フィールドエンジニア職: 働き方の紹介~海外出張編~
株式会社マイスターエンジニアリングではフィールドエンジニアという職種があります。フィールドエンジニアではお客様の工場に出張し装置の調整・メンテナンス・トラブル対応を行います。
以前の記事では、出張全般の事について触れましたが、今回は海外出張に絞ってお話をさせていただこうと思います!
海外出張がある業界
まず初めに、海外出張のある業界についてですが、フィールドエンジニアすべてに海外出張があると思っている方も一定数いるかな?と思います。
実は、海外への出張がある業界はフィールドエンジニアの中でも限られています。
・半導体業界
・産業機器業界
上記の2つだけが現状、海外出張の可能性がある業界です。
意外と海外出張が少なくて、安心しましたか?
逆に、もっと海外に行けると期待していたのに!と思った方もいるかもしれませんね(笑)
海外出張はどのように決まる?
次に、海外出張はどのように決まるのかについてお話します。
皆さんのイメージでは、会社の命令で有無を言わされず「行け」と言われたら行かないとダメなイメージをお持ちでしょうか?
そんなことは全然ありません!
皆さんの意思を尊重致しますので、強制的に連れていかれるとい事はありませんので安心していただけたらと思います。
私自身も入社前から、海外に興味があると言っていたので連れて行ってもらいました。(海外に行きたいと言ってはいたものの、パスポートは持っていませんでしたし、英語なども全く話せませんでした・・・笑)
また、海外出張に行く事が確定する前にも上司から
「今度韓国行ってほしいんだけど、どう?」
と、確認してもらい、とても安心しました。
海外出張は何年目から行ける?
海外出張に関して、具体的に何年目からいく事が出来ます!と言い切る事は難しいです。
早い方は1年目後半の方で短期的な出張を依頼されることもあります。
具体的には、上司が「海外に行っても大丈夫そうだな」と判断してくれると声がかかる感じです。
私自身が一番初めに声がかかったのは、配属されて半年くらい経った時に
上司から「中国でトラブルが発生していて、交換用の部品を大至急もっていかないとけないんだけど、行けるか?」と聞かれたのが最初でした。
いわゆる、ハンドキャリーというやつです。
宅配などに頼んでしまうと、どうしても1日以上はかかってしまうので、社員が手で荷物を届ける事もあります(笑)
その当時は、パスポートを持っていなかったので「持っていません!」と伝えると、「あ、そっか。なら他の人に依頼するわ」となりました。
その後、本格的に海外出張の話が来たのは2年目の終わり頃でした。
海外出張が決まったらやること
まず、海外出張が決まったらやることは持っていくものの準備です。
基本的には、以前記事で紹介した出張準備編を参考にしていただければと思います。
海外ならではのものでいうと
・変圧器
・変換プラグ
・日本の食べ物
・衣類用洗剤、柔軟剤
また、海外に初めて行くよ!という方は、どうやって行くのか等不安を抱えているかと思います。
基本的には、マイスターの先輩社員が教えてくれますが、ざっくりとした流れを教えます。
・パスポート準備(持っていない方)
↓
・飛行機・ホテル準備(会社が準備してくれます)
↓
・ビザ申請(必要な場合のみ)
↓
・ビザ受け取り
↓
・荷物準備
↓
・出発
↓
・飛行機旅
↓
・到着
の流れになります。
特にビザの申請は初めての事ばかりですごく手こずってしまいましたが、周りには経験値が豊富な先輩がたくさん居ますので、しっかりとサポートしてくれます!
1聞いたら100くらい返してくれるお節介な先輩もたくさんいます(笑)
ちなみにですが、パスポートを持っていない場合で海外に行く可能性がある場合は、会社負担でパスポートを取得することが出来ます。
海外での具体的な業務内容
海外出張先での具体的な業務内容は、国内の出張業務と変わらず、チームになって一つの装置を立ち上げ(初期設定)やメンテナンスをしていきます。
私の場合は、半導体製造装置のイオン注入機という装置に携わっていました。
※イオン注入装置の説明については、「フィールドエンジニア成長物語のパート2」をご覧になっていただければと思います。
立ち上げを行うチームは日本から2名、現地メンバーが3~4名おり、
私はその中で主担当として業務の進捗確認や報告、トラブル対応などをメインで担っていました。
初めての海外という事もあり、一緒に行っていた大先輩がしっかりとサポートしてくれました。
海外ならではの大変なところとしては、コミュニケーションをとる相手が外国の方になるので、その国の文化などを知ることが大切かと思いました。
私が行っていた、韓国ではパリパリ文化といわれるほど、せっかちなので急かされる事すごく多かったです。
初めての海外出張で不安や緊張がある中で、更に急かされるとなると押しつぶされそうにはなりますが、一緒に作業している人たちに「よく頑張ったね」や「こんなに仕事できるなんてすばらしい!」を声をかけてもらったことですごく安心した記憶があります。
また、業務が終わった後や、昼休憩などは一緒においしいお店に連れて行ってもらえました。
お昼ご飯を食べ終わった後の、コーヒーじゃんけんというノリもとても楽しかったです。(韓国の人はかなりコーヒーを飲むので、一緒に作業している人のコーヒーをじゃんけんで負けた人が奢るといいう文化?ノリ?です)
ちなみに私は、トータルで3回くらいしか負けませんでした。
殆どは一番歴の長い先輩が負けて、何回もコーヒーをごちそうしてもらいました(笑)
韓国最終日には、現地作業員のお家に招待してもらい、ご飯をごちそうしてくれたのはとてもいい思い出でした。
その際に「また来てくれるのを楽しみにしてる」と言われて、とても嬉しかったです。
食生活や日常生活について
海外で一番気になる事として、英語や外国語が喋れないといけないのか?
日常生活や食生活はどうなのか?といったところかと思います。
私は海外に行きましたが、英語などは一切話せません。中学英語も怪しいレベル感です。
基本的には、仕事中は現地の言葉が話せる作業員がいますので、お客様からの要望などに関しては、その人を通して連絡を取っていました。
日常生活の会話などをしていたかというと、Googleの翻訳アプリを使いながら料理の注文や買い物などを行っていました。
私の周りの諸先輩方も英語がめっちゃできる!という人は少なく、多少のリスニングはできる程度のレベルだったので言葉に関してはそこまで問題ないかと思います。
私は外国人で日本語しか話せないぞ!という意気込みで行くのが大切かもしれません(笑)
また、食生活については完全に個人の感覚になってしまいますが、私自身は特に困ることは無かったです。
一人でご飯を食べる際は、ロッテリアかバーガーキングにずっと行っていました。
終わりに
海外への出張に関して、不安を抱いている方もたくさんいるかと思います。
ですが、私自身は海外へ出張に行って様々な経験を積めたことは有意義だったと感じております。
是非、この記事を見て海外出張へ挑戦してみようという気持ちになったら幸いです。