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12球団平成以降ベストメンバー(オリックスバファローズ)

平成ベストメンバー パリーグ 5球団目です。
今回は「オリックスバファローズ」、早速選考結果を発表していきます。

野手

成績はキャリアハイ年度(主観)

オリックスと言えば、まずは何といってもイチローの存在だろう。
NPB在籍時代に7年連続首位打者、史上初のシーズン200本安打と積み上げてきた功績は数えきれない。
今回は史上初のシーズン200本安打を達成した、1994年をピックアップした。
そのイチローに続くのが、谷/吉田の2人である。
いずれもイチローに負けず劣らずのハイアベレージを記録しており、上位打線の攻撃力は12球団でも有数の内容だろう。
中軸には95/96年の連覇時の主砲であるニールと若干22歳で本塁打王を獲得したT-岡田が続く。
前回のロッテ程ではないが、オリックスも決して本塁打が多いチームではないので、この2人の長打力は貴重な存在だ。
下位打線は守備に定評がありながらも、最低限のバッティングが期待できるメンバーとなり、ソフトバンク/西武といった上位層からは見劣りはするが、十分戦えるラインナップとなった。
控え野手陣も石嶺/藤井/李といった長距離砲やハイアベレージの糸井を中心に、守備に優れる田口/大島とタレントが揃っている。
ただ、優秀なスタッツを残している選手が一塁/外野に固まっており、少々もったいない感は否めない。
(内野の控えメンバーが相対的に層が薄いので、余計にそう思ってしまう・・・)
仮にポジション関係なくラインアップを組めるのであれば、糸井や藤井/石嶺の30本コンビを組み込むことが出来、打線の攻撃力はトップクラスになっただけに非常に惜しい。

投手

成績はキャリアハイ年度(主観)

打の主軸がイチローであれば、投の主軸は山本だろう。
21/22年に2年連続の投手4冠、沢村賞、MVPとタイトルを総なめし、現役のみならず歴代で見てもトップクラスの投手に成長した。
この山本と同じく沢村賞を受賞し、長らくオリックスのエースを務めてきた金子がローテの軸となるだろう。
この2人加え、90年代のエース格である野田/星野/長谷川と金子とダブルエースを務めていた西を加えたローテーションとなる。
スタッツ的には山本/金子/野田の3本柱となるが、残りの3人もイニングを計算できる能力の高い顔ぶれとなった。
中継陣は特段ネームバリューの優れた選手は少ないが、個々の能力では決して劣っているとは思わない。
特に中心となるのは、佐藤/平野/平井の3人だろう。
佐藤/平井の2人は全盛期こそ短かったが、瞬間最大風速で言えば間違いなくNPBトップクラスの投手だろう。
平野は先発/中継/抑えの全ポジションの経験に加え、MLBの実績もある。
ベテランとなった現在も、オリックスの勝利の方程式の一員として活躍しており、史上4人目の通算250セーブも射程圏内だ。

総評

仰木マジックの下、強豪時代だった90年代から、万年最下位が続いた2000/2010年代、そして再びリーグ連覇し黄金時代の幕開けとなっている現在と、ジェットコースターのような順位の変遷となっている。
今回選出されたメンバーも90年代のメンバーを中心に、各年代の中心選手が脇を固める形となっている。
足元の2連覇を支えた選手たちは現時点では実績不足として選外となったが、裏を返せば今後選出される可能性のある選手が多く控えているということでもある。
今後メンバー入りが期待される選手として、
投手:宮城/山崎/宇田川/阿部
野手:宗/紅林/杉本/若月
をあげたい。

11回目の投稿は以上となります。
ラストの球団、パリーグ6球団目は 楽天イーグルス(+近鉄)を予定しています。

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