他人の「好き」を否定しない。
誰にでも、自分だけの宝物だったり、これだけは譲れないという趣味の領域を持っていると思う。
そんな趣味の領域に、たまに土足でズカズカと入り込んでは踏み荒らしていくような人がいる。
そういった人と触れるたびに残念な気持ちになり、人が嫌いになる。
例えば、私はデニムが好きで休日のたびに穿いている。
真っ紺の状態から育てるのが好きなので、基本的に真夏以外はほぼ毎週末穿いている。
そんな私を見て、あの人はいつも同じデニムばかり穿いてて汚らしいとか、他の洋服を買うお金もないのかなどという佐藤さんがいたとしよう。
これはもう完全に私の好きなこと、領域に土足で踏み込んできている行為である。
佐藤さんにとっては、いつも同じデニムを穿くことがあり得なくて、同じ洋服を着回すことがあり得ないという価値観なのかもしれない。
でもこれは私の価値観とは大きく乖離している。
私からすれば、育成中のデニムなんだから休みの度どころか、本音を言えば24時間365日穿きたいし、持物は極力少なくして生きていたいからいつも同じ洋服を着ることの何がいけないのかと思う。
この時点で、恐らく佐藤さんと私の意見が合致することは一生ない。
話し合うとかのレベルにすらいないし、そもそもそこまでして他人の好きなことに対して理解を深める必要もない。
なので、私は自分以外の誰かの「好き」をできる限り否定しないようにしたいと思っている。
大人なら自分と自分以外の境界ぐらいはしっかり認知しないとね。
あ、今回の記事のアイキャッチ画像は、私がこの世で一番好きなつけ麺の写真でした。
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