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ネタバレ禁止の展覧会?『目 [mé] 非常にはっきりとわからない』展

ミリアッシュはネタバレに厳しい会社です。色んな情報を社内で共有しますが、読んだ漫画や観たアニメの話をする時はそれなりに気を使います。そりゃそうです。私杉山だってネタバレするのも、ましてやされるのも嫌です。前職の代表に『進撃の巨人』の壮大なネタバレをされたのを今でも思い出して新鮮にキレるくらい嫌です。

ちょっと古いですが『シックスセンス』から始まり、最近では『カメラを止めるな!』などネタバレ禁止と話題になる作品は多くあります。こういった作品はストーリーにどんでん返しがあったり、作品の構成そのものに仕掛けがあったりして、それを鑑賞中に味わう事が大きな醍醐味となっています。そのため事前にネタをバラす事がタブー化されるわけです。

こういった要素はもちろん物語に多く含まれるので映画や漫画、アニメなどに多いかと思います。ゲームでは格闘ゲームなどにはあまりなく、やはり物語の要素が強いロールプレイングゲームにはある。そんな印象です。

そして、私が今回お話をしたいのはそんなネタバレ禁止の展覧会です。展覧会にネタバレも何もあるかよ!と思う方も多いかと思うのですが…やはりどう考えてもネタバレすべきではないと…私は強く思う展覧会でした。

それは千葉市美術館で開催されている『目 [mé] 非常にはっきりとわからない』という展覧会です。ネタバレ禁止で記事を書いておりますため内容には触れられず抽象的な物言いになってしまうのですが、ぜひご紹介させて頂きたい!概要は以下のHPをご確認ください。

まずこちらの展覧会ですが、いわゆる『ルーブル美術館展』のように1点1点の作品が陳列され、その鑑賞をするタイプの展示ではありません。目という作家グループによる個展で、どの作品がどうというよりも美術館全体が作り込まれており、その空間を楽しむような構成になっています。

美術館の前に立ち、建物を見上げ、チケットを買うために並び、エレベーターに乗り、展示室入り、鑑賞し、美術館を出て帰る。その体験そのものが作品に結びつくような構成になっており、いつの間にかおかしな夢の中に入り込んでしまっているような倒錯があり、その大きな仕掛けに気付いた時の興奮と驚きに私は鳥肌が立ちました。

その一連の体験はコンサートやライブのような現場性もあり、また自分自身の体験ではあるものの物語性がとても強いんです。ああ!変な言い方しかできない!そのため、展覧会なのにこれをネタバレするのは罪が重い…そう感じずにはいられませんでした。

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※情報を制限して記事を書いておりますためあげられる写真がありません。ポスター前の私と美術館デビューした娘ちゃんをお楽しみください。

また誰にも話しちゃいけない、という思いはまた、誰かと心置きなく語りたい!という欲の裏返しだったりもします。かくいう私も例外ではなく…。

そんな思いもありとにかくいろんな人に行ってもらいたい…と思っているのですが、この展覧会…今年の12月28日(土)までとなっております…!残り1週間…師走のお忙しい中かと思いますが…みなさんぜひ千葉でネタバレに気を使う稀有な展覧会体験をいかがでしょうか!

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作家さんが直筆でドローイングしている限定版ポスターも今なら購入できますよ!

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