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【先輩インタビュー/半導体×フィールドエンジニア】年間180日の休日を手に入れたエンジニアの挑戦とやりがいとは?

マイスターエンジニアリングは、これまで様々な背景を持ち転職活動をされている方を採用してきました。今回は、長時間労働から心機一転、豊富な休日とエンジニアのやりがいを手にしたNさんにお話を聞きました。

Nさん / 半導体×半導体(デバイスメーカー)×フィールドエンジニア

幼少の頃から分解や修理などの手作業が好きで、設計職の道へ。しかし、前職では長時間労働が続き、心身への不安を感じて転職を決意。マイスターエンジニアリングでは半導体装置のメンテナンスを担当している。

仕事は好き、ただライフワークバランスが保てなかった

ーーそれでは、簡単に自己紹介をお願いします。

Nと申します。現在はマイスターエンジニアリングで半導体製造装置のメンテナンスをしています。前職では、油圧関連機器の開発・設計をしていました。具体的には、油圧ショベルのアタッチメントの設計や、油圧を制御するバルブやマニホールドの設計・開発を行っていました。3次元、2次元のCADを用いて図面を描き、材料を選んで実際に製作し、現場で使用するという仕事です。

ーー学生時代についてもお聞かせください。

県立技術短期大学の機械制御技術科を卒業しました。機械製造技術科では機械を使った金属加工、材料力学などを学び、ロボコンのようなロボット競技にも出場しておりました。子どもの頃から乗り物や動くものが好きで、色々なものを分解したり修理するのが好きでした。今も趣味でバイクに乗って、自分で修理しています。

ーー前職ではどのような働き方をされていたのでしょうか。

8年ほど働いていましたが、辞めるまでの2〜3年はプロジェクトリーダーを任されていました。プロジェクトリーダーになってからは、業務量が増え、忙しい時期には労働時間が長くなることもありました。朝早くから夜遅くまで働く日も多く、土日も出勤することがよくありました。そのため、体調への影響を考えて退職を決意しました。また、一定の残業は問題ではないのですが、労働時間に対して適切な手当や評価が十分でないと感じていました。

ーー残業時間がそこまで多くなければ、続けていましたか?

そうですね。仕事自体は好きで、自分が設計したものが形になる瞬間がやりがいでした。パソコン上で3Dで見えるものが実際に現物として形作られるときは、非常に達成感を感じます。残業に関わる心身の負担以外は、大きな不満も無かったですね。

ーーやりがいあるお仕事の中で、身につけられたスキルはありますか?

設計の知見はもちろんですが、身近にある機械の構造や動作原理を理解する能力や癖が身についたと思います。これは今も、現場でのトラブルシューティングやエラー対応に役立っています。

ーー前職の業界から現在の半導体業界は離れているように思いますが、経験を活かした転職は考えられましたか?

当初は自分の経験を活かせる企業も探していましたが、同じ分野で仕事を続けるよりも、新しい分野に挑戦したいという気持ちが強くなり、半導体関連の企業を探しました。通っていた学校の近くに半導体の工場があり、以前から興味があったのです。
同じ業界で同じ設計の業務をしても、会社が異なるとツールや設計のコンセプトも異なるため、技術的な経験があっても新しい環境に適応する必要があります。それならば、全く新しい分野で挑戦したい、という想いもありました。

ーー転職先にマイスターエンジニアリングを選ばれた理由を教えてください。

前職での退職理由もあるので、極端な残業がないことや、残業があっても正当な評価がされることを重視していました。また、転職活動中に担当の方に熱心に誘っていただいたこともあり、当時派遣先として挙げられていた現場がまだ当社のメンバーがおらず、新たな開拓をするチャンスもあったため、挑戦したいと思い志望しました。

謎解き感覚で楽しむ、新たな世界への挑戦

ーー現在の具体的なお仕事内容についてお聞かせください。

24時間稼働する半導体デバイス工場におけるメンテナンスやエラー対応が主な業務です。注入工程という工程で、特にイオンビームを出す装置のビーム調整を行っています。基本的にはエラーの内容を把握し、対処する業務です。20人の交代制で回しています。

ーー前職ではゼロからモノを作る仕事にやりがいを感じられていました。現在のメンテナンス業務との違いや楽しみはありますか?

前職でゼロから機械を作る仕事は非常に楽しかったですが、現在のメンテナンス業務も別の楽しみを感じています。特に不具合を見つけて原因を特定し、修理する作業は「謎解き」のようで面白いです。壊れた装置が正常に動くようになると、非常に達成感があります。やってみると、ゼロからモノを作るよりも、既に稼働している機械の不具合を探して調整する方が難しさを感じます。
また、メンテナンスだけでなく、半導体プロセスに関わる業務もあり、プロセス系の技術者と連携して新しい製品の試作に取り組む機会もあります。

ーー独り立ちまでの過程についてお聞かせください。

入社後は、基本的に職歴や経験が長い先輩社員と一緒に業務を進め、OJTで教えていただきながら作業の流れを学んでいきます。危険も伴いますので、いきなり1人で対応することはなく、必ず経験者と一緒に作業を行いながら、徐々に対応できる業務の幅を増やしていくという流れです。

ーー座学もありますか?

もちろんあります。むしろ、座学は入社時研修だけではなく、1日の業務の約1割は座学に当てるほど力を入れています。マイスターエンジニアリングは、特に安全面に対する教育や情報共有などの配慮が非常に強い印象です。

私の受けた研修の一例は以下の通りです!

■機械基礎
■電気基礎
■ハードシーケンス組み立て
■工具使用実習
■低圧電気取扱特別教育
■高圧・特別高圧電気取扱特別教育
など

▼詳しいマイスターエンジニアリングの研修内容は以下のリンクからもご確認ください!

ーー前職と比べて働き方は変わりましたか?

大きく改善されました。現在は三勤三休の交代制で、7:30〜19:30まで稼働、月の半分は休日になります。平日の休みが多いので、うまく活用しないと時間が無駄になってしまうくらいです。新しい趣味を見つけるなど、もっと有効に過ごせるよう模索しています。
また、残業は前職に比べると圧倒的に少ないのはもちろん、発生した残業に対して正当な残業手当が支給されているため、不満はありません。

より「半導体(デバイスメーカー)×フィールドエンジニア」の業務内容や働き方を詳しく紹介している記事もご確認ください!

技術の最前線で成長し、生活も豊かにできる職場

ーーそれでは、これからの目標についてお聞かせください。

短期的な目標としては、現在64台ある装置のメンテナンス業務を効率よく取り込むことが重要と考えています。人材の成長が鍵となりますので、チームの成長を促進することが最優先です。その先の目標はまだ明確に決まっていませんが、目の前の業務に全力を尽くしています。

ーーこれから、どういった方に入社して欲しいですか?

ミスをしても立ち直って頑張れる人が望ましいですね。人間なのでミスは避けられませんが、ミスを責めることはありません。自分で気にしすぎず、前向きに取り組んでいただける方が共に働きやすいと感じます。
半導体の最先端の技術に触れられることも魅力の一つなので、この分野に興味・関心がある方にとっても面白い職場だと思います。また、休日が多く、ワークライフバランスが整っている点も大きな魅力なので、趣味や家庭に時間を使いたい方にも合っているでしょう。
同僚も、旅行に行く人や、平日の休みを活用して新しい趣味を見つけた人が多いです。平日休みをうまく活用して、仕事とプライベートの両方を充実させている人が多いですね。

▼マイスターエンジニアリングの採用情報はこちら!