新人投資家の戯れ言~その3「超低金利と震災支援」
本日は投資から少し外れ、資産形成の一手段である預貯金について語ってみたいと思います。長い社会人生活の中で地道に築き上げてきたのが預貯金で、その種類も様々なものがありました。
新卒入社後、間もなく始めたのが「財産形成貯金(財形)」でした。経理の方に勧められるがままに、気が付いたら手続きを終えていたのです(苦笑)以後、給料や賞与から常に天引きされていきました。
一般財形だったので、いつでも引き出せましたが、必要に迫られる場面もなかったので一度も手をつけませんでした。退職時に残高を確認したら、まさに「塵も積もれば山となる」という恩恵を受けたのです(笑)
財形を始めて10数年くらいは金利も高かったので、貯金額が増えるほどに利子も大きくなっていました。当時の金利が今も続いていたら、おそらく資産運用など考えなかったでしょう。
預貯金が全く増えない超低金利に突入し、定期預金や積み立てに関心がなくなった頃、地元金融機関が東日本大震災の「復興支援特別金利定期預金」のキャンペーンを始めたことを知りました。
契約金総額から一部を被災地に寄付(金融機関負担)するもので、預金者は間接的な支援ができます。金利が上乗せされた定期預金だったので、昔ほどではありませんが、預金者にもメリットがある商品です。
眠っていた普通預金があったので、早速申し込みました。金利目当ての側面よりも「少しでも被災地のためにお役に立ちたい」との思いが強かったのです。ただ、以後このような趣旨の商品には巡り合えませんでした。
こうして資産形成してきた預貯金でしたが、超低金利の時代では、減ることはなくても増えもしません。そこで「資産運用」すなわち投資への挑戦を始めることにしたのです(つづく)
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