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妙高へ新しい人の流れを創出するために妙高市長に提案したこと

こんにちは!
みょうこうミライ会議事務局の藤田です。

みょうこうミライ会議は3ヶ月間の政策検討を経て、10月の下旬に妙高市において現地合宿と妙高市長への最終プレゼンを実施しました。

当日の詳細はこちらの記事をご確認ください!

今回は、新しい人の流れを妙高につくることをテーマに政策検討を行った「人の流れチーム」の、市長へのプレゼン内容をご紹介します。


人の流れチームのテーマのおさらいと考え方

人の流れチームのテーマは「with/after コロナ時代における妙高市へ新しい人の流れを創出するために、妙高らしい新しいライフスタイルを提案せよ」でした。

ライフスタイルと言っても様々ですが、人の流れチームは「新しいライフスタイル」=「都市部のトレンド(現状)」×「妙高の魅力」と捉えて、それぞれの要素を洗い出すことによって検討を進めました。

都市部のトレンドである地方でのリモートワークやワーケーションについては、すでに妙高市としてもワーケーション施設を整備するなど力を入れていたので、そこに妙高市ならではの環境資源を活用した自然教育を盛り込むことを検討しました。

市内には裏山を活用しながら幼児の自然体験を実践している保育園や、国内に唯一無二の自然のプロ集団を育てる国際自然環境アウトドア専門学校(i-nac)といった、本物の自然教育に触れられる環境が整っています。

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自然教育とワーケーションを組み合わせることによって他の地域にはない新しいライフスタイルが提案できるのではないかと考えました。


着目したターゲットと懸念点

都市部のトレンドを押さえるためにまずは、コロナの影響により在宅勤務が可能となった働く世代を想定しました。

加えて都市部の自然教育へのニーズが高まっていることも踏まえ、メインターゲットを未就学児の子どもを持つ家族とし、家族で気軽にワーケーションができる仕組みの検討を行いました。

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一方で家族でのワーケーションの懸念点として、①長期滞在の費用感に対する不安、②安心して長時間こどもを預けられるか、などが残っていました。

コロナ以前は個人に対するワーケーションプランが多かったのですが、今回、未就学児を持つ家族をターゲットとしたことで、家族全員にとっていかにストレスフリーな環境を提供できるかがポイントとなりました。


妙高市長に提案したこと

懸念点を踏まえた上で提案したのが、

妙高で暮らすようにワーケーションができる定額制のワーケーションプラン、題して「いえごと妙高」です。

月額料金を支払うことで、衣食住+子どもの自然教育もまるっと含めたワーケーションを家族で実践することができます。

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「いえごと妙高」のポイントは、家族で妙高に来て親が仕事している間、子どもは地域の保育園やセンターに預けて自然教育を受けさせることができる仕組みを整備することを盛り込んでいる点です。

今回フィールドワークさせていただいた、斐太南幼稚園が園舎の裏山を活用して子どもたちに自然教育を提供していることから着想を得ています。実現に当たって、斐太南幼稚園のプログラムを活用する他、国立青少年自然の家やinacのガイドと連携をして自然教育を提供してもらうことを想定しています。

一方で、コンテンツを拡充したところで、妙高の発信力の弱さにも課題を感じていました。
そこで、今回人の流れチームにコンテンツのプロであるワーナーミュージックジャパンさんが参加していることもあり、PR戦略についても提案に盛り込みました。

ファミリー層に知名度のあるタレントやアーティストを起用したYouTube番組「いえごと妙高TV」を公開したり、インフルエンサーを活用したPRの実施を検討しました。

運営体制としては実行委員会を設立し、そこが各プレーヤーの調整業務を担う想定で提案しています。

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引き続き検討すること

妙高市長への発表は無事に終わり、「来年度モニターツアーしかやらないのは、スピード感が足りていないと思う」といった次のステップを見据えたコメントをいただきました。

現在提案の実現に向けて、実施体制やスケジュール、パッケージの詳細などについて引き続き検討を進めています。

一方で都市部のトレンドは早く、すでにワーケーション環境を求めて動き始めている人が増えていることも事実です。

機会を逃さないためにも、年度内に宿泊施設や仕事スペースなど既存のリソースを掛け合わせたプランを作成し、都市部の人向けにモニターツアーを実施する方向で検討を進めています。

まだ道のりは長いですが、人の流れチームのメンバーそれぞれが提供できるリソースや情報などを活用しながら提案の具体化を進めていく予定です!

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