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「秒で稼ぐ男」が考える『お金の真理』

どうも、よこちょです。

今日は、あの「秒で億稼ぐ男」として名高い与沢翼さんの書かれた本『お金の真理』という本を紹介します。

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与沢翼さんといえば、「ネオヒルズ族」と言われる金遣いの荒いお金持ちのイメージを体現したような人であるという印象があるのではないでしょうか。

大金を稼いでそれを派手にばらまき、六本木の一番高いマンションの最上階に住んでいるような、そんなイメージです。

当時、メディアで何度も取り上げられていましたよね。

与沢さんは、現在、個人投資家として稼がれていますが、元々はアパレル事業をはじめ、いろんな事業をやっていた方です。

そして、有名なのが、情報商材をネットで販売するビジネスですね。

詐欺だとか、なんだとか言われている賛否両論がある感じです。

しかし、その後、与沢さんは転落していくことになります。

どうやって転落したのかというと、どうやら税金関係での申告が曖昧だったみたいで、一気に2億円ほど請求されて、マネーショートしてしまったようですね。

その後、六本木のマンションも解約し、ロールス・ロイズ、フェラーリなど、ほとんどの持ち物を売り払います。

そして、その資金を元本に、個人投資家として活動するようになり、今はパタヤとかバンコクとか、いろんなところに家を持っているお金持ちに戻っています。

間違っている情報もあるかもしれませんが、彼の人生はそんな感じです。

そんな与沢さんが、自身の失敗を元に、学んだことを本にしたということですね。

私も、与沢翼さんといえば、ネットビジネスで成功し、派手に暴れている人という印象しかありませんでした。

しかし、最近彼がYouTubeを投稿し始めたんですよ。

その動画を見て、かなり印象が変わりました。

なんというか、普通に成功者だなと思いました。

なんなら、私も将来は与沢さんみたいな人生を送りたいなーなんて思ってます。

ということで今日は、そんな与沢さんがつい最近出した『お金の真理』という本から、非常に面白いと思った内容をピックアップして紹介したいと思います。

それでは、内容に入っていきましょう。


ダム経営の時代

与沢さんがこの本の中で、言っていたことの中で印象的なものの一つに、「備蓄は力だ」というものがあります。

これは、どういうことかというと、一般人たちは、何も考えずにお金を使いすぎだというのです。

実際に、ある調査では、20代で貯金額が0円の割合は、6割にも及んだと言います。

そのくらい、今の若い世代は、貯金をしないようですね。

実際に、私もお金を失ってお金の勉強をするまでは、貯金などしたことはありませんでした。

給料が入れば、すぐに何かに使ってしまい、貯金残高が10万を超えたことがないのではないかというくらいです。

しかし、これは非常に危険であるということを与沢さんも言っています。

本の中では、あのパナソニックの元になった松下電器の創業者松下幸之助さんの話が出てきます。

1965年、企業の大型倒産が相次ぎ、証券会社の決算が軒並み赤字になるという「昭和40年不況」が深刻化していました。

原因は、企業の借金経営によるものです。

そのつけが、東京オリンピックの後、どっと押し寄せたのです。

そんな中、松下幸之助さんは、「ダム経営」と題した講演を開きます。

そこで話された内容は、次のような内容です。

「もう戦後の非常時ではない。余裕のある、安定経営を志すときである。少し景気がいいからといって、流れに任せて経営するのではなく、景気が悪くなるときに備えて資金を蓄えておく。ダムが水を貯め、必要に応じて水を徐々に流していくように、安定した経営を目指すべきである。」

