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緊張するときのアレコレ
人前で演奏するときに、いわゆる「あがって」しまう、緊張しやすいタイプさん、多いですよね。
「緊張するのはよくない」、「失敗する原因」、と思っていること、多いのでは。
実は、緊張するって、悪いことではないのです。
緊張しやすい人
私のケースですが。
私は緊張しやすくて、たとえば演奏会の前日から胃がぎゅーっとしてご飯が食べられないような極細な神経の人間で。
「緊張する=自信のなさの表れ」だと思い込んでいたので、はじめの頃は、緊張すること自体ダメな証拠だと思っていたときもありました。
でも、そうじゃないことがわかり、対策を考えるようになりました。
そのことを書いておこうかと思います。
緊張しやすい人:
完璧主義・真面目・責任感が強い・結果を求める。
過去、失敗してきつく叱られたり非難された経験があるなど。
自責が強い、人にどう思われるかを気にする、自分と人を比較することが多い、などの傾向。
失敗の原因の一つに、緊張をふくめることがある。
(失敗したときのリカバリーの方法は、色々ありますが別の記事にしようかな)
緊張の”もと”は何なのか?
回数を重ねるごと、緊張した自分とつきあっていくうちに、だんだんと分かってきたのは、
★「自分の不安とどう向き合うか、”自分が一番怖がっていることは何なのか”を理解する」
ということが一つ。それから、
★「緊張することは悪いことではなく、むしろ良いこととして受け入れる」
というのが、少し自分を楽にする方法だと分かってきました。
その頃考えていた、発表会で自分が怖いこと・嫌なこととは、
・失敗すること、
・そのことで悪目立ちすること、
・それを人前で言い立てられること。
その不安をなくすために、
① 練習をたくさんする。それで当日ダメなら、発表会のあとでOBさんにいい方法を教えてもらおう、そのために演奏を頑張ろう、と事前に思い切る。
② 演奏中にやっちまっても、悪目立ちしないように、ポーカーフェイスをがんばる。
③ 人前で指摘されるのも、その時の「役回り」だと思って、みんなの代表としてアドバイスを聞く立場なのだと一歩引いた気持ちになる努力をする。
④ とにかく「失敗してもいいんだ、大丈夫」と自分に言い聞かせる。失敗に対する恐怖心から来るプレッシャーをできるだけなくす。
これでなんとか、自分で自分を励ます・しっかりさせる、という感じになれました。
それでも、まったく緊張しないということにはならなかったですけども。
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緊張は良いものである
緊張は実は、ベストパフォーマンスのもと。
良い緊張は、「やるぞやるぞ」という、精神の戦闘モード。神経が鋭敏になり、普段よりもアグレッシブになります。
演奏会前に円陣を組んで「おー!」とやるのは、この良い緊張に入るためのいい方法です。みんなでやるんだから怖くないよ、ひとりでやるんじゃないんだよ大丈夫、という連帯感・安心感も、良い緊張をもたらすのにとてもいい働きをしてくれると思います。
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プレッシャーで緊張するようなときは
自分に何か制限をかける、たとえば失敗を禁じるようなことがあると、良い緊張にはなりにくいです。身体が硬くなったり、動作がからまわりしてしまったりするような気分のときは。
まずは、深呼吸。深く吸えないときは、なるべくゆっくり吸って吐いてを数回してみるのがいいかな。
それから、失敗はしてもいい。と自分に言い聞かせる。「失敗してもいいから、とにかくやるぞ。」この気持ちを強く持つのがいいのかな。
プレッシャーに弱いタイプは、良い緊張状態へ持っていくために、この枷のようなものをとっぱらうのが大事のような気がします。
もう無理ー緊張しすぎて吐きそうー(>.<)ってなってしまったら、とりあえず、それ以上にならないように、キープからはじめます。
① 今も本番も、緊張してていいんだと考える。まずは、ゼロスタート。
② 体力を温存する。プレッシャーはストレスとして精神力を削りますから、体力温存・回復優先。本番で着物を着たりすると、動きにくく所作に気をつかうので余計に疲れてしまいますから、なるべく。
③ 本番の緊張から気をそらすために、別のことを考えるとか。ストレスのある緊張状態は、一点に集中してグルグルしているのと一緒なので、いったん集中力には解散してもらいます。
④ めちゃくちゃに緊張していることを自白して、緊張を他の人にもらってもらいましょう。緊張状態のままでも、連帯感と安心感を手に入れると少しは楽になります。
⑤ がんばらなきゃ、と思うのをやめる。身についたものをストレートに出すだけ、と思い切ると、変に力が入ったようなのが取れます。
とにかく、ひとりで頑張らない、自分と戦わないこと。かな。
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なるべく楽しめるといいな。
その場で楽しい気分を感じることができなくても、後から振り返って、「あのときの自分、ほんっとうに頑張ってたわ えらい」と思えたら、それでいいんだと思います。
緊張を乗り越えらる小さな助けになったらいいなと、緊張しいのOBでした。w
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