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オヤジの思ひ出話~第63話「政見放送と泡沫候補」

東京都知事選挙が明日投票日を迎えます。東京都民ではありませんので、私は有権者ではないのですが、何かと話題豊富な選挙なだけに、久々に選挙ウオッチャーになってしまいました(苦笑)

私の関心事は「誰が勝つか」ではなく、有力候補(これはマスコミが勝手にチョイスしているだけ!)以外の50人余にのぼる「マスコミが取り上げない候補者」たちなのです。

ブログ「気まぐれトーク」では、連日のように都知事選について書かせていただいています。よかったらご覧ください。
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さて本日の本題である「政見放送と泡沫候補」です。
そもそも、私が選挙ウオッチャーになったきっかけが、1986年(昭和61年)の参議院議員選挙でした。

注目したのは旧全国区にあたる比例代表区で、自民党などの大政党にまじって様々な主義主張を持つミニ政党が乱立していました。その政見放送をビデオ録画して何度も見たことから始まっています。

当選者を出したミニ政党としては、青島幸男氏らの第二院クラブ、青木茂氏らのサラリーマン新党、野末陳平氏らの税金党がありました。知名度の高さやブームに乗ったことが勝因だったようです。

一方で、いわゆる泡沫候補と呼ばれたミニ政党もイロイロありました。明らかに右翼と分かるような団体もあれば、典型的な極左のグループもありました。さらには宗教団体も出ていましたね。

宗教団体といえば、オウム真理教も1990年に真理党として衆議院議員選挙に出馬しています。奇妙なパフォーマンスが話題になりましたが、麻原彰晃含む全員が供託金没収の惨敗を喫しました。

話を戻して1986年の参院選。泡沫候補のミニ政党の政見放送は、何度見返しても面白くてしかたありませんでした。もちろん、立候補者たちは真剣なわけで・・・だから余計に滑稽だったのかもしれません。

そのなかでも強烈な印象を残したのは、伝説的な泡沫候補の一人・東郷健氏の雑民党。政見放送での差別用語論争や聾唖の方の無言の放送など、いろいろな意味で一石を投じた人物でした。

3年後の1989年の参院選には、さらに多くのミニ政党が登場しました。アントニオ猪木さんが当選したスポーツ平和党も、この選挙が初お目見えだったわけです。さすがは抜群の知名度だと思いました。

思い出は尽きないわけですが、そろそろ1000文字に達しようとしているので、このあたりでおしまいにしておきましょう(笑)


最後に、都知事選の立候補者たちについては「マスコミが取り上げない候補者」と呼び、泡沫候補とは書かないようにしました。泡沫候補という言葉は、マスコミが作り出した差別用語だと分かったからです!


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