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演奏会の感想メモ

ひと月くらいたってしまって、いい感じに記憶がおぼろげなので、書いてしまおうと思います、感想文。

先日、連絡担当の交代のご挨拶を頂いた際のお返事にくつけて、「ネタ下さい」て書いて送ってしまって、ダメOBっぷりを年始からしちゃったんですけど、ネタあるじゃんと思いまして;

ザックリの感想は、「もう安心かな」でした。
お手伝い一切しなくても、誰かがきちんと仕事をしてきちんと回ってる。(ように見えてるだけかもだけど)
今までの私の不安は、人手がなさすぎて代替がいない、という状態からの「自分が抜けて迷惑かけたら」というのが大きかった気がするので、正直、自分勝手ではありますが、「大丈夫」と思いました。

内容も、学生邦楽としての「良さ」、本人達はどう感じているかは分からないけど、それがたくさんの場所で見ることができて、私は今年も来て良かったなぁと思いました。詳細は後で書きます

では、気になったところを含めて、時系列順に覚えてる限りを。

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受付って、もぎりは一箇所でないとだめなものですかね。

…というのも、当日券の受付机でチケット購入して、移動して → 内側の受付机で半券もぎりとパンフ受け取りだったんですけど。
なんか動線が冗長。と思いました。移動の動線は無駄ではないかなと。

つまり、当日券の販売と同時にもぎりを行う。そうすれば、当日券&前売り券の机でのもぎり、計2ヶ所になって、その分、受け入れがスピーディかも。
お客さんが多いときほど、人数をどれだけスピード処理できるか、受付はそこが鍵だったりするのでは。
(私が行ったときはもうすいていましたが、今回お客さん多めだった気がするので、ちょっと気になった)

ただし、当日券の机は、販売の金銭管理・半券もぎり・パンフ渡し、という仕事内容になるので、人数は少し増やさないとです。
そこがネックかもしれない。
(というか今まで少人数だったから、それができなかった理由かも。人数増えたら今までは省略されてた部分、それなりに変更もできるから考えていくといいかな)

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開演五分前のアナウンス。

あれ、「ロビーにおられる方はお席へお戻り下さい」って、ロビーの人へ呼びかける内容なのに、ロビーへ音声が出ていなかったですね。
会場内の音声が、扉を開けてあるからロビーへ漏れて、うっすら理解できる程度に聞こえてた状態でした。

あれってロビーのスピーカーへ出す指定ができると思うんだけど、それは費用面の理由でしてないだけなのかな。
なににどれだけ区分けがされていてどれだけ追加費用がかかるかよく分からないのですけど。

あと、私はそのとき丁度トイレから出てきたところだったんですけど、トイレの中の方で、かなり慌てて身支度してる感じの方がおられたので、アナウンスの内容、「開演まで5分ございますので、ご用事を済まされましたら」とか入れてもいいのかなとw

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さてようやく曲ですが。

全体的にざっくりと。
曲に対して、とても誠実に向き合って、大事に作り込まれた、そういう愛情の込め方が随所に見られ、各曲、素晴らしかったなと。
曲や場面によっては、奏者としては満足のいかない舞台になってしまった、残念に感じるような部分もあったかもしれませんが。
いいんですよ、学生邦楽の魅力のひとつは、ナマの足掻き。…とか書くとまた怒られそうだけど、爪痕を残すような、ドラマを見せられたと思います。

また来年の成長が楽しみになるような、そういう、伸びしろの。

そうそう、私が最後にお邪魔した成果発表で、めちゃ厳しく本当のことを言ってしまって、ほぼ全否定に近い感想になってしまった、尺のふたり。
もともといい音だったけれど、その後の成長、コントロール力の素晴らしさに目を見張りました。
ピッチのズレが目立ってしまいそうな場面で合わせてきた。舞台でアレができるのはかなりとおもいます。

あとは、三絃。三絃は堂々と演奏すると、楽器の形とか姿勢とかも見た目美しいから、際立つんだけど。何より音が良かったです。
特に尺1三1の曲、ひとりで頑張る感じの音でなくて、周りをよく見てて、隣にまず音を届けて合わせる感じの。心が見えた…と思いました。
あの曲は、多分本人達は悔いがあるかもしれないけど、見てる側としては、すごいものを見せてもらったという感じが残りました。
ラストの終わり方の気迫もよかった。あれも気持ちが見えた。よかったです。

