土曜雑感 vol.114～本日のテーマは「年度末」です
フリーランスの身になってみると、３月末にさほど特別な意味を感じることはないのですが、官公庁や学校ではこの時期が１年の締めくくり「年度末」として、重要な節目となります。
新聞社在職中は、３月に入ると人事往来が最大関心事となってきます。とくに官公庁では、定年退職する人が事前に分かりますし、幹部職員のポストが幾つ空くかも見えてきます。
つまり、「誰が昇格できるのか」という関心です。市役所なら部局長、町村役場なら課長が、地方公務員のポストとしては最高位になります。すべてとは言いませんが、目指している人も少なくないでしょう。
地方ローカル新聞なので、官公庁の内示が出た時には名簿を載せるとともに、新しく幹部になった職員の顔写真を撮ります。昇格を得た方々ですので、どこか晴れ晴れとした表情に見えてしまいます。
もちろん、人事往来には悲喜こもごものドラマがあります。同期なのに昇格で先を越されれば、面白くないでしょうし、ましてや後輩に追い越されたとなれば、心中穏やかでないのも分かります。
新聞社も会社ですから人事往来は当然ありました。ただ、記者という仕事は「技術職」という側面もあるので、肩書は関係ありません。それに「社長以外はポストに意味がない」と思っていましたので（笑）
そして今のフリーランスは、組織で働いているわけではないので、人事往来とは全くの無縁。したがって、年度末であっても特に意識することもなく、日々淡々と過ごしているわけです。
早いもので来週の土曜日は４月になります。年度末は意識しなくても、年度初めはスタートという意味もあってか、ちょっと意識したくなりますね。
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