。いわゆる、「自動車整備士の花形」的なポジションにはいたと思います。

ーーそのお仕事にはやりがいや楽しみはあったんでしょうか。

車の構造を知っていく面白さや、お客様と話す機会が多く、整備内容をわかりやすく伝えることがやりがいになりました。詳しく無い人に説明するのって難しいんですけど、うまく伝えられてお客様に感謝されると、きつい作業でも報われた気持ちになります。

ーー仕事を通してどのようなスキルが身につきましたか?

 一番大きな学びは、エンジニアとしての心得や感覚、考え方を養えたことです。工具を扱う力加減や機械の限界を知ることができました。この感覚を得られたことは、エンジニアとして大きな収穫です。これは業種に限らず、一貫した心得になると思います。

工具を扱う仕事に誇りを持ち、人一倍感覚を鋭く持つことを大事にできるようなエンジニアになれたかと感じています。

ーーお話を聞いてる限り充実したキャリアのように思いますが、家業をお手伝いされる決断には葛藤もありましたか?

そうですね、辞めるかどうかは非常に迷いました。ただ、将来を考え、収入をもっと上げてキャリアアップしたいと考え、辞めることを決断しました。入社してから早い段階でかなりの資格を取り、自分なりに成長したつもりでしたが、会社からの評価が上がらなかったという不満はあったんです。もちろん、最終的には実家を助けたいという想いが大きな理由です。

全ての条件が合致し、安心してマイスターエンジニアリングに転職。

ーー転職をされる際に、自動車ではなく半導体業界を選ばれた理由はなんでしょうか?

家業が落ち着いてきた頃に、熊本に中国系世界最大の半導体受託製造企業の工場ができて、大々的に採用活動をしていたんです。当時、コロナ禍での半導体不足が深刻で、ニュースで「半導体」という単語を聞かない日はなく、半導体に対する興味が高まったことも理由です。その工場が地元でもそれなりに話題にもなっていまして、もしダメだったらまた車の整備士に戻ればいいか、という軽い気持ちで半導体業界に挑戦しました。

ーーそちらの中国系企業にご入社されたかったのでは?

気になる会社ではあったので、実は面接にはお伺いしました。しかし、色々お話させていただきましたが、待遇や働き方の観点から、私が理想としていた環境とは少し異なっていたため、選考を辞退させていただきました。特に、地元から離れる可能性もあったので、そこはとても悩ましいポイントでしたね。

ーー熊本で働きたい理由があったんですね。

実はこの時結婚を控えていまして、熊本で働けることが最低条件でした。また、前職で感じていた評価制度への不信も払拭できる企業が良かったです。

ーーマイスターエンジニアリングを選ばれた理由もそこにありますか?

そうですね。熊本で働けること、半導体に携われること、評価制度が明確であること、また、基本的には平日の日勤のみで、土日祝はお休みという形も嬉しかったです。結婚してからも長い目線で働いていくイメージができたので、安心して転職できました。

ーーそれでは、現在のお仕事内容について教えてください。

半導体製造装置メーカーの工場で半導体を作るための装置の搬入や立ち上げ、装置を稼働できる状態に調整する業務を行っています。加えて、デバイスメーカー(半導体製造装置を用いて半導体デバイスを生産するメーカー)に装置を引き渡した後のメンテナンスや故障時の対応も担当しています。

実はそのデバイスメーカーというのが先ほどお話しした中国系の企業で、その企業をお客様とし、働いています。

そのメーカーは、日本国内でも半導体製造に強く、国内外に製品を出荷しています。アメリカや韓国など、グローバルに展開している企業です。
そういった企業とのお仕事なので刺激も多く、自分の知らない分野での勉強が多く大変な面もありますが、知れば知るほど面白さを感じています。また、これまで培ってきた経験や感覚を活かすこともできて、日々新しいことを学ぶことで成長を感じています。

