新歓の動画の感想文

新歓の動画の感想文。(2023.09.02 ホワイトフォレストに加筆修正、春三題、葉月まで追加。五千字増えたよ。*ちなみに私の出力は一時間に一千字程度です。ほめてほしい。合宿までには感想書き終わりたい 頑張るぞ)
もう夏を過ぎてしまい、動画の時点から現在の状態はすでに離れてしまっているだろうと思うので、必要な部分をとる程度に読んでくださいね。


動画は一年生が紙が貼ってある人でいいのかな?張ってない人は上級生?動画下のキャプションに内訳があるとわかりやすかったかも。
(だめ出しの強さの基準になりますのでできたらお願いしたいです、二年目の人にはこれは要求できないなー三年生ならいけるかなー とかの判断ができるから)

1.いつも何度でも

初々しい印象ですね。音もきれい。とてもよく練習したんだろうなと思いました。フレーズの形もとれていて好印象。

・音のか弱さ

音はきれい、ただ弱いです。新歓ならこれで十分だけれど、今後のことを考えて少し書いておくね。あくまでプラスアルファという意味ですよ、新歓としては1200%以上の良い出来です!パーフェクト!!だからへこまないで読んでほしいごめんね。

演奏会がある今後のことを考えると、もっと芯のある強い音の出し方に工夫が必要だなという気はします。
私としては、柔らかい丸さのある・前面に飛んでこない音をよしとするべきなのか否か、という部分でした。一年生に合わせるとそうなりがちなのはわかるけれど、譜面台に紙の張っていない人を上級生として見ると、上級生3人にしては変に芯がなく響きの薄い音が気になる。特にメロディになったときの二箏さん、生気がない音だなぁという感じがしてしまい。

絃を爪でなでるような弾き方をしていませんか?絃を通過させるときに滑らせて弾くのではなく、絃を爪先で押して切るように弾く、そういう弾き方を練習するともっとスケールの大きな音になって広がりが作れると思う。今の音だと感触が「つまびく」レベルで、ステージに上がることを前提にした今後の練習を考えると、基本の音の作り方をより強めにと考えた方がいいかも。基礎練習で手指を鍛えるつもりでがんばって。

・手の形

弾き方に関しては、一箏前さんは親指が斜めに張り出しているので、どちらかと言えば垂直に近くするともっと音がしっかりするはず。(=手首をもっと立てる)

これは初心者さんには多い形なのですが、爪の三角の角を使おうと意識しすぎなのかな?机の上で親指を使い、面をまっすぐ突っつく感じの手つきを練習してみるといいかも。重心を手首ではなく親指の第二関節あたりに移して、「重力を利用する」感じにして弾くようにすると、手全体の力がうまく抜ける気がします。(弾いている間に人差し指や中指、指が伸びて浮いてて余分な力が入っているように見える=力が分散して使われてしまっている、のも同時にクリアできそうと思います)

手の使い方大事。
弾きやすくて楽な形でやれるといいです(楽=体力温存できる)

・二箏さんの合わせ爪

すでに鳴っている絃をつかむときに?カサコソした雑音が目立ちます。
これは、動作が遅すぎるため。震えている絃にそおっと爪を当てると「じり…」って音がしてしまうので(これは実験してみてね)、どんなときでも鳴らした絃に触るときにはよく注意して。
優しくふわっとした音を作りたいときには、スピードはスパッと、タッチは優しく。その際には、指先の力を抜きすぎないこと。指先は締めたままで気持ちだけふわっとをイメージしてください。

・指遣い3-1の基本動作。

中指から入るときに、寝かせて弾いてその後の親指を入れるときに手首を起こして弾いているパターンがいくつか見受けられます。
ぱたぱたした大きい動作がある=テンポの速い曲の時に不向き。ついていけずにどんどん遅れていってしまう原因になりやすいです。よってこれは要改善、スピードのロスに+体力のロスが大きいのもあるので。

(初心者さんは指の力がないので上から下方向へ押さえつけた方が弾きやすいことも多いのだけれど、それが引き続きの基本動作として身についてしまうのは今後のためにはならないから、上手になるために変えていこうね)

中指を入れるときは、猫の爪を出したときのような丸めた指の形で、立てた爪を手前へ引っ張り(上下ではなく前後の動き)、その手の形のままで親指を入れる。
ちょうど合わせ爪を一音ずつにばらした形ですので、合わせ爪ができている今ならそう難しくないはず、一度みんなで手の使い方を見直してみてください。

