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春が近づいてくるとくるりを聴きたくなる。

雨の日曜日、退屈な休日。
くるりでも聴こうかな。
犬を洗って、それからパンを焼こう。
どちらも湿気の多いこんな日には不向きですけれども。

“雨降りの朝で今日も会えないや何となく
でも少しホッとして飲み干したジンジャエール
気が抜けて”
ばらの花 くるり 
発酵前の五穀ベーグル

パンの発酵を待つ間、本を読む。
5つのバンドのフロントマンが語る
『バンドとは何か』
ウェブサイトの記事を紙で読む贅沢。しかもハードカバーだなんて。

5人ともすごく好き。

マイヒーロー、バンドの人たち。
ずっと憧れの人たちから、溢れ出る言葉を一滴も零さないように、全身全霊に沁み込ませてゆく。
インタビュアーの奥野さんと同じように
『ああ、』と納得して受け止めて。

眼鏡のない岸田さん
暗いトンネルの向こうに、青く明るい空がぱぁーっと広がってる。そういう絵を、ぼくたちは、くるりで、描いてきたのかもしれない。
バンド論(くるり岸田繁)

この岸田さんの言葉で、くるりの音楽から感じる鉄道風景の正体はこれだったのですね、と腑に落ちたのです。
鉄道好きの岸田さんに勝手に親近感を抱いていたのですが。
ああ、好きが加速してしまいます。

ロックンロールはやさしい

最後に登場したこのお方の記事。
ああ、ホントにもう。
カッコいい、それだけでじゅうぶんですよね。

ロックは人間がつくって、人間がやって、人間が感動してるんだ。間違っているかもしれないけど‥‥コレデイイノダ!
バンド論(ザ・クロマニヨンズ甲本ヒロト)

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