ちなみに同じ事務所に同僚は8人いて、コミュニケーションを取る頻度も多いですね。同世代も多いですし、遊びに行ったりご飯に行くことも多いです。最近はメンバー同士でボルダリングに行ったり、福利厚生で使えるジムに行ったりしています。

より「半導体(装置メーカー)×フィールドエンジニア」の業務内容や働き方を詳しく紹介している記事もご確認ください。

ーー前職と比較した、仕事のやりがいや面白みについてお話しください。

前職と扱う機械は異なりますが、「工具を持って手を動かす」という意味では、それぞれに面白さがあるように思います。特に半導体製造装置については、やはりここが時代の最先端、この装置が順調に動くことによって、世界で様々なテクノロジーが生まれているというやりがいを感じられますね。

また、機械の視点から見た 一番の違いは、「車」は動くことを想定した作りですが、現在扱っている「装置」は物を作る機械で、設置した場所から動くことはありません。これは説明が難しいですが、「装置」の方がより複雑で精密な作業が多くなっています。

精密な作業や高価な部品を扱うことが多く、一つの失敗で億単位のマイナスに繋がるようなこともあるので、失敗が許されないプレッシャーがありますが、その中でエンジニアとしてのレベルが上がっていることを日々実感できることは、やりがいになっています。

未経験の業界で始まる、希望だらけの新生活

ーー入社後の流れについて教えてください。

実はマイスターエンジニアリングを選んだきっかけの一つに、未経験でも研修がしっかりしているという説明があったことがあります。実際に入ってみるとその通りで、エンジニアとしての経験はあるものの、半導体業界は未経験だったこともあり少し不安はあったのですが、座学や実技の研修がしっかりしていて安心しました。半導体の基礎知識や装置の扱い方など、細かく教えてもらえて、マイスターで受けた研修が今となっても非常に役立っています。

私の受けた研修の一例は以下の通りです!

■機械基礎
■電気基礎
■ハードシーケンス組み立て
■工具使用実習
■半導体の定義・動作・製造プロセス
■産業用ロボット特別教育
など

▼詳しい研修内容は以下のリンクからもご確認ください!

ーー実際の働き方についてはいかがでしょうか。

転勤がない点は非常にありがたいですし、夜勤がないことや日勤でしっかり休みが取れる点も働きやすいです。また、福利厚生も充実していて、家賃補助やジム利用料が実質0円などがあり、同僚もそれを活用しています。チームの雰囲気も良く、皆で楽しく働けています。

ーー今後のキャリアについてはどのようにお考えですか。

まずはエンジニアとしての腕を磨いていきたいです。まだ装置についてわからないことが多いので、しっかりと知識を身につけ、実績を積んでいきたいと思います。将来的には後輩の育成や同僚のまとめ役としても活躍できるようになりたいですが、今は目の前のことに集中して、「わからないことがないエンジニア」を目指しています。後輩が質問に来たときに、しっかり答えられるような知識と経験を持ちたいです。

ーー最後に、Sさん視点でマイスターエンジニアリングの良いところを教えてください。

私も様々な環境で働いてきた中で、同じエンジニアの仕事でも、業界や企業によっては「頑張りが認められる」までに、少し時間差があるのも事実です。もしかすると、こちらの記事をご覧の皆様の中にも、同じような境遇に立っている方がいらっしゃるかもしれません。

そんな中でも、「エンジニアとして工具を手にする仕事で転職を考えている」方にとって、私が働いている半導体業界はこれから拡大する可能性がある分野であり、希望に溢れています。

マイスターエンジニアリングは、お話ししたような待遇や福利厚生、そして評価制度が明確で手厚いため「やっただけ評価してもらえる」ことが、とても魅力的な会社だと感じています。

過去の私のように、先々の不安を持ちながらもエンジニアの仕事を続けていきたい方は、ぜひ当社に転職してきてほしいですね。

▼マイスターエンジニアリングの採用情報はこちら!