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「X-MEN」ネタバレあらすじ感想

2000年の作品

監督:ブライアン・シンガー

時間:1時間45分


1,あらすじ

人間が急激な進化の過程に入った近未来。突然変異の超能力者であるミュータントたちは差別という理不尽な理由で周囲から迫害をうけていた。
不死のミュータントのウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)は失った記憶を求めて世界を彷徨っていたが、ある日、触れた者の力を奪う能力を持った少女・ローグ(アンナ・パキン)と出会い、成り行きで彼女と行動を共にする事になる。直後に大男のミュータントに襲われ窮地に陥るが、そこに現れたサイクロップス(ジェームズ・マースデン)とストーム(ハル・ベリー)によって救われる。二人は「恵まれし子らの学園」と呼ばれる学校に運ばれ、ジーン(ファムケ・ヤンセン)によって治療を受ける。
そこは、プロフェッサーX(パトリック・スチュワート)が率いる「Xメン」によって守られたミュータント専門学校だった。そして、二人を襲ったセイバートゥース(タイラー・メイン)は、かつてプロフェッサーと親友であったマグニートー(イアン・マッケラン)率いるミュータントテロ集団「ブラザーフッド」の一員であり、人類との共存を目指すプロフェッサー達は、意見が相いれない彼らと戦い続けていた。

引用:Wikipedia


2,感想(ネタバレ有)

ローガンが真にウルヴァリンとなり、X-MENに加入するまで、シリーズ第一作ということもあり、その軌跡をたどることが中心のストーリーであった。なので全体的にローガンにスポットが当てられ、ミュータントとは何かという説明やヒーローの誕生がメインであったため、シリーズの伏線や展開の余地の準備と行ったところであろうか。特に変わった展開はなかったが、普通に面白かった。ヒーロー像としてよく示される自己犠牲で戦いを終えたのはベターかもしれないが悪くないと思う。

アクション、互角でスピーディーとか圧倒的な強さとかではなく、淡々としていた。戦いの展開的に終始押されぎみでヒーローとして憧れや「かっこいい」という感情は働かなかった。ウルヴァリンのアクションも少し地味かもしれない。少し昔の作品と言うこともあるだろうか、続編でアクションが派手でスピーディーのあるものになっていることに期待したい。サイクロップスの目から発射するレーザーは迫力があった。


さて、MARVELは本作で「人種/生物保護と共存」という大きなテーマを投げかけた。ミュータント登録法案なるものが議論されていた点やマグニートが戦争の日は近いと語っていた点から、大衆はどこかミュータントは人間というよりかは違った生物で見ている節がある。現実世界であれば毒を持ったクラゲなどが投影されたものだろうか。人間目線から見れば確かにミュータントが持つ力は脅威であり、時に人間の生命を脅かす存在である。だが、それでも同じ人間であることに変わりはない。ミュータントの定義や危険性、扱い方は人類にとって難しい問題であろう。危害を加えていないミュータントまで迫害するのはもってのほかだが。

現状はミュータントと普通の人間との共存を願うプロフェッサーも、学校にミュータントを隠しており、理想の実現とはまだほど遠い状況である。迫害という状況を恨んで、マグニートは悪に走ってしまった。単独の作品では出すことが難しい問題をシリーズ化した点は英断だと思う。これから時間をかけて結論を出していってもらいたい。


ローガンという人物の物語で見ても、誕生の秘密など深掘りの余地がある戦は張られたので、次作以降で面白い展開を期待したい。

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