さくらの種類
「ソメイヨシノは江戸末期に作られた園芸品種だからそれ以前の時代が舞台なら 云々」というのを目にして、「おっ 桜警察~~~」と思うことがあり。
そんなに気にするほど見た目のちがう桜だったのかしら???と思って、ざっくり調べてみました。
日本に自生している桜の種類
以前見た記事に桜の特集があったのですが、「日本にはミヤマザクラ、チョウジザクラ、マメザクラ、エドヒガン、タカネザクラ、オオシマザクタ、オオヤマザクラ、カスミザクラ、ヤマザクラの9種が自生」。
「桜花図譜」は、データを見ると大正10年に出版されているので、これにのっているものはあまり今回はあてにはなりませんでした。
目次にのっている桜の名前一覧を見るだけでも雅な気持ちになったので、ただそれだけでオススメさせて頂きます。
▼「桜花図譜 上巻」
▼「桜花図譜 下巻」
上巻だけでも、櫻川匂、白雲桜、初見桜、樺句、初重桜、源氏櫻、星櫻、下馬桜、等々、もう文字から香り立ちそうな春爛漫ですよ…
(風情がある名前からページへ飛ぶことができるのですが、この内容ページがカラーであればもっとよかったのにと残念です…お願いします国会図書館様)
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自生した桜、種類は諸説あるようです。
wikiでは「日本では固有種を含んだ10類の基本の野生種を基に[6][7]、これらの変種を合わせて100種以上の自生種があり、さらにこれらから育成された園芸品種が200種以上あり[8]、分類によっては600種ともいわれる品種が確認されている[9]。」
「7.^ ヤマザクラ、オオヤマザクラ、カスミザクラ、オオシマザクラ、エドヒガン、チョウジザクラ、マメザクラ、タカネザクラ、ミヤマザクラ、クマノザクラの10種。カンヒザクラは含めない。」(via 「サクラ」wiki)
うーん。名前を見ても、ぴんときませんね。そもそもそれらをそうと分かる程度に見知っていないようで。
品種の見分けと解説
このあたりの詳しいところを、こちらで読んで参考になったので、ぜひ。
・野生の桜と、園芸品種について端的にまとめてあるので、たとえば公園の桜の種類なども、ここで見ると「これかな?」と見分けがつくかもしれません。
私は近所の桜の木が「ウコン」という種類だとわかって、ちょっと嬉しかったです。うっすら黄緑のような、不思議な色の花なのです。ずっと気になってましたが、さすがにそこらの人をつかまえて訊くわけにもいかず。w
桜の種類はいろいろなものがあることが分かりました。
これで今年のお花見ももう少し楽しめそうかも。
しかし冒頭で書いた「ソメイヨシノは時代が違う」っていう意見は、ちょっと乱暴かなって。
時代による園芸品種の普及なども詳しいことはたぶんよく分からないし…そこまで時代考証はしなくてもね。
とりあえず、好奇心で調べてみたことのメモでした!楽しかった!
追記。この本が面白そうなので、見つけたら読みたい。