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脳Life ~歩行分析~

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このマガジンは、定期購読マガジン"脳Life"に掲載している、”脳卒中の歩行”に関する論文記事をまとめています。
・英論文からの情報や著者の臨床経験を計30本以上見ることができます。 ・買い切りですので、一度購入…
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#鍼灸師

脳卒中歩行の股関節伸展筋と外転筋群

前回記事で、脳卒中歩行の外転筋と膝関節周囲筋について、まとめました。 記事はこちらになり…

脳卒中歩行の外転筋と膝関節周囲筋

本日参考の文献はこちら↓ 今回は、大腿四頭筋と中臀筋の神経学的関係性をみた論文です! ど…

急性期脳卒中者に対するHALによる歩行治療の効果

こんにちは! 理学療法士をしているyukiです。 本日紹介する論文はこちら↓ この論文につい…

脳卒中者の体幹能力および歩行バランスに対する課題指向型トレーニングの効果

こんにちは! 理学療法士をしているyukiです。 では、本日紹介する論文はこちら↓ この論文…

回復期脳卒中者の歩行持久力と関連する身体要素

脳卒中者の歩行速度に与える要因の1考察

「もっと早く歩けるようになりたい!」 そのように希望する脳卒中後遺症の方は多いのではない…

脳卒中者の反張膝を分析する

脳卒中者の歩行パターンでよく観察される反張膝は、麻痺側立脚期を安定させる戦略として見ることもできますが、長期的な予後を考えると好ましい戦略であるとはいえません。 当然ながら、この反張膝に対して分析を行い治療に反映する必要があります。 一方で、膝関節は中間関節であるため、特にCKCにおいては股関節や足関節の動きにも依存しやすい関節です。 そのため、分析に難渋するケースは多いのではないかと思います。 反張膝は、主に歩行中のLRからMSt、TStまで観察されることが特徴の1

脳卒中者の荷重非対称性と歩行能力の関係性

今日は脳卒中者の両脚の荷重量についての論文から臨床推論しています! ご覧になっている先生…

脳卒中者のバランス機能から歩行非対称性を探る

脳卒中者の歩行非対称性は、当然ながら様々な問題を引き起こします。 歩行の非対称性は転倒の…

脳卒中者における重心移動時の生体力学

かなりインパクトのある画像ですが、 この画像を見て、セラピストであれば少し違和感を感じる…

脳卒中者の麻痺側の推進力を改善するリハ介入の有効性

脳卒中者の歩行非対称性は歩行動作を獲得する上で重要な課題の1つになります。 その多くは、…

脳卒中者への短下肢装具における底屈制限が反張膝に与える影響

理学療法士のyukiです。 脳卒中者に対して、短下肢装具を用いた治療法は脳卒中ガイドライン20…

モーメント戦略で考えるトレンデレンブルグ歩行とデュシャンヌ歩行の見方

トレンデレンブルグ歩行は一般的に”股関節外転筋群の筋力低下”と説明されることが多い歩行…

脳卒中者の足部機能と足趾変形

足底腱膜の話しに行く前に、足部の内在筋を整理します。 足部内在筋 ・足背側の筋群:短趾伸筋、背側骨間筋 ・足底側の筋群:短趾屈筋、短母趾屈筋、母趾外転筋、小趾外転筋、母趾対立筋、小趾対立筋、虫様筋、足底方形筋、底側骨間筋 上記で構成されています。 この中で歩行時に特に重要な筋群は足底筋群であり、内側縦アーチの形成や足趾の転がり運動の制御系に関与すると言われています。 それぞれの筋を歩行周期でまとめると下記の通りです↓ MStの前半:小趾外転筋や短母指屈筋、短趾伸筋