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中小企業診断士 2月実務補習参加の振り返り -準備編-《第1話》

2023年8月1日付で正式に中小企業診断士登録され、これでようやくスタートラインに立ちました。
ここからは、受験体験記に比べてあまり世の中に出回っていない気がする、合格後の動きについて振り返って書き残しておきたいと思います。


2次筆記試験合格発表の翌日に、もう実務補習の申し込みがあって焦って申し込んだ話は以前書きました。

本記事では、合格から実務補習が始まるまでの動きについて振り返ります。

筆記合格から実務補習スタートまでの動き

ざっとこんな感じでした。(令和4年度の場合)

  • 2023/1/12 2次筆記合格発表

  • 1/13 実務補習申し込み

  • 1/22 口述試験受験

  • 1/26 診断協会から「中小企業診断士実務補習の関係資料送付のお知らせについて」というメールが届く

  • 1/27 郵送でテキストが届く

  • 1/28 指導員の先生からメールが届く

  • 2/1 最終合格発表

  • 2/2 実務補習 1日目

今見てもなかなかに慌ただしいですね…

指導員の先生からメールが届いてから実務補習開始まで、たった5日しかありませんでした。実際の実務補習が始まる前に、どの程度の情報がもらえるのか、ほかのメンバーとの顔合わせがあるのか…等は、指導員の先生によって全く違うようです。
私の班は、当日まで他のメンバーの情報はとくに知らされず、事前顔合わせもありませんでした。

もらった情報は

  • 5日間のスケジュール表

  • クライアント様へのヒアリングスケジュール

  • クライアント名とサイトURL

  • 今回の提案テーマ(1行)

と、必要最低限。正直、何を準備すればよいのかさっぱり…だったので、普段Webサイト制作の初回ヒアリングに行くのと同じような下調べをするくらいでした。具体的には、

  • クライアント企業の既存Webサイトを見る

  • 同業他社のWebサイトを見る

  • クライアントの業界について知見がなければ、最低限なにをやっていて、近年どんな話題があるのかを簡単にググる、ネットニュースを見る

程度です。

ただ今回大変だったのが、クライアントさんが普通の企業ではなく、「組合」だったことです。
組合という性質上、地域と業種が分かればほぼクライアントさんが特定できてしまうためどんな業種の組合なのかもここには書けないのが残念ですが、正直実務補習で「組合」をやるパターンの情報なんて全く出回ってないと思いますので、よっぽど差し支えのない範囲でこの先書き残しておきます。

通常、ヒアリングは初日の1回のみか、あっても追加で計2回くらいなものだと思います。
しかし、わが班は2日間で合計5件のヒアリングに飛び回りました。移動距離もかなりあり、前半2日はほぼヒアリングのみで終わりました。(詳しくは今後の投稿にて。)事前にクライアント企業のWebサイトをチェックするにしても、組合自体のサイトのほか、ヒアリングに行く先の組合員さんのサイトも探して見る必要があったので、なかなか時間がかかりました。

あとは、「実務補習 準備」でググってみたりとか…。
ネットで得られた情報としては

  • この本を読んでおくとよい(書籍名忘れた)

  • ノートPC持ってない人は買え

  • リーダーはやった方がよい

  • 担当は苦手なところをあえてやるとよい

  • 同じ班で、実務補習2回目3回目の人を頼れ

  • ヒアリングは分担をちゃんときめよう

  • 報告書のWord結合作業が大変

  • 報告会の前は終電まで作業したとか、徹夜したとかいう話

  • 直前で指導員にちゃぶ台返しをくらった話

など。正直私が知りたい情報は出てきませんでした。

子育て受験生が一番知りたかったこと

一番知りたかったのは、リアルな拘束時間。すなわち、保育園のお迎えができる時間に帰れるのか、朝は保育園に送ってからで間に合うのか、という情報です。

協会の実務補習要項パンフレットには、以下の記載があります。

実施期間中の研修時間は原則として9:00~17:00としていますが、診断先の事情、作業の進捗状況などにより研修時間が異なる場合がありますことをあらかじめご承知下さい。

https://www.j-smeca.jp/attach/jitumu_hoshu/R5/2023-789goannai.pdf

つまり、やっぱり班によるということですよね。

そこで、指導員の先生からメールを頂いた時点で、真っ先に「子供が小さいので保育園の送り迎えが必要」な旨と、「実際の拘束時間は何時から何時までか知りたい」旨をお伝えしたところ、

