新人投資家の戯れ言~その7「つみたてNISA」
投資で得られた利益は、配当所得として所得税と住民税がかけられます。その税率は20%(復興特別所得税分を除く)と、かなりの高額です。100万円の所得に対し、20万円余が引かれる計算です。
そこで2014年に、一定額までなら税金がかからないNISA(少額投資非課税制度)が設けられましたが、さらに制度を使いやすくするため、18年から「つみたてNISA」がスタートしました。
積立投資に特化した制度で、年間40万円の投資までは配当所得が非課税となり、その保有期間が最大20年間となります。つまり、最大で800万円までは非課税の優遇を受けられるのです。
毎月換算だと約3万3千円となりますので、積立額としては手ごろとも言えます。預貯金に利子が付かない超低金利時代の中で、資産形成に投資を活用してもらおうと、国が主体的に奨励している制度です。
つみたてNISAは、全ての投資信託に使えるわけではありません。長期の積立や分散投資に合ったファンドから、一定の要件を満たすものに厳選されています。私のような初心者でも安定的な運用が期待できるわけです。
ただし、全てのリスクを回避できるわけではありません。また、短期間で利益を上げようという人向きでもありません。「気が付いたら貯まっていた」くらいの感覚でいるのがちょうどいいようですね(つづく)
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