決算書について(大手町のランダムウォーカーさんの本を読んで)(4)


おはようございます!

本日も毎日投稿していきます。

以前決算書について、貸借対照表についてまとめました。

今日は損益計算書(P/L)について話をしていきます!

損益計算書(P/L)とは??

❶簡単に言うと「企業の1年間の活動の中で、いくら売り上げて、いくら費用がかかったのか、そしてその結果、いくら利益が出たのかを記録したもの」です。=ぶっちゃけ今年この企業はいくら儲かったの?と言う企業の成績表を見る事ができるものです。

❷損益計算書は英語だと「プロフィット&ロス・ステートメント(Profit&LossStatement)」と言い日本でもこの頭文字をとってP/Lと呼びます。

❸P/Lでは左側(借方)に「費用」をまとめ右側(貸方)に「収益」をまとめます。

❹借方と貸方は一致する。費用の合計額と収益の合計額に差が生じますが、この差は「利益」または「損失」になります。この利益または損失と、収益及び費用を合計する事で借方と貸方が一致します。

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〈収益の方が大きい場合〉

利益が生じている時計算は次のようになります。

収益(100)ー費用(80)=利益(20)(借方と貸方が一致)

〈費用の方が大きい場合〉

収益(80)ー費用(100)=損失(20)(借方と貸方が一致)

P/Lに記載されている情報は大きく分けて3つ。

収益...企業が1年間で売り上げた金額

費用...従業員の給料や広告費用など、企業が1年間でかけた費用

利益や損失...収益と費用の差で計算する。この数字を見る事でその企業が儲かっているかどうかわかる。

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費用側と収益側を分析するとたくさんの項目が出てきます。でもここで忘れてはいけないのは「損益計算書は収益と費用を比べて利益または損失を出しているだけ」ということです。

損益計算書にはたくさんの利益が出てきます。一つずつ解説していきます。

売上総利益

まずは売上総利益です。売上総利益は売上高から売上原価を差し引いて算出されます。粗利益や粗利とも言われています。

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営業利益

営業利益は売上総利益から販管費(=販管費及び一般管理費)を差し引いて算出されます。

さっきの売上総利益だけでは本業がどのくらい儲かっているかはわかりません。商品の原価以外に販売・管理活動でも一定の費用が発生しているからです。

その為、この費用も含めて計算することで本業の本当の儲けである営業利益を計算できます。

販管費は売上総利益を獲得する為に、どれだけ企業が努力したのかを表示する項目です。販管費には広告宣伝に使用した費用や従業員の給料が含まれます。

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販管費を見てみると同じ業種でも広告費に費用をたくさんかけている企業もあればそうでもない企業もあります。

企業を分析する際は販管費の中身を見てみると新しい発見があるかもしれません。

また本業とは

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上記の事になります。

本日は以上になります。

明日も続きを投稿していきます!

では。

ありがとうございます。