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音楽の「心技体」

「心技体」の語源

以前資料を作ったときに書いた「心技体」ってどこから引いたんだっけと思ってもう一回検索してみると。あらたに語源と思われるものが見つかったので、のっけておきます。

「一番有力なのは明治44年に出版された古木源之助著 『 柔術独習書 』 の中の一節です。「第二章 柔術の目的」で「柔術は如何なるものや」についてこう述べておられます。
第一、身体の発育
第二、勝負術の鍛錬(即ち護身の用)
第三、精神の修養
つまり、
・身体の発育 ・・・ 「体」
・勝負術の鍛錬 ・・・ 「技」
・精神の修養 ・・・ 「心」
順番は違いますが、「心」、「技」、「体」が出てきます。」
「・人間のパフォーマンスには次の3つの要素がある。
1、「心」 ・ ・ ・メンタル、精神力
2、「技」 ・ ・ ・技術、テクニック
3、「体」 ・ ・ ・フィジカル、筋力・持久力などの体力
・この3つの総和がパフォーマンスである。
・だから足りない部分は補う必要がある。」http://www.yasuiseikotuin.jp/category/2010161.html

これ、音楽にも必要な考え方だな、と思ったんですね。

音楽の心技体。

体:筋力、スタミナ、集中力
技:技術(種類・使い分け方法の獲得)
心:感性(反応スキル)、把握力(インプットスキル)、表現欲(アウトプットスキル)、言語化(感想を言う)

音楽をやる上で、特に続ける上で、これらが学年が上がるごとに配分を変えて必要になってくると思ったので、ここをフォローカバーする方法を、考えたいなと。

これについて、少し伸び悩みと合わせて考えたのを別の記事にまとめました。→「成長曲線 と 二年次の停滞の話」

OBになってサポート側に回ってから、自分にたりてないと思ったのが、「こういうことをどう段階分けして、獲得へこぎ着けるか」のやりかた。
下級生に伸びの悪い子がいても、最悪「才能やセンスの有無」で片付けられてしまうこと、なくはなかった気がするので…。

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身体能力のアップ

初期のレベル上げ用・指トレについては、別記事を書いたので、そちらをどうぞ。

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技術の獲得

やる曲によっていろいろとあるので、その時に必要なことを身につけられればいいな。
いろいろと、私の感じたことはこのnoteにまとめておきますが、主観が強いものだと言うことは覚えておいて欲しいw

マガジンで「技法メモ」というとこにいろいろ突っ込んでます。

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感性を育てるとは

具体的にどうするかは、まだ実のところよく分かってないです。
たくさん曲を聴けばいいというものでもないようだし。

聴いたときの自分の中の反応を自分で観察するような、「対自分」の感覚を持てるようにしたらいいのかなぁ。
引っかかったのが、「何に対する反応で、どんな感情・感覚なのか」。たとえば単に、曲に対して「好き or 嫌い」でくくるんでなくて、もう少し解像度上げた感じのとらえ方ができるといいのかな。

この曲が好き → 具体的にはどんなところが好み?
この部分が好き → 具体的にはどこがどんな風にいいと思う?

…って、「具体的には?」と問いかけると、だんだんと自分の中を虫眼鏡を持って歩き回るような、自分の感性を探検するようなことができるようになってくるかもしれない。

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・言語化スキル

感覚を言葉に変換するのが難しいことが大半だとは思います。
でも、上級生になるにつれ、OBになったらもっと、「感想を言う」という、言葉に直して出力することを多く求められるようになってくるので、そのスキルはなるべく磨いておきたい。
特にOBは初見というか初聴で感想と修正ポイントを具体的に出さなきゃいけなくなるから、瞬間的作業だからこれ笑

場数を多く踏んでおくのがけっこう大事。ここは訓練次第でどうとでもなる領域だと私は自分の経験から思います。自分の感覚を言葉にするというの。
(人の感想を聞くのが一番勉強になるよ。言い方とか言葉の選び方とかも)

好き嫌いも、どこがいいと思うかも、個人によって差があるものだから、自分の好きも嫌いも、他人の好きも嫌いも、否定しないように。そこだけはちょっとだけ注意。かな。
もちろん、「こういう意見が出ましたが、私はこうした方がいいと思う(続 自説~ 」という意見の言い方もアリではあるけど、他人の意見を否定してしまうと恨まれることがwありますwやばいw おわり

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・言語化の訓練(仮)

言語化の訓練として、感想を紙に書くのがいいと思うのですが、どうしても、よい・好きという感想は書けても、もう少し・好きじゃないという感想は書けないと思う。
これは対上級生だと遠慮があるだろうし、本当に単純にすごいとしか思えないときもよくある。同期ならハードル低くなるから、言語化はそっちの方で練習しやすいかな。かえって難しいだろうか;

・聴く訓練
メロディだけしか追えないことの方が最初は多いかも。
だけど、その他のパートも込みで「聴きながら観察する」ということをする・させていく。そこを頑張らないと、改善点を見つけるという聴き役の訓練にはなりにくいので。

「なんとなく”ここ”が引っかかる」と具体的に場所の指摘ができるようになれば、あとはみんなで考えて試行錯誤できるようになるので。まずは、引っかかる感触というのを、分かるようになるといいな。

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提案なんだけど、「こういうやり方をしてもいいかもなー」と思ったことがあったので、図にしてみた。

もちろん、書く方はきっと無理矢理ひねり出すから、的外れな意見がたくさん出る危険はあるけどw でも、考えるというのがこのスキルで一番大事になると思うので、言語化がんばってほしい。

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感性の訓練はまず耳を鍛えることだと思うけど、耳の鍛え方、どうしたらいいのかはあんまり私分かってないです。
私の感覚だと、聴くって、楽器の音と自分の中の反響音みたいのを同時に両方聴いてる感じ。でもこれをどうやってやるかとかをどう説明していいかわかんないんだな…;

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