チーズバーグディッシュ単独ライブ

2018年7月19日18時02分下北沢の喫茶店にいる。冷房が直に当たって寒い。

単独ライブが終わってから5日が経った。5日前だ。5日前の出来事を冷房を直に受けながら書こうとしている。普段なら5日前の出来事をわざわざ文章にして残そうなどと思わない。何しろ5日前だ。何も無ければ5日前のことなど何も思い出せない。夕食に何を食べたなど全く覚えていないが、この5日前に関してはよく覚えている。

ライブが終わった後打ち上げなどをするわけでもなくまっすぐ家に帰り、23時には部屋の隅っこで体育座りをしながら一点を見つめながらボーっとしていてさすがに何か食べなければと思い、25時30分に家を出てフラフラしながら徒歩20分のびっくりドンキーに行ってチーズバーグディッシュ300gとビールを注文して、それを食べながらアンケートを見ようと思っていたが実際に目の前に現れたチーズバーグディッシュ300gは予想よりはるかに大きく、その瞬間自分が全然お腹が空いていなかったこと、自分は全然ビールが好きでなかったことに気付き「いらなすぎる・・・」と思って少し涙が出てしまった。一応家を出る前はアンケートを読みながら「ああ、ライブが終わったんだな」と思い涙を流すことはあるかもしれないと予想していたが、チーズバーグディッシュ300gとビールがいらなすぎて涙を流すことになるとは思わなかった。びっくりドンキーに行って何かがいらないと思う日が来るとも思わなかった。アンケートは普通に読んだ。


それにしてもいつまで言ってるんだ。5日前の話なのに。もうみんな前を向いてそれぞれの生活を送っている。それぞれの家に帰りそれぞれの学校や職場に行きそれぞれのチーズバーグディッシュを食べている。いつまでも5日前のチーズバーグディッシュに固執しているのは自分ぐらいだ。もう腐っているだろ。チーズバーグディッシュが腐るところなんて見たくない。

しかしどうやら全然前を向いて未来のチーズバーグディッシュに想いを馳せることができそうにないので結局こういう文章を書く羽目になってしまった。ちくしょうめ。書くなら次の日とかに書くべきだろ。それならまだよかったが5日後に書くのは普通になんか怖い。別に忙しいわけでも無かったし、なんなら2日ぐらいはほぼずっと家にいて2年ぐらい前に正月に一挙放送されて録画したSHIROBAKOを観ていた。CMで「あけましておめでとうございます」と流れる度に「夏に”あけましておめでとうございます”と言うのはあけてもいないしめでたくもないから間違っている」などと考えていたが間違っているのはお前だバカ獅子舞を飼え。


まだ本筋に入らない。こんなに意味の無い文章の羅列を書くのは読む人をふるいにかけるためだろうか。「5日前の単独ライブのことをいつまで言っているんだ。そんなにお前に興味ないしそもそも単独ライブをしたこと自体にも興味ないんだよ。調子に乗るなよ。痛い奴だな」と思いながらこのページを開いた人を「何回チーズバーグディッシュって書くんだ!!!!!!!!クソ!!!!!!食べたくなっちゃったじゃないかよ!!!!!!!!!!!!!」と思わせびっくりドンキーに行かせその後の文章を読まれることを回避するために長ったらしく書いている気がする。まあそもそも「5日前の単独ライブのことをいつまで言っているんだ。そんなにお前に興味ないしそもそも単独ライブをしたこと自体にも興味ないんだよ。調子に乗るなよ。痛い奴だな」と思っている人は多分この文章を読まないと思うから意味などないわけだが(笑)






チーズ(笑)




もう書こう。知ったこっちゃない。誰にどう思われているか気になって仕方ないくせに誰にどう思われたって知ったこっちゃないというような行動をたまにする。

単独ライブがありました。7月14日に下北沢シアターミネルヴァで。2部制で。ちゃんと数えたはずですがなぜか全く思い出せないので確証は無いのですが、多分見に来てくれた人は合計で80人ぐらいはいてくれたはずです。本当にありがたい限りです。これは本当にのやつです。

