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脳卒中後痙縮片麻痺による上肢障害に対するボツリヌス治療とHAL-SJによる治療効果
こんにちは!
理学療法士をしているyukiです。
このnoteをご覧頂きありがとうございます!
今日、紹介する論文はこちら↓
注意事項です!(始めにご確認ください)
※1. 内容は論文に沿ったものでありますが、あくまで、論文を読んで自分なりにまとめた内容であり、詳細に関しては本論文をご自身で確認頂きたいこと、このnoteは論文の良否や質を評価する内容ではないこと、伝えたい内容や解釈は著者の意向とは異なることをご理解の上、ご確認ください。
論文名:Combined therapy using botulinum toxin A and single-joint hybrid assistive limb for upper-limb disability due to spastic hemiplegia
掲載雑誌:Journal of the Neurological Sciences
Impact Factor:なし(2019-2020, 本記事投稿時の情報)
では、目次です!
はじめに
脳卒中後の神経リハビリテーションは、運動機能の回復に不可欠である。
痙縮は慢性期脳卒中患者の38%に影響を及ぼし、患者の運動回復を妨げられることが推定されている(1)。
ボツリヌス毒素A(BTX-A)は痙縮の治療に使用され、さまざまな研究で有効性が証明されており、筋緊張を低下させることが知られています(2、3)。
しかし、運動機能を改善するかは不明なままとなっています(3、4)
ロボット支援トレーニング(RT)は、いくつかの研究で脳卒中後の片麻痺の治療に有効であることが示されています(6-9)。
近年、上肢のリハビリテーションとして活用できる、HAL単関節型(HAL-SJ)が開発されています。
このロボットは、筋肉からの活動電位信号を検出することで自発的な動きを支援するため、他のロボットと比べて新しい治療装置になります(10-12)。
”BTX-AとHAL-SJを組み合わせることで、片麻痺による上肢障害のリハビリテーション効果が高まり、神経可塑性が誘発される可能性がある”と仮説を立てた。
機能回復のメカニズムに、神経可塑性が重要な要因と考えられてきました(13)。
これまで、
機能的磁気共鳴画像法(fMRI)(14-16)
ポジトロン放出断層撮影法(PET)(17)
機能的近赤外分光法(fNIRS)(18-20)
により、メカニズムの解明が行わてきました。
本研究の目的↓
fNIRSを使用して、慢性期脳卒中患者の上肢痙縮に対する
併用療法の効果(BTX-A + HAL-SJ)を明らかとすること
本研究により、治療によって誘発される神経可塑性を証明することになります。
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