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備忘録 10.07
朝が来れば夜が来る。
そんな当たり前のことに、気付かなかった訳ではない。
ただ、僕は目を瞑っていた。
「ねぇ、次はいつ会えるの?」
柔らかい体が脇の下に潜り込み、少しキツイ、甘い香りが鼻腔をくすぐる。
あの子はもっと、優しい匂いだった。確か……
「ねえ」
遠い記憶から現実に引き戻される、シーツが擦れる音。
「今、何考えてる?」
僕は返事をしないまま、窓の外にゆっくりと目をやった。
秋が、近づいている。
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友達と遊んで、片手に収まるくらいの短い物語を書こうという話になり、即興で書いたやつを、記録として。
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