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家庭医療とともに生きる

〝今現在、幸せかどうかって自分自身に聞いてみるならば、

とりあえずはいそうです、って言わないとバチが当たる、そんな暮らししてる。〟

(B'z「自由の代償(未発表曲)」より)

いきなり歌詞の引用ですみません。

そう、私の今の生活もまさに、そうなんだと思います。

家庭があり、安定した仕事もあり、

私自身はコロナで減収することもなく、

大きな不安なく過ごせています。

この点、ありがたいと思わずに生きていたら、

たしかにバチ当たります。

けど何かちがう。

我が子にきょうだいを作ってあげたいと思っていたけど、もう難しい年齢になり。

でも実際1人も授かれない方もいる中でそんなことごちゃごちゃ言っていてもいけない気もするし。

仕事では、もっと家庭医療の医者としてもっと深い仕事をしたい。

そう、そこなんです!!

それが今日の本題!!!

家庭医療専門医として、もっとそれらしい仕事をしたいのです。

今回のテーマ「あたらしい自分へ」。

私自身、今後家庭医として、地域の皆さんの役に立てる人間になるために、今年するべきこと。

それは、

転職活動。


結局、そういうことなのです。

今私は、病院とその併設の老健に勤めています。

そこには、私も含め家庭医療専門医・指導医が複数名、専攻医もたいてい途切れることなく回ってきます。

けれども、専攻医への指導も、地域の保健所や小中学校絡みの仕事も、地域ケア会議などへの参加も、

私より前から勤めている専門医の先生ですでに間に合っているようで。

私にはあまり、ほとんど、回ってきません。

私の週10コマのうち、半分以上は老健担当なので、

仕事上最も関わる医師は、老健の施設長。

いい先生ではありますが、自称今も外科医。

外科医が天下っての老健施設長。

私も以前外科をしていたので、当初はリスペクトしていましたが、

この仕事も4年目に差しかかり、私自身慣れてきて、経験も重ね、色々と見えてきた現在。

施設長にも疑問、不満を感じてしまっています。

人間60代にもなれば、特にその年代の先生方がEBMの概念を学生時代に学ばれていないことを考えれば、

経験に基づく仕事が中心になってしまっても仕方ないのかもしれません。

けれども、私はもうそんなところで仕事したくない。

はっきり言って、今の仕事は面白くないのです。


そこでやっぱり思い切って転職するしかないです。

そんな話をしたら引き留めてくれる人はいますが、

それでも。

チーズを探す旅に出ないといけないのです。

私は私の人生を生きます。

そのためにまずするべきこと、その1。

専門医関係の更新。


まずはこれ。

今年は、家庭医療専門医更新のためのポートフォリオを書いたり、

外科認定登録医の更新のための単位を集めたりして、

それなりのことはしてきたという証を

履歴書に示せるようにしなければ。

その2は、

転職先探し。


私には、最終的に自分のクリニック開業という目標がありますが、

その準備段階として、2年くらいを目安に。

既存の診療所で勉強したいと考えています。

転職先の条件として譲れないのが、

家庭医療に対する理解があること。


プライマリ・ケア連合学会の指導医、専門医、専攻医がいればもちろんそれで成立しますし、

そうでなくて、逆にいないからこそ求められているようなところにも喜び勇んで行きたいと思います。

私は、

家庭医療の概念が好き

です。

大好きです。

外科から転向して、家庭医療の概念を初めて学ぶことができて、

転向して良かったと思いました。

このまま知らずに医者を続けていないで良かった、

と本当に思いました。

なぜなら、私が漠然と大切だと思っていたことが、

系統立って学問として確立されているからです。

患者中心の医療の方法、家族志向ケア、行動変容、ICF、BPS‥。

「診察室に来ない人のことも考える」

なんてすてきなことでしょう!


医者の手技が第一、

医者の態度、患者さんや家族に対する配慮は二の次の世界で生きてきたので。

やっぱり、そっち大切だよね、っていうところに辿り着くことができた。

一生やっていける仕事をようやく見つけられた訳です。


なので、

家庭医療の知識や技術を使い、学べるところで働くべく、

今年は

転職活動の年


にしたいと思っています。

今の職場でお世話になった方々、施設長をふくむ先生方、多職種の方々、私に色々と期待してくださっていた皆様、

本当にありがとうございます。

今年は感謝の気持ちでやっていきますので、

新しい私への準備をさせてください。

という心づもりでいこうと思います!

よろしくお願いします!!

(今回、事実をあまりぼやかさず書いたので、

もしかしてこnoteのライター、あいつじゃない?と気づかれた方。

もしいらしたら、是非知らないフリをして、そっとしておいて頂けると大変助かります。

けれどももし、こんな記事書きやがって、と思われたら私に直接ご意見をぶつけて頂ければ幸いです。)






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