ダムは、降った雨水が流れてくるのを堰き止め、ためておくことで、雨が降らない日も、何か災害があった日も、水を安定して供給することができます。

それまでの企業は、水を貯めずにじゃぶじゃぶ垂れ流していました。

そして、不況が訪れた時に、一気に干からびていってしまったのです。

また、コロナショックも同じことが言えます。

コロナショックの緊急事態宣言により、急にお金を稼げなくなってしまった人たちが発生してしまいました。

また、国家としてみても、経済が急激にストップしてしまい、各国はその状況に頭を悩ませることとなりました。

ブラジルの首相なんかは、開き直ってガンガン経済活動やっちゃおうってなっています。

ここで、与沢さんは、ちゃんとこう言った事態のために現金や資産を貯蓄していた人と、そうでない人で大きな差が出ていると言います。

今回のコロナショック、ピンチになった人たちもいれば、逆にチャンスになった人たちもいます。

それは、在宅が増えたことによって活発になったネット産業もそうですが、個人間でもみても、チャンスを活かしている人たちがいます。

こういった事態にも対応できるよう、これまできちんと貯蓄していた人たちです。

彼らは、緊急事態宣言で時間ができたことを利用し、自分の事業を拡大したり、いろんなことに挑戦することができています。

そして、それがまたビジネスになり、お金を生んでいくのです。

今年の3月にブルームバーグである記事が話題になりました。

世界一の投資家と言われているウォーレン・バフェットやそのほかの名だたる投資家たちが、混乱の中「一生に一度のバーゲンセール」と言い株式を大量に買い増ししたのです。

つまり、このコロナショックで下がっている株式市場は、今チャンスであると考えられるでしょう。

実際に多くの株価が急落しました。

しかし、ここで貯蓄のない人は、チャンスだと分かっていても、物理的に動き出すことができません。

一方で、貯蓄のある人たちは、投資を始めることができます。

このように、何か大きなピンチを生むようなことが発生した時は、同時に大きなチャンスが生まれやすいのです。

また、国にも同じことが言えると与沢さんは本の中で語っています。

世界で一番お金持ちの国はどこだと聞いたら、ほとんどの人はどこと答えるでしょうか?

おそらく7割がアメリカ、2割が中国、残り1割がその他というところでしょう。

しかし、答えは、私たちが住んでいるこの日本という国です。

巷には、日本オワコンというような話で溢れていますが、実が日本という国は、世界で一番純資産が多い国なのです。

純資産とは何か?

まず総資産というのは、シンプルです。

その国が持っている資産の合計になります。

では、純資産とは何かというと、総資産から借金を抜いた資産の合計ということです。

つまり、借金大国と言われている日本ですが、実は、それ以上に収入も大きい国だったのです。

アメリカなどは純資産に関しては、むしろ最後から数えた方が早いです。

これを聞いて「日本オワコン乙www」とかいっていた人たちは、開いた口が塞がりませんね。

これは、『日本で1日で起きていることを調べてみた』という本にも買いてあることなので、ぜひ気になる方は読んでみてください。

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住んでる私たちは意外と知らない日本の素顔が書かれていて、非常に面白いのでおすすめです。

あと『マンガでわかるこんなに危ない⁉消費増税』と言う本にも書いてあったので、一緒に下にリンクを貼っときますね。

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与沢さんも、この件には、「もし総資産が一番多い人が、世界一のお金持ちなら、借金王が世界一の金持ちになる」というようなことを仰っています。

確かに、「借金して別荘買ったんだよねー」とか言っている人って、絶対金持ちですよね。

話を主軸に戻しますが、これまでこの日本という国は、借金が増えている一方で、そういった資産も増やしてきたのです。

そのおかげあってか、コロナショックで意外と私たちの生活ってそんなに変わってなくないですか?

