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初のコミケサークル参加、当日の振り返り

こんにちは。Miyagawaです。
先日開催されたコミックマーケット100に、サークル「Miyagawa Design」として初めてのサークル参加しました。

頒布したのは、TVアニメ『神のみぞ知るセカイ』シリーズの英単語帳『God Only Knows 攻略超特急 神のフレーズ』です。

↓本の詳細はこちら

成果を簡単にまとめると、

  • 20冊刷って1冊1000円で頒布。

  • 午前に1人、午後に1人が買ってくださり、合計2冊売れた。

  • 10人以上の人に立ち止まっていただけた。

↓成果報告の記事はこちら

コミケ初のサークル参加で順調な滑り出しだったと思っています。
『神のみぞ知るセカイ』の作者である若木民喜先生作品のオンリーイベント「落とし神 Fall in love FLAG 11.0」が来月、9/19(月)に開催されます。それに参加予定なので、参加に向けて良かった点と反省点を振り返って残しておきます。

これからコミケにサークル参加してみたいと考えている人、そして未来の自分自身、必読です。

良かった点

① 告知・宣伝が機能した

告知・宣伝なくして、2冊買っていただくことはできなかったと思います。
買ってくださった2人はどちらも、一直線に弊サークルまで来てくださり、見本やPOPにも目もくれず、迷うことなく「1冊ください」と言ってくださいました。
事前に弊サークルを知って、『神のフレーズ』を絶対に買うと決めてくださってたに違いありません

告知・宣伝をしたのはコミケwebカタログ、Twitter、noteの3つです。

  • webカタログに6人のお気に入りがあった

  • Twitterのフォロワーに神のみオタクはおらず、ツイートが拡散されていない

  • noteはコミケ前日に投稿した

以上のことから、webカタログで知ってくださった可能性が高いです。
Twitterなど色々と告知の場所はありますが、まずは基本に忠実に、カタログに情報を充実させることが、知っていただく第一歩ということなのでしょう。

② 設営とPOPが良かった

こちらは立ち止まっていただけた要因です。
当日、設営したスペースとPOPはこんな感じです。

敷布を敷き、本を立てる。寂しい空間ができないようにする。
こういう基本的なことが大事な気がします。

隣近所のサークルさんは机の上に立体的に設営していたりして、座ったままではスペースに来た人とやり取りできないくらいでした。
(ひょっとして、初参加のサークルが見向きもされない問題は、知名度の以前に、机に本置いただけ、みたいな設営に起因しているのかも……?)

特に、机に貼ったA3×2枚のPOPは効果があったと思います。
同人誌はB5サイズも最も多く一般的ですが、『神のフレーズ』は新書サイズなので、他の同人誌とくらべて小さいです。実物を展示してもあまり目立たない問題を、大きめのPOPがカバーしてくれました。
実際、立ち止まってくださった方はPOPをじっくり見ておられました。

ちなみに、コミケをはじめとした同人誌即売会では、1スペース幅90cmが一般的なので、A3を横で2枚並べるとちょうどいいです。A3の長辺が42cmなので、2枚で84cmという計算ですね。
A3ならコンビニのプリンターで手軽に印刷できるので、利便性としても文句なしです。POP制作が前日とかでも、駆け込みで印刷できます。

設営のレイアウトは、事前にIllustratorで設計して物の配置を考えていた(下図)ことも、良い設営に繋がりました。当日の設営もスムーズになるので一石二鳥です。

上から見た図                 正面から見た図

③ 配置が良かった

こちらも立ち止まっていただけた要因です。

まず前提として、コミケのサークル配置には、
島中、お誕生日席、壁、シャッターの4種類があります。

同人用語だらけなので、「何言ってるかさっぱり分からん!」という場合は、↓の動画がよくまとまっているので見てみてください。
簡単に言うと右に行くほど、人が多く来るであろう人気サークルとされます。

当然、初参加であれば島中に配置されるのが普通なのですが、今回は下の図のように、お誕生日席に配置されるという謎の優遇配置でした。

お誕生日席は図の通り、通路2つに面しています。街中の店舗にたとえるなら、交差点の角地への出店です。これ恵まれてますね。好立地です。
つまり、人通りが多く人の目に留まりやすいので、POPで訴求できる人が増えたことが功を奏した、といえそうです。

配置は自分で選べるものではないので再現性には乏しいですが、来る人が多くなればお誕生日席に配置されやすくなります。
今回、お誕生日席の効果を実感でき、恩恵があるんだ、と分かったので、お誕生日席の常連になれるように頑張っていくことは十分に意味があると思います。

反省点

① 宣伝が遅い👺

良かった点として「告知・宣伝が機能した」と書きました。確かに機能はしましたが、もっと機能させることができたはずです。

告知・宣伝に関して、やったことを振り返ると

  • 6/10 コミケ当選

  • 7/26 webカタログ更新
       サークルカットツイート

  • 8/8 告知画像ツイート

  • 8/12 note投稿とそのシェアツイート

当選から1ヶ月半、何の動きもなかったのが一番の反省です。

買ってくださった2人は事前に買うと決めてくれたであろうことから、刺さる人にはとことん刺さる、知った以上は買わざるを得ない本なのかもしれません。それであれば、もっと早くから入念に告知して、1人でも多くの『神のみぞ知るセカイ』ファンに知ってもらえるように工夫すべきでした。

告知・宣伝が遅くなった理由として、

  • 当落以降、原稿作業にかかりっきりだった

  • 表紙ができておらず、宣伝画像が作りにくかった

この2点があります。これらの根本原因は、告知・宣伝のことをスケジュールに考慮できていなかったことです。

告知・宣伝を考えてスケジュールを立てる。次回に向けた自戒とします。

② POPに本の中身を載せた

「効果があった」と書いたPOPですが、見直すべき点もあり、POPに本の中身は載せるべきではなかったです。

A3のPOP(右側)に誌面をデカデカと掲載しました

中身を見せるPOPは珍しいので、目を惹いたかもしれませんが、立ち止まってくださった人が、見本を手に取る意義を奪ってしまっています

その場で興味を持ってくださった人が買ってくださるまでの行動は、

  1. スペース前で立ち止まる

  2. 見本を手にとって中身を見てみる

  3. 欲しいと思ったら買う

という流れです。

今回のPOPは1番に対する効果は高いものの、2番に対する効果はかなり低くなってしまいました。
今後、立ち止まってくださった人が、見本を手に取ってもらうことを考えた設営が必要です。

まとめ

以上、良かった点と反省点をまとめて次に活かすには、

  1. 当選したらすぐにwebカタログを更新する
    それを考慮したスケジュールを立てて、表紙などを準備しておく。その後、継続的にTwitterやnoteで発信する。

  2. 参加者の行動を考えて、A3サイズのPOPを作る
    通りすがりの人を立ち止まらせることと、見本に誘導することを意識して制作する。

この2点が大事です。
自分で書いて自分で驚いてますが、2番なんてデザインの考え方そのものですね。

Miyagawa Designの今後

このnoteを読んで、Miyagawa Designと『神のフレーズ』に興味を持ってくださった方へ
9/19(月)開催の若木民喜先生作品のオンリーイベント「落とし神 Fall in love FLAG 11.0」に参加します。

コミケ同様、『神のフレーズ』を頒布予定です。よろしくお願いします!

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