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外からの人と地元の人が共生する町・南相馬#南相馬訪問体験記

こんにちは!関西出身、大学2年生のはなりです。
現在、大学では、まちづくりや地域社会について学んでいます。

同じ大学の友人に誘われて、地域の方々と実際に交流してみたいと思い、今回の体験プログラムに参加しました。

 初めてのフィールドワークで、不安と緊張がありましたが、非常に充実した3日間でした。
そこで、今回は3日間滞在して発見した「南相馬の魅力」を、体験プログラムの感想と共にご紹介したいと思います


1.体験プログラムで一番印象に残ったこと

私は「社会課題解決型プログラム」に参加して、北泉海岸を対象に、どうすれば北泉海岸の課題を解決することができるかについて考えました。

今回の体験プログラムで一番印象に残ったことは、北泉海岸でのヒアリング調査です

前日に北泉海岸について情報を集め、若者や普段利用しない人に来てほしいという目的を持って、ヒアリング調査を行いました。

行政関係者、県外から来た人、地元を盛り上げようとしている人、北泉海岸を頻繁に利用している人など、様々な方々からお話を伺いました。
突然インタビューしたのにも関わらず、多くの質問に答えていただき、ネットや本の情報だけでは分からない地域の人の現場の声を聞くことができて、感動しました。

立場によって考え方は違いますが、皆さん地域が良くなればと考えておられました。
そのため、色々な人の意見を取り入れたまちづくりができたらいいなと感じました
また、様々な意見や問題があるため、地域の課題を解決することの難しさを実感した調査でした。 

最終日には北泉海岸の課題と解決について、まとめ発表がありました。
一つの課題をじっくり考え、まとめ、発表するという機会も初めてだったため、うまく考えがまとまらず難しいと感じることがありました。

しかし、MYSHの方々のサポートやプログラム参加者との話し合いのおかげで、自分なりに北泉海岸の課題について考えることができました。


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2. 南相馬市での文化・観光・日常体験

体験プログラムでは、南相馬の文化や日常を体験しました。その中でも印象に残った2つの体験を紹介します。

・体験① 「野菜収穫体験」

2日目の朝、MYSH畑に行き、ピーマンやなすを収穫しました。
その後、“師匠”の家に行き、ゴーヤやキュウリなどたくさんの野菜を頂きました。
美味しい食べ方や採り方を教えてくださり、師匠と師匠の奥さんの優しさを感じました。
そして、その日の夜、MYSHの皆さんと一緒に、収穫した野菜を使って料理をし、楽しく食事をできたことが印象に残っています。
南相馬の人の温かさと地方暮らしの魅力を感じた1日でした。

・体験② 「乗馬、甲冑体験」

3日目の朝、近くの乗馬体験ができる場所に行きました。
朝の心地よい風を感じ、光を浴びながら、見晴らしの良い景色を望むことができ、心が満たされました。
田んぼ道を馬に乗って歩くという体験が非常に新鮮で、楽しかったです。

甲冑体験では、南相馬の伝統文化である「野馬追」について話を聞きながら、甲冑を着させてもらうことに。
甲冑を着て、何百年もの歴史を感じるとともに、親から子へ文化が受け継がれていることを知り、伝統的な文化を守ろうという地元の人の意思を強く感じました

非日常的なことを体験して、ワクワクした時間を過ごすことができました。


MYSH畑での野菜収穫体験

3.南相馬市の良いところ

最後に南相馬に実際に行って、私が感じた南相馬の魅力を紹介します。

・新しいことに挑戦するエネルギーがあふれているところ

プログラム1日目。
この日は南相馬で新しいことにチャレンジする人達が集まる場所、2箇所を訪問しました。

1つは「小高ワーカーズベース」
ここでは、地域内外から新しいことに挑戦しようとする人が集まり、話したり作業したりする場所と宿泊場所が併設された場所になります。

「小高ワーカーズスペース」の中に入ってみると、若者を中心に、話し合いや作業をされている方がいて、皆さん生き生きとした様子だったことが印象的でした
自分と同じ年代の人が地域をよくするために活動していることを知り、刺激を受けました。

2つ目は、「アオスバシ」
1階では全国の冷凍パンが販売されているカフェとなっており、2階にはコワーキングスペースが設けられています。

また、「アオスバシ」さんは、元々青葉寿司というお店で、看板や名前に名残があり、美味しいパンや飲み物が楽しめるカフェと充実したコワーキングスペースになっていました。

特に印象的だったのが、お店の中に、「シェアする棚」という、本やフィギュアなど誰かの好きなものや得意なことが飾られているスペース
そこでも新たな交流の場が生まれていて、面白いなと思いました。

南相馬は、ゼロからのスタートとして、新しい取り組みをしようと挑戦している人がいて、それに対してサポートする体制がある良い環境であると感じました。

・地元の人の温かさ

3日間、常に感じていたことが、南相馬の地元の人の温かさです。

普段、私は近所の人と関わる機会が少ないため、南相馬の行く先々で、お話されていたり、声をかけてもらったりして、地域の人が密接に関わっていることが魅力的でした。

地域の外から来た私たちも温かく迎えてくださり嬉しかったです。
また、忙しない日常から離れ、ゆったりとした時間が流れていることが素敵な場所だと感じました。

・魅力的な体験ができるところ

 南相馬市には、7月に行われる伝統的な神事の野馬追や、サーフィンの名所である北泉海岸など、伝統的な文化や豊かな自然があり、南相馬でしか味わえない貴重な体験をすることができます。

そして、これらの文化や自然は、地域の人が守り、受け継いできたものであり、地元の人から愛されていることを強く感じました

「アオスバシ」の屋上から見る南相馬のまち

4. まとめ

初めてフィールドワークを体験して、行く前は自分にもできるのかと不安でした。

しかし、南相馬の方々に温かく迎えていただき、現場に行かないと感じられない貴重な体験をすることができ、楽しく、学ぶことの多い3日間でした。

実際に地域に行って地域の人と交流することの大切さを強く感じたため、これからは人との交流を大切に、よりよいまちづくりについて考えたいと思います。

3日間という短い時間でしたが、南相馬の様々な魅力を発見することができ、南相馬についてさらに興味を持ちました。

また行きたいと思います。ありがとうございました。

📒この記事を書いた人
龍谷大学 政策学部2回生 / 枡谷花音(はなり)

はなりさん、素敵な記事をありがとうございました😊
是非、新しい南相馬での交流やコミュニティ拡大のために、
また気軽に帰ってきてくださいね~🙌

マガジン「福島県南相馬|中のひと、外のひと」では、みなみそうま移住相談窓口よりみち移住コンシェルジュ8名(中の人)と南相馬を訪問した人たち(外の人)とが、それぞれの視点で南相馬での生活や体験を切り取っていきます✍️

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