確かに店を潰した人たちもいますが、そういった人たちは、思っていたほど多くなかった気がします。

逆に、ブラジルのような国は、経済活動をしなければ国が破綻するような状況であるため、開き直るしかない状況です。

元々プライマリーバランスがマイナスになることが心配されているような国であったみたいなので、結構大変そうですね。。

日本は、これまでにも国債の発行など財政で失敗してきていますし、阪神淡路大震災や東日本大震災など、災害の多い国でもあります。

そのため、こういった不測の事態のために備蓄を持っておく方が良いということを学んだのかもしれません。

与沢さんは、こういったことから、今回のコロナショックで日本という国が本領を発揮する時が来たかもしれないといっています。

なぜなら、経済的に頭を悩ませている他の国と比べ、相対的に優位に立てるからです。

このようなことから、個人で成功するということを見たときにも、日頃から貯蓄しておくのは非常に重要だということがわかります。

与沢さんも、東日本大震災があったときに、ハッとしたそうです。

今後も、このようなことがきっと起こりうると。

そして、それから無駄な出費を抑え、必要な資産を溜めておくことで、今回のコロナショックでも、少しの損はしたものの、大きなダメージを受けずに済んだと言います。


世の中の広告の99%が「ハニートラップ」

私たちの住むこの世界には、時代が進むにつれていろんなサービスが出てきました。

例えば、月額で少額の料金を払い続ければ購入せずともサービスを受けられるサブスクリプションです。

しかし、これについて、与沢さんは懐疑的な意見を持っているそうです。

なぜなら、サブスクリプションは、月額で料金が発生してしまい、購入できないため、ずっとその会社にお金を払い続けることになるからです。

その支払いに期限がないため、一生払い続けることになるのです。

また、少額であるため、油断してたくさん買ってしまいます。

さらに、サブスクリプションは、定額サービスはいつでもやめれるという欠点を補うために、企業がやめにくくしていることも少なくありません。

例えば違約金がかかるなどです。

ネットやキャリアもやめにくいように、途中解約で2ヶ月分の違約金を設定していますよね。

こういったサービスは、少額で購入せずともサービスが受けられ、いつでもやめられるという謳い文句で、あたかもそれが良いものであるかのように、消費者を誘惑してきます。

こういったイメージ戦略によって、本来受け入れられなかったものを受け入れさせるものは多くあると与沢さんは言っています。

例えば、与沢さんがよく非難されている情報商材ビジネスに関しても、今やこのnoteやbrainと言ったコンテンツ販売のプラットフォームが出てきているじゃないかと。

確かに、やっていることは、コンテンツ販売なので、情報商材ビジネスとビジネスモデルは何ら変わらないですよね。

ただイメージがクリーンになっただけです。

その他にも、中年男性が若い女の子と関係を持つような商売も昔からあったが、今では「パパ活」というように、いかにもクリーンな印象を持つように言い換えられています。

通販番組なんかでも、「分割手数料は当社負担」、「月々たったの3000円」といかにもお得であるかのように、消費者に対して釣り糸の餌を見せつけ釣っています。

そのため、お金持ちになりたければ、このようなお金を奪っていく罠からお金を守るという思考を持たなければならないと言います。


確かに今やネットや電車、街並みなどにたくさんの広告が貼られ、誘惑がないところはないというように、たくさんのサービスがありますよね。

以前、『お金持ちになって人生の成功者になる方法』という記事にもこのことは書きました。

このような誘惑にどう対処していくかが非常に重要な時代ですね。


人脈は負債

よく成功するには、人脈が大事だという話を聞きます。

しかし、与沢さんは、キッパリとこれは嘘だと言っています。

なぜなら、人脈というものは、たくさんの誘惑やトラブルを発生させるだけで、自分にとって必要なものはほとんど与えてくれないからです。

つまり、人脈はただただ自分の成功の邪魔をするだけの存在であるというのです。

もちろん業界によっては、企業のリクルーターや人材のスカウト、イベントの主催者など、人脈が必要な業界もあります。

しかし、彼らにとって、人脈は「資産」ではなく、ただの「在庫」です。

一般人にとっては、ただの「負債」にしかなりません。

与沢さんは、人間関係は懲役刑に似ていると言います。

与沢さんも昔会社を立ち上げた時は、人との出会いを大切にしていました。

しかし、思い返せば、それによってたくさんの時間とお金を無駄にしてきたと言います。

彼は、学生時代、よく警察のお世話になるほどの不良だったと言います。

しかし、その後、『だからあなたも生き抜いて』という本に出会います。

それから、本気で弁護士を志すようになります。

しかし、18歳のときに、たまたま義理で参加した友人の暴走族引退記念集会で再び逮捕されてしまいます。

そこで、目を覚ましたそうです。

悪いつながりは中途半端に持っていてはいけないと。

人とは、関わるか関わらないか、0か1なんだと。

それから、これまでの付き合いのつながりを全て切り、東京に飛び出すことになるのです。

このように、人脈によっていろんなものを消耗しているということは、人生の中で多くあると言います。

もし人脈だ大事だと言って近づいてくる人がいるなら、その人は、自分にとってメリットがあるから近づいてきているだけです。

「紹介してあげる」「教えてあげる」と言われて、それに頼ってしまうと、その人に借りを作ってしまうことになります。

そうやって、人間関係の懲役刑にかかっていくのだと。

こう言った短期的な利益は、長期的には損失になることが多いため、この人には、いくら払っても良いと思えるような人と以外は、関わらない方が良いと与沢さんは言います。


確かに私もこれには、かなり身に覚えがあります。

これまで、周りにいろんな人がいたことによって、変に寄り道してしまったなと。

私は、これを読んで衝撃を受けました。

やっぱり環境を変えれないのは、相当危険なのだと。

それから、一切の無駄な関係を切ることにしました。

本当に信頼のおける人からの連絡以外は、答えないことにしたのです。

そうすることで、無駄な時間や労力を使うこともなくなりました。

あとこれを読んで思い出したのは、あるイギリスかどこかの番組の話です。

あるメンタリストが実験を行なって、人間はちょっとした綻びから、最終的に人を殺してしまうまでになってしまうということを証明したものです。

なんとその実験では、一般人からランダムに選ばれた数人の被験者のうち、人を殺さない決断を下したのは、たった一人だけだったのです。

つまり、人間は、一つ小さなやましい事があるだけでも、それが徐々に大きくなることで、最終的には人を殺すという決断を生むほどまでにもなってしまうのです。

これは、非常に危険な人間の特性です。

そして、これは人間関係にも言えます。

自分に悪影響を与えるような人間関係は、早いうちに切っておかないと、後になって大きな損失を生んでしまいます。

そんな危険性を含んでいます。

これを機に、自分の人間関係をもう一度見直してみてはいかがでしょうか。


という事で、今日の話は以上になります。

いかがだったでしょうか。

与沢さん、最近YouTube出しているのですが、毎日上げてくれているので、毎日見ています。

正直これをただで聴けるのは超ラッキーだというくらいに重要なことを話されているなと私はいつも感じます。

ぜひそちらも気になる方はチェックしてみてください。

という事で、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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【読書】よこちょ - note @yokocho_note

今日の本のリンクは、下の方に貼っていますので、よかったらチェックしてみてください。

それではまた次の記事でお会いしましょう。さようなら。

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