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オヤジの思ひ出話~第64話「2006年7月豪雨」

山形県や秋田県で特別警報が発令されるような大雨災害が発生し、甚大な被害が出ました。まずは、被災された方に心よりお見舞い申し上げます。

7月の災害で強く印象に残っているのは、2006年7月豪雨災害です。これは諏訪地方など長野県中南部に梅雨末期の大雨が降り続き、各地で土砂災害に見舞われたという災害でした。

岡谷市では少なくとも2カ所で大規模な土石流が発生し、8人の方が犠牲になりました。諏訪湖の氾濫などもあって湖周の鉄道・道路網は寸断され、2~3日ほど主要交通がマヒしてしまいました。

あの時の大雨は、1時間100ミリとかの猛烈な雨が降ったわけではなく、数日前からずっと雨が降り続いたところに、1時間30ミリほどの強い雨が降って土砂災害が頻発してしまいました。

当時、新聞社に在職して下諏訪町を担当しており、少し早めに出勤したのですが、町内を流れる砥川が橋の下ギリギリまで流量が増えているのを見て、とても恐ろしかった記憶があります。

さらに取材で水に浸かった諏訪湖畔に出向いた時には、側溝が分からずに足を取られ、肩までずぶ濡れになってしまったのです。あれがもっと深かったら、ひょっとすると命が無かったかもしれません。

下諏訪町は人的被害こそなかったのですが、町内の河川氾濫によって多くの建物に被害が及びましたし、その後何日も生活面(ごみ収集など)で町民に大きな影響が及びました。

あの時「諏訪湖があるので浸水被害は出るだろうが、諏訪で土砂災害が起きるとは思わなかった」と感じていました。でも、現実には大災害が発生し、その後も土砂災害は後を絶ちません。

地球温暖化によって、気象がどんどんと変化しています。いつ、どこで、とてつもないような豪雨に見舞われてもおかしくありません。台風シーズンにも入っていきますので、余計心配になります。

備えあれば患いなし、この言葉に尽きるでしょうね。


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