…あとはトレモロも振れているようだし、そこまで「これは早めに言うべき」と思うようなところはなかったかも。音の作り方に関しては今後の伸びに期待したいな。大丈夫、時間はまだ十分ある!がんばって。

ホワイトフォレスト

全体的にそれらしい感じではある。もっと迫力が必要かと思うので、もし演奏会に持って行くならそこが課題。ということで書いてみます

・17絃の低音のピッチカート

出だしはつかみなので迫力大事。
低音は響きやすいはずだから、もっとがっつり鳴らしたいところ。
動作の改善については、肘を支点に使い、手は上へ振り抜く。手先で弾いている(手首が回っている)のと変にブレーキかけてるから力が伝わらずに中途半端なんだと思う。大事なのは肘の使い方ね。見た目、腕が形としてちょっと伸びてて+浮き気味で、肘をうまく使えていない感じがあります。

(手首が回る、返るのは、元々の指での取り方が上から押さえてすくっているせいもあるのかも。指は横向きで側面を多く使う感じですくうといいのかも)

動作資料として↓
以前もあげたやつだけど貼っておきます。8分40秒くらいからが激しくてよいです。肘が浮いてなくて、肘より先が完全な一部品として動作し、無駄な動きが一切ないのが美しい。参考になれば。
(注目ポイントとして、強音になるほど肘の位置が自然と内へ入って締まっていること、その他弱音からの表現についても見ておくといいかも。耳で音ばかり聞いてはいけない、目で見るのも大事。
そして手首を返すのではなく肘を内へ入れることで、上向きへの動力へ変換してるのがわかるかな)

全体的に指遣いが拍に遅れ気味=原因は「薬指を絃へつけ 手を置いている」、特に3-1関連

他も全部にいえますが、テンポに対しずっと手がもたつき気味。理由は、箏と同じ弾き方「薬指を絃へつけ 手を置いている」。これだめですよ。
全体的に、弦の上へ手を置いた状態で、手のひらの開閉と指だけで弾いています、この手の開閉の分だけタイムロスが出て、それでずんずん遅れていきますから、これは要改善。
手を浮かせて、親指一本で突くように弾く形」に変更し、速度対応。
それと同時に、手と腕の自重を有効利用して弾くことで、体力温存できるようになりましょう。

手の形の練習、机の上で構えて、親指の先で机の面を突っつく形をしてみて。=手を浮かせると、親指は垂直に近くなるので、自然によい音になる。
この形で、トトトト…と前後に移動させて、絃をつっつく感じに弾きます。最初は慣れが必要かもしれない。「17絃は箏とは似て非なる楽器」、奏者は意識を切りかえましょう)

最初から手を置いていると、開閉する手のひらの稼働しか使えないから体力的にも不利ですし。音質的にも、音の伸びとインパクトの鮮やかさが全然違うから、演奏会に向けて頑張って改善して下さい。
(ちなみにこの弾き方を箏でもおすすめします。同じく、音の伸びとインパクトのプラスが出来るので、強音の時など部分的な場面で使える)

 * 3-1の指遣いのかたちについて

特に遅れが目立つのが、「中指+親指」の+の部分と直後の部分、妙に間が開くことが多い。

改善方法、「コ」の手の形をキープして、そのまま「前後にひじ関節の稼働で動かす」。=合わせ爪の手の形で前後振りそのまま親指を突く形で上昇フレーズに乗せこむ
薬指をついてやってはいけないですよ。もともと、指遣い3とあるときは上から手を落とす形が多いのです。

(たとえば、六段の出だし部分に 一二(指遣い3)とある、これは浮かせた手を最下部の絃へトンと置き入れる形。つまり、浮かせた状態から弾きいれるのが基本形といってもいい。と思っています。
古典的な手の使い方は、下の動画が親切でわかりやすいかも。手がヒラヒラと動いていくのが美しいです。たぶんこれを目指すのがいいと思う、3-1の形の時には手は必ず浮く)

https://www.youtube.com/watch?v=t8IUyhCda0E

ちなみに六段の最初はとても簡単なので、お弾き初めなどに使うといいですよ。気分がそれっぽくてとてもいいし、一パートだけで一人でもやれるから、個人練習にも向くと思います。

 * 薬指をつく・つかないについて

薬指をつくのは、初心者さんの手の不安定さをカバーするためだと思うけど、半年から一年くらい練習したらそんなに必要なくなる程度にはなるはずなので、二年目以降は、ほぼない方がいいです。そんなに下手じゃないんだし、薬指があることでスキルが伸びないなら、積極的に削っちゃおうね!