単独ライブをやると決めたのも日程とタイトルを決めて会場を抑えてネタを作ったのも全部自分です。自分が勝手にやっただけです。勝手にやったことなのに見に来てくれる人がいないと成立しない物をやっている。本当に変なことをしています。その変なことにたくさんの人が関わっているという事実がより変だなあと思わせてくれる。そして本当にありがとうございますと思う。

ピン芸人の単独ライブは孤独という話を聞いていたのですが「いやいやwwwww今までずっと孤独だったのですが?www」と余裕ぶっていたら、本当にあり得ないぐらい寂しくなってツイッターで「単独ライブ 寂しい」などで検索したりして余計に寂しくなった。

そもそも事務所に所属している人は「事務所」という「所」がありそこに行けば芸人や作家や稽古場があり単独を手伝ってくれる人もいるだろうし、全然寂しくはならないと思う。

フリーで良い事はたくさんあるが単独に関しては嫌な所ばかり目についた。稽古場が無いので下北沢の会議室と阿佐ヶ谷区民センターの会議室を借りた。手伝ってくれる人はみんな会社勤めをしているので1、2回しか会えなかった。ネタを見てもらったのも直前だった。寂しいし不安しかないし、こんな時に「大丈夫だよ!きっとうまく行く!」と常に声をかけてくれるパートナー(それはピカチュウ的な動物かもしれないししゅごキャラ的ななんか妖精みたいな奴かもしれないしおじさんでも別にいい包容力さえあれば)がいたら何とかなったかもしれないが、人生はこういう時に優しくはしてくれないもので結局一人で立ち向かわざるを得なかった。

そんな圧倒的孤立感の中ネタを見てくれたスタッフの方とめちゃくちゃ忙しいのに相談に乗ってくれたり最高の動画を作ってくれたシルのシマノには頭が上がらない。ライブ見に行くぜ↓


ただ最終的には自分自身でケリをつけなければいけない。最終的に舞台に立つのは自分だけなのだから。

今までピン芸人がどういうものかわかっていなかったけど、今回で少しわかった気がする。こんなにも全部一人で背負いこまなきゃいけないもんかね。そりゃ皆やりたがらないわけだ。

今までの自分が全て否定されるかも知れない恐怖に怯えながら日々を過ごし、終わってからもまだ気分が落ち着かない。今までやってきた主催ライブとは明らかに違う。今までは「面白かった」も「つまらなかった」も全てライブに向けた感想で、それは勿論嬉しかったり落ち込んだりするわけだけど最終的にはその「ライブ」に向けたものということになる。しかし、今回矢面に立つのは自分しかいない。見た人の感想も感情も全部自分だけに来る。怖くないわけが無いがそれをずっと望んでいたりもした。主催ライブに興味を持ってくれる人が増えてきたとここ1年ぐらいで実感してきたが、じゃあ「自分」はどうなんだ??という思いがずっとあった。みんな興味があるのは主催の「大喜利マジック」とか「始まりの町」であって別にみんな自分に興味があるわけでは無い。はたして自分に価値があるのかどうかわからない。じゃあ測ってみようとみようと思ったわけである。

言い訳ができない環境で自分だけのライブをして誰も見に来なかったらもう自分には価値が無いということになる。めちゃくちゃ観に来てめちゃくちゃ満足してもらったらその分の価値は生まれる。自分が今どの位置にいるのか気になったのでやってみたという事が一番大きな理由である。まあよくわかった部分とよくわからなかった部分があって、それでも何となくの自分の現在地が掴めたのでそれだけでもやって良かった。


まだ続きます次は内容の話


しかし思った以上に「自分」が出てしまって少し自分でも引いている。普段はそうでも無いけどコントだと自己主張が強くなってしまうのですかね。

最近ネタを作るうえで大切にしていることがあって、それをやる上で「自分」が出るというのはまあ悪くないと思っていたので思うがままにやってしまったけど、それにしても「ただ言いたい事を言っているだけ」という時間がいくつかあった。それはまあ「単独ライブだから」という事で片づけられたりもするが、もっとうまく出来たはずという思いもある。(というかそいういう思いしか無いが)

