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合奏・曲作り・演出

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音質の揃え方、合奏練習、曲作りや演出についてのメモ
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#曲作り

インプット作業→アウトプット作業の資料

なんとなく、インプット作業→アウトプット作業、の流れの手順やらのノウハウが立ち消えているような感触なので、書いてみようと思います エクセル資料は古いのと上手に使いこなせていないからアラを見ないで欲しいですw 恥ずかしいけど作り直すのが面倒。 きっかけ きっかけはこれをXで拝見したこと。 この画像中の、真ん中のスキルセットの部分が、まんまそれなんですよね。演奏会に限らず。 画像をお借りします そこのあたりをお借りして、図にできないかなと思ったんですけど。 なんか昔に、

「間の謎」=音で絵を描くようにを考えてみた。+尺のブレス位置について

前の記事「間(ま)」の続きです。 ▼ 前の記事はこちらから。 間というものを、どうやって作るのか、「絵を描くように」という教えの実現方法とは。 *モチーフに含まれるイメージを考える曲のモチーフ、テーマ、含まれるイメージをもとに、「作者がゼロから何を作ろうとしたのか?」、作者の描こうとした風景や物、心理などについて考えてみる。 以前、海がテーマの曲の部内講評で「海の水って真水よりも”とろみ”があると思うんですよ」って言ったことがあって。 「だから海は、たとえば湖のさざ波

場面の雰囲気を変えたい、という要望

演奏の時の演出、「ここの雰囲気を変えたい」というのは、毎年のように聞きましたし、毎年苦労する所かなと思います。旧ブログを読み返していると、本当によく出ていた悩み事相談のトップだったかと。 毎年苦労する、ということは、つまり、毎年色んな工夫をして作り上げる、そのノウハウは、そのときそのときで消えてしまって、次に活かせていないし、活かせるものが残ってない、ということだったのかも。と思い至りました。 演出の 目的別パターン を抽出する演出については、曲によってやり方が変わるし、

感情を音に乗せる。~場面の雰囲気を変えたいⅡ~

この記事は、演出パターンを考える、という前の記事の続きです。(2023.10.26 修正あり) 音の形を変えるやり方、物理的に音質を変更する方法は、以前に少し書きました。 今回は、物理でなく「心を込める」という精神論的な手法で音の形を変える、ということについて書いてみようかと思います。 注意:これは、キッチリ音として出せる状態、奏法その他をすべてクリアした段階で、用法用量を守ってお使い下さい的な記事です。基礎練習・合奏練習の足りていない状態では、自己満足で終了に陥る危険が

演出を考える ~曲作りとイメージの発想~

曲作りで必要になるのは、「音をどうつかまえるのか」。それにつきる。 作曲者の作ったもの、つまり他人の感覚をいかにとらえ、そして自分たちの形に練るか、というのも、一つのポイント。イメージすること、想像力、その手がかりになるひとつが、楽譜の「音の動き方」だったりします。 ☆ カメラワーク という考え方「鷹」(沢井忠夫 作曲)の講評のとき、顧問の先生がおっしゃったことで、すごく印象深く残った言葉がありました。 「複数のカメラワークが曲の中に存在する」 「作曲者の視点での風景と