Q. 手を置くときはどうするの?
A. 薬指の代わりに使うのが、中指です。

いえ、もちろん薬指も添える程度に入れますが、積極的には絃にかけない程度です。特に3-1の動きメインの時は、中指が主に絃に触れて、手をサポートします。
手は「コ」の字で箏の面(絃)へ接していますが、くすりゆびほど固定はされないので楽に速度対応が可能です。3-1では、弾いたそのままで中指を残し、親指の動作に移行するだけ。

ぱたぱた動作ダメと一曲目にもすでに書いたけれど、特に体力勝負の17は動作ロスはなるべく削っておきたいとこだし、手が疲れるから肘に仕事させるといいです。

(ていうか基礎練でこの型の練習はどうやっているのかな…??? 3-1の弾き方は、方法が伝わっていないのだろうか。合わせ爪の手の形で前後振り、というだけなのだけど苦手な人が多いね…???
基礎練習での見直しを早めにしてね、一年生にもこの形で教えられるようにしておいてください)

拍のジャストの把握

拍遅れに関して、手の構えの瞬間が拍のジャストのことが多い。
なので、本人の自覚的な感覚の改善も必要かもしれない。これは拍の幅と中心点をよく把握する、メトロのジャストを手をたたいて合わせる訓練で改善できるかどうか?
私は拍のジャストの把握については、「拍のど真ん中を、針で突くように」と言っていて、一点のピンポイントを限りなく究極に小さくしズレのないように、スタッカートで弾く練習で意識させていたような記憶があります。
曲調がゆったりの時ほど、拍の幅が大きくなりますが、その中でもジャストをキメきれないと、ダラダラとした雰囲気になってしまうのでより注意です)

(この拍のジャストがとれていないのは、尺も同じです。
なんか妙にフレーズがダラダラと、どこもかしこも丸い感じがあるのはそのせい。そして、音量は出ているのに、音に種類がなく、メリハリが薄いせいで、何も伝わらないですね。音が出ていればよしとされるのは最初の演奏会までですよ、フレーズの形の把握などなど早めにできるようになろうね)
かっこいいフレーズの時ほど、角(=フレーズの上下の折り返し、境目の一点を重視)をキッチリつくる。特に、なめらかの中に角を作ると、スパイスシーなアクセントが付いて良いはず。

フレーズの把握について(どの楽器も同じ練習で出来るよ)

歌としてフレーズを歌います。
声を出して歌ったときに、みぞおちに手を当てて感触をはかってみましょう。腹筋がどこで声を支えているか=そこ強めに張った方がいい部分=キメるべきところ、と思って音の選別をしてみる。
全部を均一の音で出すと、何の表現にもならないので、そこをもっと頑張って、立体感を作りましょう。
(尺さんは、たぶん楽器的に出しやすい音と出しにくい音があると思うんだけど、そのせいかな、フレーズのトップに来る高音が変に弱いときが多いのが気になります。高音のアクセントをきれいにつけられるように、できるだけ頑張ろう)

最後の一音の作り方

動画の状態だとあまり響きが感じられないな、録音のせいなのかもしれないけれども。

・音が「カスッ……」てなってしまっているのは、親指が横を向いている(正面から見て親指が見える状態で弾いている)=爪の側面のへりが多く当たっている可能性、つまり絃の芯をつかめていないかもしれない(スクイに近い音になっている?)
 →親指を立てる形に修正。
(合わせ爪は、そり指の場合は親指を「く」の字に近い感じに第一関節を曲げて固めると合わせがびしっとした音になるらしい。ので、その形で小さく音を作ると、弱音でも曖昧になりすぎないかも。私はそり指ではないので実感として分からないのですが、試してみて)

