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【子どもの脳脊髄液減少症】02 最初の事件

なんと長女は万引きをしてきました。これで家族は大パニックに。

この時、すでに妻は長女の習い事にも顔を出さなくなっていました。他の子に比べて積極的に参加しない我が子を見たくない、と言っていましたがそれが本当の理由かはわかりません。 妻と長女は本当にうまく行っておらず、長女は自分にべったり、妻は長女を「自分と合わない」と言うふうに言っていました。 もうすでに万引きのような大事件に対応する気はなく、話は聞くもののどうしていいかわからない、といった感じでした。

父親の自分は、というと、この件はまず店に謝りに行き、キチンと叱り、対応はしたわけですがこの子はどうなってしまうんだろうな、とうっすらと思い始めました。 

小学校1年生のときは学童やベビーシッターさんとピアノに通っていたのですが、自分で買い物に出たりする機会はなかったので事件は起きませんでした。ただ家に帰ってくるころには疲労困憊でした。

2年生になると、お小遣いを渡して買い物に行けるようになり、そこでまた万引き事件が起こりました。持ち物の整理整頓ができていないので、必ずバレるわけですね。警察署まで引きずっていきみっちり説教して収まったかに思いました。

このころ妻は救いを求めて心療内科に駆け込みました。初診でWISC-5の心理テストをした後、発達障害などではない、とわかると、また自分にまかせて行かなくなりました。

この時、私はもう認めるしかありませんでした、自分は親として極めて劣悪だと。 長女が問題を起こしたときに手を挙げたこともありました。長女が問題を起こすのは、彼女に問題があるのであって、彼女の生活や意識の変化でそれを改善しようと取り組んでいました。しかし、それ(だけ)では無理で、親として、彼女にその時までよりずっと寄り添う必要がある、と考えました。ただ、父親として、長女は僕に十分懐いていて、それ以上どうしていいかわかりませんでした。

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