  • 初日の開会式を除き基本は10:00〜18:00

  • 班のメンバーに了解を取って少し早く抜ける分には問題ない

とのお返事をいただきました。

あくまで今回の指導員の先生の場合ですが、とりあえず終電まで拘束されることは心配しなくてよさそう、ということで安心しました。
ちなみに、どちらかというと夜早く抜けられるかどうかより、朝が9時マストでなく10時でよいというのが私にはありがたかったです。保育園に普段より早く連れて行くのって、めちゃくちゃ大変なので…。

ということで、最終的に

  • 朝の保育園への送りはいつも通り私が行う

  • 帰りのお迎えは、いつもよりちょっと遅い時間になるが夫にお願いする(残業や夜勤が入らないよう調整依頼)

  • 夕飯の支度は、子育て家庭向けの調理済み惣菜の宅配サービスを利用(ちょうど私が受けたときの事例Ⅱだねー、なんて思いながら注文してました)

ということでまとまりました。

名古屋の場合、5日間の日程が

  • 木・金

  • 翌週 土・日・月

になるので、平日3日間を乗り切れればなんとかなると自分に言い聞かせ、目の前の本業の業務スケジュール調整を全力で行いました。

実務補習テキスト

これが実務補習6日前に届いた実務補習テキストです。A4サイズ、全94ページ。

目次はこんな感じ。

中小企業診断士としての最低限の心得とか、お作法的なものがまとまっているので一読の価値はたしかにあるのですが、正直、実際の実務補習中にこれを使ってなにかやる、みたいなことは皆無でした。

唯一、「診断報告書の作成」の4ページくらいは見ました。協会に提出する書式の決まりごとが書いてある部分ですね。横書きで「ですます調」にしろとか、A4で90ページ以内とか。

ちなみにメルカリでこのテキストが4,000円とか5,000円とか7,000円とかで出品されているのを見つけて微妙な気持ちになりました。売るな。っていうか買うな。別に2次試験対策にはならんぞ。こんなん買ってる暇あったら過去問やれ。こんなん買ってる金あったら普通の本買え。

前日の準備

実務補習前日である2月1日ですが、この日はそもそもの令和4年度 中小企業診断士試験の合格発表日です。

以前の記事でも書きましたが、特段のドキドキ感もなかったものの、さすがにちゃんと合格していることを確認してから明日の準備を始めました。

準備といっても、忘れ物をしないように…くらいなことですが。
用意した持ち物は

  • パソコン(普段使っているMacbook Pro 13インチ)

  • 実務補習テキスト

  • 筆記用具(ノート・ペン)

  • 名刺

  • ケーブル・変換アダプタ類(USB−C/HDMI変換アダプタ・USB−C/VGA変換アダプタ・充電用ケーブル等)

  • SDカード等が読めるカードリーダー

  • ICレコーダー

  • USBメモリ

くらいです。実務補習テキスト以外は、普段の仕事で打ち合わせに行くときと変わりません。

※ちなみに、PCはWindowsじゃないと困る、的な話が以前はあったみたいですが、MacBookで何も困りませんでしたし、多分他の方にご迷惑もかけていないと思います。
ただし、Microsoft Office は必要です。これはWindowsの方も同様です。互換ソフトはやめましょう。持ってないし普段も使わないよ!という方は、1ヶ月だけ Microsoft 365 を契約するとかで対応しましょう。

あとは事前に指導員の先生から、ヒアリングに行くにあたって可能なら車を出してほしいとお願いがあったので、車の後部座席の荷物を片付けたりした程度です。

以上が、筆記合格発表後、実務補習前日までの動きでした。
次回は、実務補習前半2日間の振り返りを書きます。
質問があれば、コメントかX(旧Twitter)、マシュマロにてお寄せください。

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