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12球団平成以降ベストメンバー(日本ハムファイターズ)

平成ベストメンバー パリーグ3球団目です。
今回は「日本ハムファイターズ」、早速選考結果を発表していきます。

野手

成績はキャリアハイ年度(主観)

ここ連続でソフトバンク/西武とパリーグトップクラスの選手層を誇る2球団が続いていた中で、その2球団と比較すると少々ボリュームに劣る選出となった。
打線の中心は小笠原/稲葉の首位打者2人とオバンドー/セギノール/レアードといった一発長打を誇る外国人選手である。
本塁打数が40本を超えている選手がセギノールの44本のみだが、広い札幌ドームを本拠地をしていたこと加味すると、実質的な打線の破壊力は他球団と比較してもそこまで劣ったものではないだろう。
特に、日本ハムが誇る主砲の小笠原の成績はこの企画内で3人しかいない .360以上30本塁打の達成者である。
これら主軸の周りを田中賢/田中幸の1.2番が固める。
下位打線のSHINJO/野口は打撃成績こそ見劣りするが、守備能力を評価してスタメン入りとした。
控え選手も、パワー不足な面は多少あるが、優秀な中距離打者が揃った印象だ。
捕手ながら20本以上をマークする高橋やチームの顔である中田の2人は一発が期待できる。
その他にも打率3割をマークし守備にも優れる小谷野/金子、選球眼に優れ出塁率が4割を大きく超える片岡/近藤、40盗塁以上をマークする走力に加え、攻守のバランスに優れる西川/陽と走攻守ハイレベルなタレントが揃っている。
野手全体の感想として、圧倒的な破壊力はないが、つなぎの中距離打者が揃うバランス感のあるメンバーとなった。

投手

成績はキャリアハイ年度(主観)

投手陣に関しては、なんといってもダルビッシュ/大谷の2人だろう。
ダルビッシュは5年連続防御率1点台とNPB史に残る偉業を残しているが、その中でも防御率/勝利数/投球回/奪三振数でキャリアハイとなった2011年をチョイスした。
この成績でタイトルが最多奪三振のみというのが恐ろしい。
大谷は二刀流という特異な性質のため、選考に大いに悩んだが今回は投手の要素を重視することとした。
そこで投手としてキャリアハイの成績を残した2015年を選出してる。
この2人の現役MLBに加えて、90年代のエース格である西崎/グロス。
ともに200イニングかつ16勝と実績十分の成績である。
ここに2010年代のローテを支えた武田/有原が加わる。
ダルビッシュ/大谷の2人のインパクトが大きいが、それ以外の4人も決して劣る選手ではなく、総合的な先発ローテの層は厚い方だと言えるだろう。
中継陣は本拠地を札幌ドームに移転した以降の、強豪時代のブルペン陣によって構成された。
阪神のJFKやソフトバンクのSBM、横浜の大魔神といったブルペンの大黒柱となるような存在がおらず、派手さに欠ける面もあるが、個々の能力は決して低くない。
ホールド数のNPB記録保持者の鉄腕 宮西を筆頭に、武田/増井/建山とタフネス右腕が続く。
ここにもう一人の左の中継ぎとして堀が加わり、守護神にはMICHEALが座る。
MICHEAL以外にも、武田/増井もクローザー経験があり、総合的な経験値という面では他球団にも劣らないだろう。

総評

投打ともに小笠原やSHINJO、ダルビッシュ、大谷という球界の顔ともいえるスーパースターを抱えつつも、そのスターパワーではなくバランスの良いメンバーによる総合力に優れた印象を持った。
また、90年代後半からのビックバン打線と2000年代後半から2010年代中盤までの強豪時代の中心メンバーがお互いの不足している点を効率よく補い合っている点が印象的だった。
ここ数年はチームを支えた中堅、ベテランの多くが移籍し、若手が中心のチームに様変わりしている。
チームの成績的には厳しい状況が続くが、裏を返せば伸びしろが十分にある選手が多いことでもあるので、より多くの選手が将来的に選出されることを期待している。
今後メンバー入りが期待される選手として、
投手:上沢/伊藤/加藤
野手:野村/万波/松本/清宮
をあげたい。

9回目の投稿は以上となります。
残り3球団、パリーグ4球団目は 千葉ロッテマリーンズを予定しています。

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