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オヤジの思ひ出話~第53話「正月の一家団欒」

今週は久々に「オヤジの思ひ出話」を書きます。

2024年の元日、能登半島地震が起き、正月のお祝いムードを一変させるような甚大な被害となりました。10日以上たっても被害の全容が分からず、避難している方も多数に上っています。

正月といえば、家族や親族が一堂に集い、昨年1年間の平穏無事に感謝しながら、新年の顔合わせを喜び合うという光景が目に浮かびます。私の家でもささやかながら元日に新年会をやっています。

1990年代までは、毎年元日に母方の祖父母が来てくれました。同じ自治体に住んでおり、母は時々実家に顔を出したりしていますが、それでもお正月にみんなが顔をそろえるのは格別な思いがあります。

なぜ、祖父母が来るようになったのかは分かりませんが、母はきょうだいの中で唯一の女性であること、そして私が祖父母にとっては初孫だったこと、あとはもろもろの事情があったのかもしれません。

90年代には祖父母ともに80歳を超えていましたが、二人ともお元気でした。とくに祖父は病気らしい病気もなく、当時は家庭菜園の畑仕事を楽しんでいたほど達者でした。

祖父はふだん口数が多くありませんが、酒が入ると陽気になって宴席を和ませてくれます。宴席がひと段落すると、決まって家族マージャンを楽しむというのが元日の過ごし方だったのです。

2001年に祖母、2002年に祖父が相次いで天寿を全うし、新年会は家族が揃うだけとなりました。それでも、毎年顔合わせができることには改めて感謝しなければなりません。


★土曜日の定期連載コラムは、「土曜雑感」と「オヤジの思ひ出話」のどちらかを載せていきます。お休みすることもありますのでご了承ください。


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