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物損事故から人身事故に切り替える理由。

先日、交通事故の被害に遭ったことは記事にしたためた。

で、昨日まではこの事故は「物損事故」として処理されていた。

物損事故とは、簡単に言えばケガをしてる人はいないけど物が壊れたというような事故を指す。

事実として、私はケガをしている。

それでも、今回の過失は100%加害者にあるからということで、相手の保険屋が身体のケガも車の修理もすべて保障してくれる。

まあめんどくさいしこのまま物損事故で終わらせてもいいかなと考えていた。

ただ、妻はちがった。

たしかに、身体は時間が経てば治るし車も直る。

でも今回の加害者にとってそれでは良くないのではないかと。

事故の原因は「脇見運転」だと加害者も認めている。

脇見運転でセンターラインを大きく超えて私の車に衝突。さらに、私の後ろに並んでいた車にもぶつかった後、加害者の前を走っていたトラックに衝突してやっと停止した。

事故を起こした後も特にアクションを起こすわけでもなく、車の中で彼女と一緒にへらへらしていた。

その姿を見て私は呆れたし、怒りの感情が沸々と沸き上がった。

警察が到着してからは淡々と事故処理が進み、物損事故として処理されることを告げられた。

ん?ケガしてるのに?

という疑問はあったものの、相手に対して処罰感情があるかないかの違いだからと警察からは言われた。

物損事故のままだと、加害者は行政処分を受けない。

私や、他の被害者のケガや車の傷は保険ですべて賄われる。

それでは事故を起こした責任や自覚が薄くなるのでは?と妻は言った。

正直言って、いろんな手続きを踏んで人身事故にするのはちょっとめんどくさい。

でも、妻の意見は最もだとも思った。

事故を起こして、しかも相手がいる事故なのに免許に傷がつかないままでいるのはどうなんだろうか。

事故の相手はまだ24歳と若いドライバーだ。

だからこそ、しっかり自分の起こした事故について刑事責任を受けて、考えるきっかけにしてほしい。

アンラッキーだったと思うだけでもいいんだけど、防げるような事故は防いでほしい。

今回はたまたま車が相手で、しかも身体のケガは時間が経てば治るような軽症で済んだ。

でも、また懲りずに脇見運転をして小学生の列に突っ込むような事故を起こすことだってあるかもしれない。

同じ市内に住んでいて、我が家の子どもたちはまだ小学生。

それも含めて妻は刑事責任を受けてしっかり自覚してほしいと言った。

私自身、いつ逆の立場になってもおかしくないからこそ、ハンドルを握るときは細心の注意を払って運転するように心掛けたい。


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