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合奏・曲作り・演出

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音質の揃え方、合奏練習、曲作りや演出についてのメモ
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2018年10月の記事一覧

場面の雰囲気を変えたい、という要望

演奏の時の演出、「ここの雰囲気を変えたい」というのは、毎年のように聞きましたし、毎年苦労する所かなと思います。旧ブログを読み返していると、本当によく出ていた悩み事相談のトップだったかと。 毎年苦労する、ということは、つまり、毎年色んな工夫をして作り上げる、そのノウハウは、そのときそのときで消えてしまって、次に活かせていないし、活かせるものが残ってない、ということだったのかも。と思い至りました。 演出の 目的別パターン を抽出する演出については、曲によってやり方が変わるし、

感情を音に乗せる。~場面の雰囲気を変えたいⅡ~

この記事は、演出パターンを考える、という前の記事の続きです。(2023.10.26 修正あり) 音の形を変えるやり方、物理的に音質を変更する方法は、以前に少し書きました。 今回は、物理でなく「心を込める」という精神論的な手法で音の形を変える、ということについて書いてみようかと思います。 注意:これは、キッチリ音として出せる状態、奏法その他をすべてクリアした段階で、用法用量を守ってお使い下さい的な記事です。基礎練習・合奏練習の足りていない状態では、自己満足で終了に陥る危険が

緊張するときのアレコレ

人前で演奏するときに、いわゆる「あがって」しまう、緊張しやすいタイプさん、多いですよね。 「緊張するのはよくない」、「失敗する原因」、と思っていること、多いのでは。 実は、緊張するって、悪いことではないのです。 緊張しやすい人私のケースですが。 私は緊張しやすくて、たとえば演奏会の前日から胃がぎゅーっとしてご飯が食べられないような極細な神経の人間で。 「緊張する=自信のなさの表れ」だと思い込んでいたので、はじめの頃は、緊張すること自体ダメな証拠だと思っていたときもありま