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【DTM初心者向け】 USBハブの選び方と注意点

どうも、USBハブがマイブームのM-Yです。(嘘)

上図は私が所持しているUSBハブたちです。

多くの人が知ってるハブは恐らくPCに挿すだけのバスパワータイプだと思いますが、私のハブはACアダプタで電源供給をしながら使えるセルフパワー方式にも対応しています。

何故わざわざ電源供給する必要があるのか...

PCの電源が安定しないとタイピングしても表示が遅かったり、ブラウザの読み込みに時間がかかったりと、イライラ尽くしになります。(経験者語る)

ACアダプタ付きのUSBハブであれば、別途分散供給が出来るのでPCの電力を無駄に消費することなく、安定した動作が見込めます。

もし、ハブを使ってからPCの動作が不安定になったという人がいたら、それはバスパワー問題の可能性が非常に高いので、ACアダプタ付きを検討してみてください。

しかしながら、ただACアダプタ付きを買えば良いというわけではなく、PCや外付けデバイスのUSB規格に合ったものを選ぶ必要があります。

現行の最新は3.2です。まだ発売してませんが、既に4.0の情報が解禁してます。もう意味分かんないですよね。

以前、オーディオインターフェースの選び方について書いた記事でもちょこっとUSBの規格について触れましたが、2.0とか3ってのはデータの転送速度に違いがあります。

上記はAppleの公式サイトから引用したページです。データ転送の項目を見れば分かる通り、規格によって速度が異なります。

私の持っているMacBookProはRetina2015モデルですが、スペックを見るとUSBの転送速度は最大5Gbpsと記載があります。サンダーボルト3になる直前のモデルなので、最近MacBookProを購入した人には違和感があるかもしれませんね。

USBハブの製品パッケージには仕様が記載されてます。(PCのスペックを事前に確認した上で)チェックするべきポイントはセルフパワー対応かどうか、USB3かどうか、最大転送速度はどこまでサポートしてるか...この3つですかね。ちなみに上図は私が買ったUSBハブのパッケージです。対応OSの項目にMacはSierraまでしか記載がありませんが、私のMojaveでは問題なく使えてます。

ELECOMの場合、製品のカテゴリー別にOS対応の検索が出来るので便利です。(他のメーカーは調べてないので知りません)

USBハブでOSの相性問題ってあんま聞いたことないですけど、欲しい型番に自分のOSの記載がない場合はメーカーサポートに問い合わせてみましょう。

転送速度が違うだけで、そんな変わるの?

って話に行き着くわけですが、いやー結構違いますよ、ええ。

私のハブは片方が2.0で、もう片方が3です。3の場合、内側が青になってるので見分けが付きやすい。

ハブにはSSD、HDD、iPadなどを接続してますが、ACアダプタの補給で動作は安定してます。しかし、2.0のハブで作業をするとサブモニターのiPad上ではカーソルの動きが鈍く、ウィンドウの移動やプラグインのメーター表示に遅延が出ます。SSDやHDDに音源を移す時間も長いし、DAWで読み込もうとする際も同様に遅い...。

だがしかし、3の場合は驚くほど全てが快適になります。サブモニターでの操作も、PC上で行うのと何ら変化がない安定感です。

だがしかしpart2、「これはハブがUSB3だから!」という理由だけに留まらず、外付けデバイスのスペックにも左右されます。

同じUSB3のデバイスでも、転送速度に差があれば2.0のハブだと最大限のパフォーマンスは発揮出来ません。また、PC側が3を備えておらず、2.0で最大480MbpsまでしかサポートしてないMacPCの場合、SSDは最大速度で動いてくれません。それをHDDで考えると、元々期待出来ない転送速度に更なる追い討ちをかけることになります。

意外と奥が深いですよね、USBハブ。

PC、ハブ、外付け、それぞれのUSB規格と転送速度が見合ってれば問題ないし、仮に組み合わせミスっても死ぬわけじゃないんで、気楽に考えてください。

以上!

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