ライブが終わって家でもらった花を見ながら(すごい花をもらいました。飾ってあります)ボーっとしていたら急に「あ!!!!!!!!!俺こういうことをやろうとしているんだ!!!!!!!!!!!!!!!」と気づいて(いやライブ前に気付けよと言う話ですがやり終わったことによってより浮き彫りになった)、テンションが上がると同時に「俺こういうことやろうとしているんだったら足りないものが多すぎる・・・・」とめちゃくちゃ落ち込んで心大忙し。その後びっくりドンキーに行ったのもうなずける。

まあ色々わかったので良かったという話です。


DVD作った時の特典で色々書こうと思っていたけど、作らない可能性もあるので具体的な内容に関しても少し書いていきます。


【OPコント】

単独ライブと言えば海なので海に行くコント。最初に作った時はボケが一つも無くシマノに「小説ですか?」と言われたので、「あ、小説じゃなくてコントだった」と思ってコントにしました。


【OP映像】

まず、カッコ良すぎ。もっと見てほしい

曲に「セルアウト禅問答」を使うのはずっと前から決めてました。単独ライブのテーマソングのような気持ち。

「つまりぼくはぼくの手でぼくみたいなあなたを救いたい ていうか自分を救いたい でも今年も花火はあがらない」

というテーマなので


【リンダリンダリンダ】

「さっくりサクサクコント」という気持ちでやりました。最初だしね。さっくりやるつもりが形になるまで一番時間かかった。なんかやりにくいなと思っていたらあんまりやらないタイプのコントでした。やりなれたタイプのものを作ったつもりが全然違った。


【誰かの願いが叶うころ】

真エンドバージョン

一回別のライブでやったんですけど、この続きが見たいと思ってやり直しました。本当はもっとドロドロの展開があったけどコントには全く必要無い部分だったので全部削った。これの小説を書くなら絶対にその部分を書きます。


【イマジン】

最長かつ最バカ。単独じゃなきゃ絶対にやれないけど、映像がとにかく面白過ぎてそれだけを見てほしい。最初はこれが一番キモくなる予定でした。本当にキモすぎて「俺はいよいよとんでも無い所に行こうとしている・・・」と思って自分で自分にストップをかけた結果ああなりました。


【オ☆ギ☆リ】

一番好き。普通に他のライブでもやりたい


【フロントメモリー】

一個絶対にやろうと思っていたコントが「怖すぎる」という理由で無くなったので新たに作ったやつ。ライブ前にスタッフに見せたら「マジでこういうヤツいる!!」と怒られてしまいました。マジでこういうヤツいる。


【君さえいれば】

ずっとSNSと承認欲求について考えていたのが形になって出てきました。明日はわが身。


【白い部屋】

ほぼ企画。本当に自分で書いたものを覚えていなかったのですごい緊張した。


【好き好き大好き超愛してる。】

すごいキモいと言われました。しかし自分自身はああいう考え方ができないのでちょっと羨ましくもあったりする。そんな哲学。


【すべては君のせいで】

一番好きなコントです


【うまく説明できないけど】

ほぼEDコント。人生、みたいな。



具体的な内容書こうと思ったけど、何書いてもネタバレになるしもっと書きたい事はやっぱりDVDを買ってくれた人に見てほしいので作る方向で行きます。(何枚ぐらい作ればいいかわからないので欲しい方は何かしらで「作ったら買う」という意思を伝えて頂ければ助かります。)


しかし長くなってしまったな。EDであんなにニヤニヤして伝えるべきことをちゃんと伝えないからこんな事になってしまうんだという反省と、あんな人数を目の前にして何を伝えればいいかわからなくなるも仕方ないよという甘やかしと。その両方の気持ちからこうやって文章にまとめあげたわけだけど、何かまだ足りない気がする。あの時伝えられなかった事を伝えるために書き始めたのだけど最初に「チーズバーグディッシュ」と書いた瞬間になんか無理になる気もしたのでこれで良しということにしよう。

足りないものは次の単独ライブで埋めることにするとして、しばらくはまた主催ライブをやりつつなんか他にも色々やっていきます。また是非よろしくお願いします。




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