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RADIKO

村上RADIOを録音失敗した。なんでだろう?ちゃんと予約したのに。でも、RADIKOで聴けるから便利。ホント、便利な世の中になった!不便さが好きだけれど、手間をかけて失敗したときは文明の利器に頼るのもありだと思う。

そういえば、ずっと何年も聴いていた月下虫音が聴けなくなって数年経っている。引っ越しして、LOVE FMがノイズで聴きにくくなったのだ。こないだ、ふともう一回チャレンジしようとしたら、今度は音も小さくなっていた。どうもきちんと周波数?みたいなものをキャッチできていないようだ。そうだ、RADIKOで聴くのもいいかもしれない。そうしよう、今日からやってみよう。RADIKO、便利だ♪

最近は、YouTubeなどで動画ありの音声をよく聴いているけれど、私は動画が混じった話を聴くのが苦手で、音だけのほうが好きだったりする。というより、ラジオサーバーで聴くことが好きだったりする。そこに音楽などの音源も入れて、ウォークマン代わりにしている。実は今、RADIKOをかけながら、ラジオサーバーで録音中だ。これだとウォーキングしながらでも聴けるから。

便利さと不便さを行き来する感じが今は心地よかったりする。村上RADIOは本当に好きで、村上春樹の声がいい。最初はピンと来なかったけれど、今はこの声が村上春樹だと思う。認識って不思議。世界的に著名な作家なのに、大先生なのに、気さくな感じで自分の好きな音楽を紹介したり、小説について話したりされるので、本当にあの小説を書いた人なのだろうか、と思ったりもする。コロナで自粛の時期にラジオを頻繁に放送してくれて、どれだけ心の支えになっただろう。この人が大好きだと本当に思った。

前に「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」が世界に翻訳されたとき、イギリスだったか、外国でサイン会をされて、外国の人が熱狂しているニュースが流れ、そこだけカットして今も録画を取っている。これを見ると、『ああ、村上春樹はすごい人なんだ』と思う。それが何かの目印になっている。何の目印かは言葉にできないけれど、何というか自分の中心に戻れるような目印だ。別に有名人でなくても村上春樹は好きなのだけれど、大好きだから、みんながずっと彼のことを好きでいてくれると、もっと嬉しい。

ラジオ、また楽しみに待っていよう。その時は録音失敗しないようにしよう。でも、失敗したら、またRADIKOのお世話になろう。

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