・位置は、響きを重視するならもっと柱に近い部分を使う、もっと真ん中あたりがよく響くはず

などの工夫で良くなりそうかな。

曲はね、最初と最後が大事。なので、特別に意識して音作りをしておこうね。

春三題

箏と三絃の音が双方とても伸びやかでいいなぁと思いました。この曲は演奏会へ持って行く?
よく分からないからその前提で書くけれども。

音楽の三大要素は、リズム・ハーモニー・メロディ。

全部のフレーズがなめらかすぎて分かりにくい。というよりは、拍子の設定の違いを、曲の特徴としてフレーズ作りに生かせていないから、動画の状態では曲の良さが伝わらない可能性がかなりある、かも。

楽譜を見ると、曲の拍子の変化としては、6/8→3/4(→4/4、ここはカット) なのですが、それを出すのが難しいかもですね? 6/8(二拍子)と3/4(三拍子)の拍取りの差をどう出すのか。3+3と、2+2+2、なんですが。

一章は全部を「たらら・たらら」でそろえた方が良かったし、特に二章、出だしからまとめ方を少し小幅に「とこ・とこ・とこ」という感じに強調する感じにするのがいい気がします。(聴衆のわかりやすさのため)

(というか、そこの違いを、奏者の二人は読譜段階で把握していたかな……??? 十分に弾けているのに、なぜかフレーズの形が全体的に曲本来の、求められる形ではない。おかしな感じ。そうなっている理由は、分析不足かとおもうんだな)

音楽の三大要素は、リズム・ハーモニー・メロディ。これは大事にするべき順番でもあります。リズムが先、これを忘れないようにしよう。
リズム(拍子)を無視してメロディを先に作ると、形が曖昧すぎて曲の輪郭すらつかめなくなる、読譜の際には拍子って慣れないと見落としがちなので注意してね。

後押さえ

押さえの左手のキープが短く、音が残っているのに左手が離れる=伸ばしている音が変わってしまっているのが聞こえています。
楽譜の指定よりもかなり長めに、左手はもう少しキープを頑張りましょう。
(押さえの手について「次の一音を弾いたタイミングで放していいよ」と言われるのは、それをしても目立たないことが確信されればの話、この出だしの静かさだと全部聞こえてしまうから、キープは場面によっては消えるまでを頑張ろう & 押さえの多いゆったりとした曲は、なるべく練習を静かな場所で、余韻の消え残りを聞きながらやるといいです)

3-1

最初の曲にも書きましたが(・指遣い3-1の基本動作。のところ)、これも同じく少し気になる。
この曲も 3-1 の指遣いの部分が、ややパタパタ手の甲が返されるのですが。
中指は、上から押さえるのではなく、前後に動かして「弾く」ようにすると、弱音の時に出やすい親指との音質の差も少なくなると思います。テンポの速くなる部分で手がばたつくのも、解消できると思う。

ピッチカート

音の響きがない…?録音のせいかな?
ピッチカートは、両手でとる場合は絃上の同じ位置、なるべく近い直線上にとった方がいいですね。音質がそろいます。動画では見た目だいぶ離れているので。
そして特に右手のとる位置が竜角に近くて、そこでは響きが足りなすぎると思われる。左手でとる位置あたりで、右手もとる方がよいかも。

一応、絃の中点に近い部分が一番よく鳴りやすいので、高音部はそこに気をつけて、中低音部もそこに音質を近くそろえる。
中点をというなら、本来は取るに適する位置は竜角に沿わずに斜めになるんですけどね。そこまで厳密でなくていいです。でも響かせたい一音があるなら、少し真ん中へ寄せていくといいです。

(押さえと同じく、ピッチカートも静かな場所で研究すると、位置による音の差・指のかけ方による、タッチによる…などが体感しやすいと思う)

中指で引っ張る一連

p5あたりの中指始まりの部分。乱れるのは、手だけで引っ張り上げてこようとしているからかもですね。
手先を固めて、肘を後ろへ引いてください。ここその先が苦手な部分なのかなと思うので気が焦っているだけなのかもだけど。

楽譜p5.L2. にある 3 2 1 の指遣いの部分は、動画ではぽろぽろと指を一回ずつ叩き入れているように見えるのですが、これは入れた指を置きっ放しにし支えにして、次の指を入れる方法で安定させられるかも。
七(3)を弾いたら、その指は八で止まり、八の絃に置いた中指を支えにして、九(2)を入れる。親指はそのあとを引き継いでぽんぽんと飛んでいく、という感じ。
もとから弾きやすい形のフレーズではないから、難しいけれど。
これも、机の上に順番に指を置く練習で感覚をつかめるかもしれない。

