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大人の流儀10

みょん

伊集院静氏。
大人の流儀シリーズも、3月末で11作目が出るらしい。
それに合わせて、未読だった10作目をkindleで購入して読んだ。
(もちろん11作目もkindleで読むつもり)

雑誌に毎週(たぶん)掲載されたものが文庫化されて、それを1~2年のタイムラグで読むので、時代を振り返る感じがして面白い。

こんなことがあったな…とか、私はなにも考えずに通りすぎた風景だったけれど作家の目を通すとそのようにみえるのか…とか、つい時代に流されてしまいそうになるときに自分で考えることの大切さと、そのためには芯がないといけないこととか教えてくれるカッコいい作家の一人。

カッコいい作家と言えば、今週はあと二人の作家の言葉にも考える時間をもらった。
村上春樹氏が「村上RADIO」で伝えたキング牧師の演説の言葉「ヒットラーがドイツでおこなった行為は、すべて合法的だった。そのことを決して忘れてはならない」“Never forget that everything Hitler did in Germany was legal.”(村上RADIOのWebsiteより)

そして東山彰良氏がラジオで語った「小説を書くにしろ絵を描くにしろなにか芸術的な創作を必要とする人はそれほど幸福な精神状態でなかっただろう」

これは芥川賞を取った台湾作家の新作をもっての言葉だけれど、もし生まれる前に生を選ぶことができたなら稀代の芸術家は生まれることを選ばなかっただろうし、世の中に心を震わせる芸術は誕生しなかっただろう、と。

聞いたときに鳥肌がたったけれど、実際、今経験しているコロナやウクライナ惨事のあとに生まれてくる芸術がおそらくゲルニカやイマジンくらいに今後に残るだろうことも、きっとそういうことからだろうと確信したりもする。

ジェノサイドは合法のもとで行われていたし、今この瞬間も自分を正当化して他国民を大量虐殺している人が存在することが恐怖でしかない。
一日も早く、そんな現実がこの世で起こらなくなりますように☮️

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