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心を癒す植物療法の優しい世界

これまで植物療法カウンセリングを始めたとか、睡眠って大事だとか、あれこれ書いてきましたが、ではなぜ私がこんなに植物療法を推すのか、ちょっとお話したいと思います。

私が植物療法を学び始めたきっかけは、話せば長く、いろんな理由があったのですが、一言で言うと「自分を取り戻すため」だったなと今ではわかります。

私は周りに比べて結婚も出産も早く、夫の都合で東京を離れ、日本国内にとどまらず海外へ引っ越したりと定職につける環境ではなく、さらには子供が小さい頃からワンオペ育児が多かったりと、心身ともに孤独で、本当にハードな暮らしを長く続けていました。

周りはまだまだ遊び盛り、出産どころか結婚もまだまだな状況で、育児の大変さを分かち合える人はいない。近くに助けてくれる親もおらず、また、友達の沢山いる慣れ親しんだ東京を離れ多言語環境での毎日、さらには多忙で不在にしがちな夫との生活。その上全然寝てくれない長男と、心身を削りながらの毎日でした。
その上私は、元々とても神経質な上に完璧主義という、育児にとって最も不向きであろう性格の持ち主だったので、今思い返しても親子共に本当に辛い数年だったなと思います。

そんなこんなで、育児と夫の都合による環境の変化に翻弄されているうちに、自分が何者なのか、本当に、わからなくなってしまいました。
今思えば鬱状態だったんだろうなと思いますが、家庭という閉ざされた環境で、夫の意向と子供のことを優先し続けた結果、私は完全なる透明人間になってしまっていました。

そういう時って何をしていても自分より子供のことが気になるし、自分が何をしたいのかもよくわからない、何をしてもそんなに楽しくなかったり。私って何が好きなんだっけ?何してると楽しかったんだっけ?と、自問自答する日々が続きました。ここだから書いてしまうけど、本当に本当に辛かったです。笑
そんな状態だから何をやってもうまくいかないし、自分の価値が無くなったような気がして、思い悩む毎日でした。

そんなある時、とある漢方医の先生に出会いました。
長女も生まれ、毎日慌ただしく、一層イライラが募っていた頃、このままじゃ長男との関係が悪くなる!と思い腰を上げて診療所に行ったわけです。
ここでは割愛しますが、とにかくその漢方の効果が本当にすごくて、いわゆるお薬でなく自然のものが、こんなにも心と体に変化をもたらすのだなあと感動したのを覚えています。

もちろん人間ですから、日々のアップダウンはあります。けれど、以前と比べて尖っていた神経が落ち着いて子供たちに対して怒りにくくなったり、それに乗じて素直に子供たちを可愛いと思えるようになったり。(余談ですが、自分の抱えている「周りから理解されにくい辛さ」みたいなものを、その漢方医の先生がしっかりと受け止めてくれたことも、大きな救いになっていたなと感じます。)

話は随分逸れてしまいましたが、そんな経験も後押しとなって植物療法を学び始めました。植物の力で人間は変われるのだという経験と、子供の頃から自然や動物が好きだったことから踏み入れた植物療法の世界。

もちろん、単にその学びが面白いということもありますが、学んでいく中で、不思議と、これまで自分が抱えていた小さな悩みが受け止められていくというか、癒されていくというか、なんとも形容し難い不思議な感覚を味わいました。

ちょっと長くなりすぎたので今日はこの辺りにしようと思います。
続きはまた次回。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました^^

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