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目指せ!介護の職人~第6話「身体介護は繰り返しで覚えよう」

就労支援訓練「介護福祉科」の2ヵ月目となる今週から「実技」に入っていきます。講義が中心ではありますが、実際に身体介護の方法を「頭と体」を使って学んでいるところです。第6話は「身体介護は繰り返しで覚えよう」のタイトルで書きます。


先週は水曜から日曜まで5日間休んだ。そして、休み明けの教室に現れた複数の訓練生が、髪の毛をカットしていた。心機一転というわけでもないが、私もバッサリと切った。「休みを利用して理美容室に行く」という発想は同じみたいだ(笑)

さて今週と来週は月~金の5日間連続訓練で「実技」をしっかりと勉強する。身体介護を中心とした介護技術について学ぶわけだが、あえてテクニカルな部分を言わせてもらうならば、一つずつの介助動作には根拠があることを理解しなければならないのだ。

例えば、「寝ている人が、前あきボタンの上着を着る」という整容の介助では、患側(まひしている側)から袖を通したあと、「袖口から肩や、背中のラインをきちんと決めれば、スムーズに着られる」といった感じ。文字に書いて説明すると難しいのだが・・・。

ただ、講師の先生は「こうした技術は回数をこなせば出来るようになる」とし、それよりも大事なのは「何のための介助なのかを考えること」だと強調した。つまり、服を着替えるという行為は、自立支援のための手段であり、その目的(目標)こそが重要だという。

そのことは十分分かっているつもりだが、今の私たち訓練生には、その前提となる「介護技術の裏付け」が不足している。だからこそ、四苦八苦しながらテクニカルな部分を懸命に学んでいるところなのである。
「実技」は来週も続く・・・

※カット写真は、旅先のお気に入り風景を適当に選んでいます。介護職とは関係ありません(笑) このコラムはブログとnote共通です


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