一年箏曲は、ここ10年で出色の出来。
パーツの組み合わせの理解や形の取り方、基本をきちんと押さえた、一年生曲として文句の付けようもない仕上がりでした。
多少、合わせ爪の掴み方が甘いなとか、思わないこともなかったですが、パンフ見て、始めて数ヶ月の子がいるらしいと。それであれかと。拍手拍手。

ラストの1曲は、毎年そうなんだけど、なぜか前半にバラバラ感がすごい。
ここの出だしの前、幕間の間に、落ち着いて気持ちをそろえる時間は作れないのかな。
バタバタ準備して楽器の前に座ってちょっと待ってからハイスタートっていうのが、見えてしまうんですよね…
すでに何曲もこなして、身体も緊張で疲れてるのはあると思うから、よけいに気を引き締めてかからないと、とも思うし。
毎年思うので、何か対策ができたらいいなと。

(昔話ですが、私の現役時代、演奏会を同期7人でやったりしてて、みんな一曲交代で出て、出演と調絃とで座ることもできないときがあり。私が4曲出演した回では、ラストの1曲、完全に手が言うことを聞きませんでした。疲労で右手に力が全く入らなくなってて、まともにパート内を合わせることができず、すごいひどい演奏になってしまったことがあります。
本人が思っている以上に、身体の疲れは蓄積してると思う。
演奏会ってバタバタして休む暇もないこと多いですから、せめて、曲前の短い時間に、気持ちを静めて、手を温めて、楽器に気を配って、ということができるといいな。
部長が挨拶に出てる間に、メンバーのコンディションに気を配る余裕がある人がいたらいいなぁと、これは理想論ですが。)

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尺のピッチの上がらない問題は、何らかの理由があったのかしらと、気になっているのですが、あれはどうにもならないことなんでしょうか。
冬場の冷えで、ピッチがかなり下がってしまうあれ。

以前、プロの方の演奏会、寒い時期に会場が蔵というコンサートに行ったことがありまして。
ガンガンにストーブも焚いてありましたが、日が落ちるとやはり寒さは足もとからやってくるような感じで。
曲中で尺を持ち替える曲があったときに、その方は、尺に直でホッカイロを巻いて置いていたんですね。上下2つ。
びっくりしたので、よく覚えています。

そう長い曲でなかったので、曲がスタートしてから、ソロ間にカイロ外して持ち替えるまで、たぶん3分くらいだと思うんですけど。曲前からの準備で息を入れているところから考えると5分くらいあったかなぁ。

尺の人に聞いてみたら「乾燥で尺にヒビの可能性もあります」ってことだったので、常用はできないんでしょうけども。
あくまで、非常の時のためですけど、曲前数分ならカイロを直であてておくのもありなのかもです。
(尺未経験の人の意見です、あまり当てにしてはいけませんよ)

(あとはね、尺のピッチが上がらないことを見越して、442よりも低いチューニングを箏へしてしまうのはどうか?と考えてみたけど、多分、奏者が慣れなくてだめかもと思い直しました。押さえとかの感覚が変にずれそう)

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あとは、「尺は身体が楽器」と言われるように、コンディションのキープが一番重要なので、舞台さんは仕事の配分を曲前は気をつけて。というくらいかな。

同期の尺男子は、「2曲連続でもキツイからやめてくれ」と言っていたので、今回のようなのは、いくら体力に自信があっても避けるべきだったのではと個人的には思います。
舞台はナマモノなので、トラブル対策のためにも、万全を期すべき。

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終わった後、着替えに思ったよりも時間がかかりましたね男子。
部屋が狭いんだったら他の部屋を使っても良かったと思うし、女子の着替えが終わってから、広い調絃部屋へ入れ替えて、着替えたり袴を畳むとかしてもよかったのかな。

べつにいいんですけど、あの部屋狭いんで、ちょっと効率悪そうだなと。

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メモ程度ですが、思い出せたところだけ、ざっと。
アンケート用紙を出さなくてごめん。という気持ちです。

あけましておめでとうございました。
本年も良い年になりますように。

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