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「アラジン完結編/盗賊王の伝説」感想
1996年の作品
監督:ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ
時間:1時間23分
1,あらすじ
アラジンとジャスミンの結婚式が行われることになり、アグラバーは興奮に沸き立っていた。だが、新郎新婦が誓いの言葉を交わす場面で、王宮に40人の盗賊団が襲来し、式を台無しにしてしまう。盗賊団は、触れたものを黄金に変えられる幻の秘宝「ミダスの手」を探すため、王宮に保管された「お告げの杖」を奪おうとする。盗賊団を撃退したアラジンは、「お告げの杖」から、盗賊団の首領カシームが幼い頃に生き別れた父親だと聞かされる。
アラジンは盗賊団の後を追い洞窟の隠れ家に忍び込むが、盗賊団に捕まってしまう。
引用:Wikipedia
2,感想(ネタバレ全開注意)
ディズニーシーでいうところの「シンドバッド」のような物語であった。
結婚という人生の節目を前に寄り添ってくれる親族が欲しい気持ち、見たこと会ったことのない父、過去の追及。ここは自然な流れである。
そこからアラジンは「過去の自分のような」父と出会い、盗賊からは脱却したことを父に示す。父は未だ宝への欲望を隠せずにいる。ここで新しい生き方を父に示せればなおよかった気もする。
結末は、本当の宝物は有形のものではなく無形のもの。形に残らないものの方が貴重だということ。よくこれは他作品でも語られているように思われるが、本作鑑賞を通してその本質に気付くことができた。
父親は結局変わらなかった。自由奔放な性格は息子と同じだが、結局生き方を変えることはなかった。盗賊王らしいといえばらしいが、特に登場人物の心情に変化は見られなかった。アラビアンナイトの曲で終わったのはきれいだが、やはり「アラジン」を守る作品となった。
本作はディズニーの他作品の要素がたくさん見れる
白雪姫やシンデレラ、リトル・マーメイドやポカホンタス、ライオン・キングやダンボ、ふしぎの国のアリスやロジャーラビット、蒸気船ウィリーやジャングル・ブックなど、ジーニーがセリフやイラスト等々でたくさん見せてくれた。「他作品の影響が」などというメタ演出もおもしろい。ジーニーが披露する休みのないお笑い?やネタがアラジンシリーズの魅力であることは言うまでもない。
さて、アラビアンコーストのBGM探りしよーか。
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