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マイホムの設立趣意書

myhm広報

私が住宅業界に入ったのは2008年でした。一言で、衝撃でした。 ソフト、ハード両面においてお客様は業界の常識を押し付けられていました。 まずソフト面、3000万円もの高額な買い物であるにも関わらず、お客様はそれに相応しいサポートを全 くと言って良いほど受けていませんでした。 接客時もパーソナルな提案を受けることはほとんどなく、また、契約後もらう、重要事項説明書、売買契約書、請負工事契約書、毎週行う打ち合わせで生まれる膨大な検討資料、検討図面、住宅ローン手続きで生まれる書類、図面が確定後の申請書類、各種設備、建材の資料や確定仕様書、着工が始まれば撮る膨大な写真、 引き渡し時には、銀行からさらにたくさんの契約書を受領し、住宅会社からも生活の資料や取扱説明書、メ ンテナンスの手引き、各種保証書など、段ボールいっぱいの書類群をすべて紙で渡されるのが現状でした。

お客様は家を創る、購入する時、来店まではSUUMO、HOME’S、インスタ、口コミ、その他建築系各種サ イト、あらゆる情報を”ネットで検索し”住宅会社を選びます。 しかし、来店してからは、あらゆる書類や手続きはアナログに戻され、ひたすら紙を渡されるのです。けれどそれでも私はまだ2013年まではその課題を重く受け止めていませんでした。そんなものなのかなと。

しかし2014年、自邸を建築することになり、状況は一変します。
生まれて初めてお客様側にたった時、信じられないぐらい不便だったのです。
腹立たしさすら覚えました。 このままではだめだ、お客様の家創りに紐づく情報管理の仕組みを生み出さなければならない。そこで住宅購入を取り巻く環境に目を当てました。そこで気づいたことがありました。
国の施策、大企業の施策、建材メーカーや業界自体の施策も、すべて取り組むのは”家本体の機能”を良くすることばかりでした。 お客様が家を買う、家を創るという”体験”をよりよくしようとする施策は何一つなかったのです。
人は家を建てる行為がしたいのではありません。
そこで生まれる素晴らしい暮らしを夢見て、それを実現するための空間としての家を創るのです。そしてそれは同時に人生初めての”資産”を持つという行為です。
私は、日本中の人が家を創る時の”体験”を変えたい。そして各人が自己資産を、資産にひもづく情報を簡易に、便利に管理できる未来を創らなければ、そう強く感じ、開発にかかりました。

私は思います、住宅業界はハウスオーナーをもっと幸せにすることができる。 そしてそれは、他の業界と大きく異なり、日本全国の家の75%を、大企業ではなく中小零細ビルダーが作っ ているという現実に照らし合わせた時、私はこの中小零細ビルダーの支援こそが日本の住宅のサービスレベルを一段、いや数段引き上げると確信しています。

この業界を変えるのは私を含めた、約3万社の中小零細ビルダーなのです。
マイホームアプリmyhmを、全国の中小零細ビルダーを日夜支援しているFC本部や地域の建材商社にも提供することで、彼らをも支援したい。

今、中小ビルダーに必要なのは、商品ではなく、戦略なのです。 ツール単体ではなく、ツールとその活用法なのです。 私は、myhmにより、日々キャッシュフローに悩まされながら、それでも成長しようとあきらめず、一方で優れたマーケッターもマーケティングノウハウも持たない、そんな全国約3万社を助ける、またもっと 幸せに便利になって良いはずの毎年生まれる何十万人ものハウスオーナーを支えたいのです。

それを叶えることができるのは、国でもなく、大企業でもなく、皆と同じく一中小ビルダーとして戦いながら、住宅市場の、そしてハウスオーナーのあるべき理想と現実との乖離を解決できるのはUXテクノロジーであると気づいた私たちであると確信しています。

住宅業界における、大きな社会課題をmyhmが解決できた時、今までに類を見ないプラットフォームサービスになるであろうし、そしてこのサービスは、日本中のハウスオーナーに新しい体験と価値を提供することができるのです。

私たちは、住宅という「商品」にイノベーションを起こすのではなく、家を創る、家に暮らすという「体験」 をUXテクノロジーの力で魅せたいと思います。

株式会社マイホム 創業者CEO
乃村 一政


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株式会社マイホムの公式noteです。家づくりでくらしの想いをカタチにするところから引き渡しのあとまで、ずっと一緒に寄り添うマイホームのアプリ「マイホム」を展開している、住宅テック・スタートアップです。 https://myhm.co.jp