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あけましておめでとうございます

年末まで、慌ただしく過ごして、元旦から今日まで少し体調を戻しつつ過ごしておりました。

今年は、2024年スタートして始めから辛いことばかり起きましたね。
元旦に、大地震が起こり、飛行機の炎上があり。
なかなか気持ちがソワソワして休まらない日が続きました。

私ごとですが、5年前に離婚し子供2人とこの邑南町に帰ってきました。
10月に帰ってきて、年を越し、4月に娘が入学というタイミングで、我が家が火事になり、40分で全て焼けてしまい。何もなくなってしまいました。
ほんとに、身一つで飛び出したから何も無い状況に家族で戸惑う日々が続きました。
幸い、子供も親も私も何とか逃げることができて、親戚のお宅に住まわせてもらうことができました。


私は、車を動かそうと鍵をまた焼けてる家の中に取りに行き、何とかお金もある程度用意する事も出来たので、とりあえずの物は買うことができました。
私が、車を動かしたりしている間、子供達は私の外に逃げなさい!の言葉に自らの力で外に出て立ちすくんでいたところを祖母に連れられ他の場所に逃げることができました。
私の父は、燃える家を見て呆然と立ち尽くしていました。
自分で建てた家であり、育ってきた家だったので、何とも言えない表情でした。

服を着替えようにも、着替える服はないし、夜中0時に起きたことだから、みんなパジャマのままだし

だけど、うちの火事を知り沢山の知り合いや、消防団、消防士さんが懸命に消火活動をして、避難している家に知人達が交代で物資を届けてくれました。
なんかいるもんない?食べるもんある?
ここに住んでいいよ。皆んな怪我ない?と
沢山の温かい言葉をいただきました。

何日か経って、洗濯物を干そうと思って洗濯物を持ったけど、あ、ハンガーってないんだ。
当たり前にどこにでもあるものがないんだ。
そんな日々が続きました。
いまだに、あれあったよね?って母に言われて、いやそれは前の家にあったもんだよってまだ頭の中にはあると思ってるんです。

今、この幸せがあるのもあの時沢山の人に助けられたおかげだと思ってます。
今でも思い出すと、人の温かさに涙が出ます。
そして、幸いなことに家族皆んなどこも怪我せずここまで来れたこと。
ほんとに奇跡だと思います。

だから、今回の地震で被災された方やそこに携わっている関係者の方々、
皆さんの思いが、すごく伝わる。
テレビでしかわからないですが、突然起きたことにどーしたらいいのかわからない気持ち、必死に逃げる気持ちすごくわかります。
私も、火事の次の日現場に行って、本当に無くなったんだと涙が止まりませんでした。

それと同時に、火の威力自然の威力も肌で感じました。

今、自然の獣たちを相手にしていると本当に思うことは、自然の力は計り知れないんだなと。
想像以上のことを、平気でしてくるんです。
相手も生きるために。
だから、感謝でしかないんです。
感謝していただく。

私に出来ることは、小さなことでしかないけど、忘れたらいけないことだと思って毎日向き合っています。

ご冥福をお祈りします。

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