葉月

(あれ動画のタイトルと詳細が作曲者名N沢さんになっているよ)
二人の呼吸と感覚がよくあっていていいですね。この曲は演奏会でやりそう?華やかだし聴き映えしてよさそう。

出だしの一音

この意味と置かれかたがよく分からなかったかな。失敗したわけではないんだろうとは思ったけれど。
なんとなく一音に聞こえたけれど、楽譜では二音、フェルマータつきになっている。この処理と見せ方について、もう少し演出が必要かも。

もう少しソロっぽく、正面を向いたままで「ぱーん」って出しちゃった方がさっぱりと目立っていいんじゃないですかね。で、一音目に、ユリ?を使ってみるとか。(ビブラートをかけるって三絃ってなんていうんでしょうか)

フェルマータについては、ほどよく伸ばす、という意味なのだけれど、個人的には「2~3倍と少々」の間を作る間隔で、それからするとかなり短いんですね。たぶん。
しかし、余韻の音を聞かせるとなるとあまり間をおけるものでもない。そう考えるとちょっと難しいな。
鳴らした後の変化は余韻である、と目で見せるには、しゅっと大げさに手を移動させしばらく静止している(G.P.に近い?)、とかもありなのかもと思う。視覚的に変化を見せて補助とする方法。

そのあとの、本当の出だしをもっと印象づけたいので、顔を少し箏側に向けて制止からのひと呼吸を入れるとか、してもいいかも。尺が楽器振って指揮を執るような感覚のやり方で。
なんかよく分からないままに始まって気分的に「???」が続いてしまうのが、微妙に不可解だったです、きれいなのに。

G.P.

G.P.  この指定は、ただの間ではないのです。ゲネラル・パウゼ=「ものすごい静止」つまり、「めっちゃとまってる」

なので、見た感覚だと、もうちょっと硬直感があるとそれっぽいんじゃないかと思うのですが。ただちょっとひと呼吸入れただけみたいに見えるので。
見た目が柔らかいのですよね…
固まった、プラスその後の硬直の解けた感じが演出としてあると、観客も一緒にほっと息をついてまたひたれるようになるので、その緩急の操り方をもう少し意識して欲しい。

いいですか、お客さんは受け身ではありますが実は貪欲に「なに見せてくれるの、なにしてくれるの、どういう情緒の振り回しを体感させてくれるの」って思っていますから、できるならそれに応えてあげると喜ばれますからね。奏者はドSであるべき。(自論暴論)

どれくらいハードに使うかは自由だとは思いますが、ツールの目的を理解して、駆け引きとして使い方として、視野に入れておくといいでしょう。

その他。
箏のピッチカートと三絃の音、音質よくそろえてある、すごい。入り交じっても違和感が全くないですね。すばらしい。
三絃ソロ、雰囲気のある音もいいし間合いもよい。
箏スクイが久しぶりにざわっとなるくらいかっこよくって、思わずにこにこしてしまいました。
細かい手も多いのにすごいなぁ。好きです。頑張って欲しい。

最後、柱を動かすタイミングが、テンポ速いと難しそう。最後に弾いて+左手押さえがあってから次まで四拍あるとはいえ…がんばれ…

終わり方。

最後の二音は、少しタメがあってもいいと思います。ちょっと急いで突っ込んでしまっていて、もったいないなって思いました。聞く方からすると、急になくなっちゃったような感じがして、寂しいです。

アクセントの強さについては、もっとほしい。
ちょっとだけタメを作っておいて、箏は手を浮かせてたたき込む方がもっとアクセントが強く鳴ると思う。(三絃は強音出すと絃が切れるのが怖いから、音量のフォローは箏側がやるしかない)その部分の出し方をもう少し工夫すると、ラストがもっと華やかになりそう。

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練習中に
弾きにくいなと自分で感じたときには、早めに原因を探しましょう、変に努力で克服しようとしないこと。
いろんな人に動作チェックをしてもらうといいですよ。

もしくは動画で、奏者の上半身が映っていて+演奏そのままが録画されている+上手な人、を探してじっくり見る。動作は肩から腕の使い方を見るようにすると、どうやってその音を出しているのか?の研究になるかと思います

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とりあえずここまで。また続きを書きます
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