気付かずに「心のフタ」をしてしまう
先日のペアトレ
発達障害の生徒さんの親御さんへ、無料にてペアトレをさせていただいています。
先日のペアトレで、親御さんがとある「心の傷」をお話してくださいました。
たくさんのことを我慢してこられたのだろうなと。。
ペアトレの基本は、大人の世界から見た子供の状況を変えるのではなく、
【子どもから見た子供の世界を知ること】から始まります。
例えば・・・
・危険なこと(出来ればやめてほしいこと)
【子どもが棚の上のお菓子を取ろうとリビングの椅子を引っ張り出してのぼってしまう】
と話されたとしましょう。
親としては同然、そんなことして欲しいくないですね。
なぜ?
・リビングの椅子をわざわざ持って来るのが困る?それもあるかも知れません。
・椅子に上って落ちてしまったら?それもこわいですよね。
でも、これらはすべて「大人から見た世界」です。
では、子どもから見るとどうなるのか。
子どもが棚の上におやつがあることを【知っている】
何かに上ったら高いところにあるおやつが取れることを【分かっている】
椅子を持ってきてその上に立ったらおやつが取れると【分かっている】
と、子どもが出来ていることがたくさんあるんです。
でも、大人の世界から見ると、つい、叱ってしまいそうです。
「危ないからやめて!」
「椅子わざわざ持ってこないで!」
でも、本当はここ、「褒めポイント」なんですよ♪
「そこにおやつがあること知ってるんだね!すごいね!」
「そこに上ったら取れるってよく分かったね!すごい!」
でも、これが言えるほどの余裕が、子育て中にあるでしょうか。
きっと、ないと思います。はい、私もそうでした・・・
お悩み相談??
先日の発達支援ピアノ講師©養成講座で、とある先生のお悩み相談?を受けておりました(^^;
それもお1人だけでなく、2人、3人・・・
最近気持ちの浮き沈みがあって・・・
急に楽しくなったり急に悲しくなったり・・・
そうなったきっかけはありますか?いつ頃からですか?
いろいろとお聞きしていたら、たいていの先生が皆さん同じようなところからでした。
何が共通しているのか?
皆さん、日々のお仕事や家事やらで、いつの間にか通り過ぎてしまうんですよね。
そして気付いたら、身体に変化が起きていた。
身体って正直なので、全部出てしまうんです。
ため込んでしまうと、身体の変化となって現れるのですね。
特に女性は、ホルモンのバランスも崩れますし、
自律神経も・・・
忙しさが、自分と向き合う時間を削ってしまうんですね。
皆さんの共通する原因は、「心のフタ」にありました。
フタをされてしまった心
きっかけは何でしたか、と改めて尋ねると、とても小さいものが多いんです。
例えば、とある先生は、生徒さんの1人が辞めてしまったとか。
もう一人の先生は、ご主人との些細なケンカとか。
その時に、自分はどう思いましたか?
ちゃんと自分の気持ちに向き合いましたか?
と聞くと、ほとんどの方が「いいえ」と答えられます。
それはそうですよね。いやだったり、つまらなかったことというのは、
ついつい、無視をしたくなります。
でも、それが身体に不調をきたしてしまう原因になります。
生徒さんが辞めてしまって、どう思いましたか?
「やっぱりちょっと寂しかったです」
そうですよね、寂しいですよね。そうしたら、自分自身にも、「あの時少し寂しかったよね」と、言い聞かせてあげて、
自分自身を慰めてあげてください。
ご主人と喧嘩した時はどんなお気持ちでしたか?
「つまらなかったし、落ち込みました」
そうですよね。その気持ちは、どうされましたか?
「多分あまり気にしないようにしようみたいな、忘れちゃおうみたいな」
そうですよね。つい、そうやってフタをしてしまいたくなりますよね。
自分の気持ちに嘘はつかないで
ほんの小さなことでも、些細なことでも、自分の気持ちに嘘はつかないであげて欲しいです。
どんな状態でも自分は自分です。
悲しかったら、泣いてもいいんです。泣くのをがまんしなくてもいいのです。
落ち込んだら、とことん落ち込んでいいのです。落ち込んでいることを他人に見られてもいいのです。
どんな自分でも自分なのですから(^^)
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