おとぎの森の小さな学校 体験記
ご覧いただきありがとうございます。
のりこです。
先日、なんとも素敵な学校に2日間だけ行ってきました。
今日はその模様をここに残します。
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私は学校が大嫌いな人間でした。
なぜかって?
何も悪いことをしていないのに、檻にでも閉じ込められているような気分だったから。
「私が私で生きられない場所」
それが学校というものだと思っていました。
そんな私の目の前に現れたのは、不思議なハーブの学校。
その名も『おとぎの森の小さな学校』
そこにはハーブの魔法使いさんがいるらしい。
心が急にワクワクしてきたのを感じた。
何かに突き動かされるように、私はその学校の門をくぐる。
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魔法使いさんから届いたハーブたち。
キラキラのオーラをまとってる。
一瞬で華やぐ私の心。
そんなキラキラな子たちを、一人ずつポットに入れてお湯を注ぐ。
うわー素敵な香り!! これ好き♡ ってなるのもあれば、
うわーこれ無理だわ。 えーなにこれ。 ってなるのもある。
ハーブさん一人一人と向き合って、どんなことを感じるのか、ただひたすらに自分の感覚に耳を傾けていく。
魔法使いさんはただ、私の感じたことを楽しそうに聞いてくれて、受け止めてくれる。
まるでお母さんみたい。
そんな、どんな感覚もまるごとおっけーな空気感が、私が知っていた学校とは全く違って、ものすごく新鮮だった。
ここには正しいも間違いもない。
そこには人それぞれの感覚が、個性があるのみ。
それをただ、ありのままに受け止め、人との違いを楽しむ。
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ついさっきまで全然知らなかったハーブたちと、急にお友達になれた気がした。
何でだろう。
こんなにも身近に感じられるのは。
何でだろう。
こんなにもすんなり私の中に入ってくるのは。
何でだろう。
こんなにも好きが溢れてくるのは。
***
そこには「ありのまま感じること」が許された、美しい世界が広がっていました。
私が私で生きられる世界です。
心が訴えかけてくること。
感情の揺らぎ。
香り。
イメージや映像。
これらは全部、私が私で生きるために、大事にしていることでした。
そんな私が大事にしていることを、そのまま全部、ハーブの世界に取り込んでくれていた魔法使いさん。
その確固たる信念と世界観は、私が築き上げてきた世界と化学反応を起こして、さらなる新しい世界を生み出しているような、不思議な感覚がしました。
***
今日は卒業の日。
あっという間の2日間。
後ろを振り返ると、さっきまであった学校がなぜか消えていた。
寂しさでいっぱいになる私。
ふと気づくと、ポケットに何か入ってる。
さっき仲良くなったハーブさんたちと、魔法使いさんからのお手紙。
それをぎゅっと握りしめて、走り出す。
私が帰る場所へ。
まだ見ぬ世界へ。
また寂しくなったら、辛くなったら、この学校を思い出すだろう。
たとえもうそこにはなくても、私の心にはちゃんと残ってる。
私の魂は全部覚えてる。
幻の学校は、私が私で生きる勇気をくれたのでした。
おしまい。
あとがき
「月草さん素敵!なにこれ気になる♡」
そんな勢いで申し込んだ講座でした。
あのときの自分の行動に、拍手を送りたいくらい、とっても素敵な時間を過ごすことができました。
初めて月草さんのお茶を飲んだ時、私の中で色々なストーリーがわーっと湧いてくるのを感じました。
それは今となっても、何度飲んでもそうです。
月草さんのプロダクトに込められた想いやたくさんの愛は、私がずっとずっと欲しかった愛の種類でした。
私の今世の設定上、家族とはわりと修行要素が強い関係性というか、私が欲しかった“家族”の定義からはかけ離れたものでした。
別に両親が悪いわけではありません。
そういう設定になっているだけです。
そのおかげで私は自分の足で、自分の仲間に会いに行こうと思えるし、自分の居場所を自分で開拓しようって思える。
でもやっぱり、悲しいの。
分かり合いたい人と分かり合えないこと。
その現実は、私にとって世の中で一番悲しいことのように感じました。
だから、月草さんのメッセージを読んだり、お茶を飲んだりしていると、私の中に眠っている感情が外に飛び出してきて、わーわー泣いていることが多々あります。
私が喉から手が出るほど欲しかったもの、やっと私の元に返ってきたんだと思うと、涙が止まらないのです。
そんな大きな愛が詰まった月草ワールドは、私が大好きな世界でした。
***
綾さんから言われて、はっとしたことがあって。
私はあんまりメモを取らないのよね。
言われてみたら、確かにそうなの。
これにはね、ちゃんと理由があります。
「もう二度と戻ってこないこの時間を大切にしたい」
これは私が生きる上で、すごく大切にしていることです。
メモをたくさん取っていると、メモを取ることに集中してしまって、綾さんのエネルギーを全身で受け止めることが出来なくなっちゃうから、私はメモは最小限にして感じることに意識を集中させています。
私は時々、今世ではない、いつかの人生を思い出して、ビジョンで視せられたりすることがあります。
そのときに感情も一緒に思い出すのよね。
悲しかったとか嬉しかったとか、今の肉体の私で、今世で起こってもいないことを思い出すことが出来るの。
だから、私が日々感じているこの感情は、ちゃんと魂に全部刻まれているんだと思っていて。
頭で覚えた知識は覚えていなくても、この感情はまたいつか思い出せるときがくる。
私の思い出として、私の魂に刻んでおきたいから、お勉強よりも、感じることにいつも重きをおいています。
***
「今日はこの子とこの子にしよ。」
ついこの間までは、ハーブのことが全くわからなかったのに、自分でブレンドしてハーブティーを楽しめるようになりました。
私の「てきとうブレンド」は、意外と美味しくて、けっこうセンスあるじゃんとか思いながら、ハーブさんたちと仲良くしています。
もう幻の学校となってしまったのかもしれないけど、そんな貴重な機会に、素敵な仲間とともに参加できたことが、とても嬉しかったです。
そしてそして、私の書く文章が、世界観が、私の感性が素敵って言ってもらえて、本当に嬉しかった。
私が私で生きることへの自信をたくさんもらいました、ありがとう。
せめてもの私からのお返しとして、この体験記を送ります。
綾さんの心に、そして綾さんの周りに集まる仲間たちに、私からのプレゼントが届きますように。
あなたはここにいていいんだよ。
そのままのあなたが大好きだよ。
のりこ
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